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「蔭」★



「蔭」

小学校の図工の先生が言ってた
一本の木の葉っぱの色は 一枚一枚違うって
だから緑のクレヨン一色で
塗りつぶしちゃいけないんって

でも やっぱりよく見ると
どの葉もみんな 同じ色で

ただ 光の当たり具合で
微妙に色が違って見えたんだ

私の下に 光が降り注がないのなら
蔭の部分で 自分の色を出していこう
そう誓った 十一の春
緑
illustration... pearl box





例の小学生の事件をきっかけに、自分が小学校のとき、果たしてどんな子供だったかを思い出してみました。

今思えば変な子供やったなぁと思います。
「蔭」という字も好きだったみたいだし。
(当時書いた小説に、確か「未蔭」というキャラが出てきた)
自分をうまく周囲に伝える事ができなくて、もどかしい思いばかりしていました。
でも、十一歳なりに、必死に生きていた記憶があります。


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