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2007年04月21日
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テーマ: お勧めの本(7417)
カテゴリ: カテゴリ未分類
ヤマネコ号の冒険 

機帆船ヤマネコ号をチャーターし、イギリス海峡航海に出るため老水夫ダックを雇う。ところが宝のありかを知っているダックを追う悪漢が、黒い船でヤマネコ号を追いかけてくる。海洋冒険ロマン。


アーサー・ランサム ぶっちがい旗.gif





この物語は、ツバメたちとアマゾンたちが最初に出会った年の冬休みに、フリント船長につれられて行ったノーフォーク・ブローズの船の中で創ったお話。シリーズの中ではファンタジー&アドベンチャー色の濃い物語となっています。

宝島


「ヤマネコ号の冒険」は、ツバメたちとアマゾンたちとフリント船長が、老水夫ピーター・ダックの若い頃に得た、<海賊のお宝>のある島の情報を元に、カリブ海の島まで航海する、さらに宝を狙って悪漢ブラック・ジェイクが絡んで、、という、シリーズのほかの作品とはまた違った、古典的で雄大なおはなしとなっています。

それに、カリブ海といえば大人気映画の「パイレーツ・オブ・カリビアン」。あの冒険アドベンチャーのイメージが浮かび、ワクワクしました。

宝箱


1作目、2作目の「北のみずうみ」での物語は、小帆船を乗り回し、島でのキャンプ、釣り、海戦ごっこ、荒野をハイキング、山登り、、冒険というよりも休暇。日常生活から、すこし飛躍した2週間の夏休み。休暇の過ごし方として、健全でリアル。現代人の自分からはとても贅沢な過ごし方でしたが、ファンタジー要素がない点で堅実なお話と思われました。

3作目は舞台が「北のみずうみ」から大西洋への大冒険。船もフリント船長のスクーナー船と、スケールが大きい点が楽しめます。でも、ランサムファンの間では、ファンタジー要素が濃く、実際の子供たちの冒険談ではない、創作話”フィクション”という点で、評価はいささか低いようなんですね。実際、ランサム自身は、カリブ海へ行ったことはなく、ツバメ達のモデルのこどもたち、アルトゥニアン家の子供たちに会いに、イギリス海峡を下って地中海経由でシリアまで行ったことがあり、おそらくそのときの実際の景色や光景が作中で生かされているようです。

でも、違った切り口、アイデアがあってのこのシリーズのおもしろさですよね。2作目でティティの創造の産物の人物だった「ピーター・ダック」。さらに、ジャック・ジェイクのうさんくささは、ファンタジー冒険でしかおめにかかれない人物でしょうね。

スクーナー船


宝探しの冒険物語というとスチーブンソンの「宝島」。実際、アマゾンたちのおじさん、フリント船長の命名も、ここからきているんですよね。ツバメたちの愛読書ならぬ、指南書でもあることが、これまででも語られてますし、著者ももちろん大好きな本なのだろうと思われます。

『宝島』や『ロビンソン・クルーソー』など、海洋冒険小説のファンなら一読されると良いでしょう。。といってもこのシリーズそのものが、帆船や海好きの方の聖なる本なのですよね。


原題の「ピーター・ダック」のままにしなかったのは、有名な「ピーター・ラビット」とイメージがだぶる危険をさけるため、、だったのでしょうかね。





『ツバメ号とアマゾン号』シリーズ
◆◆アーサー・ランサム◆◆全集 ◆◆   岩波文庫

アーサー・ランサム サーガ全集.jpg全集 全12巻

 1.ツバメ号とアマゾン号 Swallows and Amazons
 2.ツバメの谷 Swallowdale
 3.ヤマネコ号の冒険 Peter Duck
 4.長い冬休み Winter Holiday
 5.オオバンクラブの無法者 Coot Club
 6.ツバメ号の伝書バト Pigeon Post
 7.海へ出るつもりじゃなかった We Didn't Mean to Go to Sea
 8.ひみつの海 Secret Water
 9.六人の探偵たち The Big Six
 10.女海賊の島 Missee Lee
 11.スカラブ号の夏休み The Picts and the Martyrs
 12.シロクマ号となぞの鳥  Great Northern?








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最終更新日  2007年04月22日 00時00分29秒


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