品川ダイヤモンドバックス

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2007.02.13
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カテゴリ: プロ野球
オリックスを自由契約となり、移籍先を探していた中村紀洋内野手(33)が15日から沖縄・北谷で中日の入団テストを受けることが12日決まり、入団が決定的になった。近鉄時代に打撃指導を受けた落合監督(当時評論家)の下で、再出発を図る。

落合監督と球団幹部が協議を重ねた結果、ついに中村獲得を決めた。中村はテストを受けることになるが、入団を前提にしたものであることは間違いない。

中日は当初、獲得に否定的だった。落合監督は1月16日、「ウチは獲らない。もし最低年俸だとしてもウチは獲らない。現場もフロントも意見が一致している。本人がやりたいならオリックスでやればいい」と、三塁には森野がいることもあり、獲得を完全否定。古巣への再入団を薦めていた。

しかし、その後も中村の置かれた状況は厳しくなるばかり。一時、ヤクルトの古田監督や、日本ハムのヒルマン監督が興味を示したこともあったが、獲得の動きまでにはつながらなかった。そんな中村にプレーできる環境を与えたいという“人道的見地”から、中日は方針を変更した。

「何度も中村選手の方から、野球がしたいという話は聞いてたし、あれだけの実績を持つ選手を野球ができない環境に置いておくのは、しのびない。野球に対する姿勢もすばらしいと聞いてますので…」と伊藤球団代表は、入団テスト実施に至った経緯を説明した。

中村も厳しい「待遇」に異論を唱える余裕などない。オリックスから自由契約を宣告された以降は日本ハム、ヤクルト、ロッテと獲得に興味を示す球団が浮かんでは消える現実に、米独立リーグでのプレーや浪人まで覚悟した。「チャンスをいただけるならどんな形でも、どこでもテストを受けに行きます」と語るなど、条件面は度外視しても働ける場を求めている。屈辱を受け入れるからには結果を残すしかないと信じている。

落合監督が評論家時代の01年、近鉄・日向キャンプを訪問し、神主打法の神髄を中村に教えた。中村はその年、打率・320、46本塁打、132打点とすべての部門で自己最高の成績を残した。6年ぶりの“二人三脚”。中村がオレ竜軍団で再スタートを切る。

入団場合でも背番号は200番台、年俸400万円に抑える方針だ。昨季年俸2億円の大砲が、わずか50分の1から再スタートを切る。00年に本塁打王と打点、01年には打点王に輝いたスラッガーだが、昨季から1億9600万円のダウンをのみ、再出発を選択した。





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Last updated  2007.02.13 17:26:48


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