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2009年07月21日
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テーマ: お勧めの本(7417)
カテゴリ: カテゴリ未分類




奇妙な原稿が、ある新人賞に投稿された。“私”は友人から応募者の名が「三津田信三」だと知らされるが、身に覚えがない。そのころ偶然に探しあてた洋館を舞台に、“私”は怪奇小説を書きはじめるのだが…。本格ミステリーとホラーが見事に融合する三津田信三ワールドの記念すべき最初の作品が遂に登場。



【感想】

三津田信三のデビュー作「ホラー作家の棲む家」を改題し、
改訂され「完全版」として文庫化。

とにかく怖かった。
ホラー駄目と思いつつ、ついつい。。
それでも、刀城シリーズがあんまり良かったから三津田作品の初期モノにチャンジしてしまった。
いよいよやばくなって、震え上がって、鳥肌、背中ザワザワ、途中で本を投げ出しました。

しばらく手をこすり合わせたり、振ったりして、なにやら払いました。
スプラッター満載なえげつない描写があるわけではないのに、なんなんでしょう。
これが三津田ワールドの強烈さです。
ある人物のある笑いの、擬音が、ゾッとさせるのです!
そう、それに家にはある仕掛けがあって、ワケがわからなくなります。
本筋と、本の中で主人公の”三津田”が連載している『忌む家』の原稿内容が平行して進むことで、読者を翻弄します。


で、途中で逃げましたが、やっぱり、細かいトコロが気になって、結局、読み終われました。
読むなら日中、人のいる所、電車の中とか??でをオススメします。
この主人公”三津田”は、ホラー好きにもほどがありますよ。
こんなゾッとする家によく住めるものです。
変わり者ですね。



この本、『忌館』と、いかにも日本風な題名なのに、舞台となるのはイギリスの”ハーフ・ティンバー風”という家。で、ベースとなる一家惨殺事件も、よく海外映画であるような洋風テイスト。ただ、この様式の家は、作りや内装がとっても素敵な感じです。
玄関を開けると、ホールでそこがリビングに使えて、奥に主寝室のドア。キッチンや水周りのドアもホールからドアで行く。ホールは吹き抜けで二階の部屋はホールを見降ろす廊下でつながっている。結構な面積が必要そうな造りです。


本書では、いろいろなホラーにまつわる文献が出てきます。
主人公が ホラー文学の雑誌編集者だから、当然といえば当然です。
それらの文献は、必ずしも全部実在するわけではないようです。

これなどは、実際に読んでみたくなりますですね。
全部で13巻、13章内容という刊行物で、第6巻以降どうなったのか気になります。
他の本で、触れてたりするのかな? 


第一巻/ロンドン編 
   ・幽霊屋敷探訪 ・切り裂きジャック ・鉄道ミステリ ・怪奇幻想短編小説13篇
第二巻/イタリア編 
   ・イタリア・ショッキング・ツアー ・ダリオ・アルジェントmのホラー映画13本
第三巻/パリ編  
   詳細記述なし?  
第四巻/東京編
   「東京の将門伝説を巡る」「円朝の幽霊画を愛でる」「乱歩の東京幻想空間を彷徨う」
   表紙:狛犬
第五巻/京都編 
   表紙:お稲荷様


また、架空の『イギリスの幽霊屋敷』という本も印象深いです。
「繰り返される惨劇の家」「魔女の呪い、一族を滅ぼす」「釘を打つ狂信一家」
この内容が、本書のあらすじに大いに関係してました。


三津田さんの本、他のホラーを入手しましたが、読むのは、しばらく時間をおいてからにします。怖すぎる。連チャンは無理。


「刀城言耶」シリーズ 

第一弾  『厭魅の如き憑くもの』
第二弾  『凶鳥(まがとり)の如き忌むもの』
第三弾  『首無(くびなし)の如き祟るもの 』
第四弾  『山魔(やまんま)の如き嗤うもの』
短編集  『密室(ひめむろ)の如き籠るもの』
第五弾 『水魑(みずち)の如き沈むもの 』

シリーズ以外
『忌館』
『凶宅』





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最終更新日  2010年03月01日 20時20分00秒


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