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永久凍℃
頂きもの!!
恐れ多くも 蝶々サンから頂いてしまった20000HIT小説です。
超 感激ですよ・・・・!!
こんな文章が書けるなんて、素晴らしいの一言に付すのにも勿体ない!!
もう大ファンです////
ありがとうございます!!
これからもよろしくです!!(ぁ
例えばあの人がバラだとして
あたしはその辺にある雑草で
あの人がもしもフルコースのフランス料理だったなら
あたしはきっと納豆ねばねば口の中
庶民的なあたしと貴族的で悪魔な君
例えばなんていうの、トンビがタカを生む?いやいやいや、全然違う。蛙が蛇に恋をする。そう、正に正にそんな感じ。別に天敵ってわけでもないけどさぁ。でもでもでも、世界違うっていうのは本当の話。彼は県内でも、違うなぁ全国でもTOPクラスのT大付属高等学校。それに比べてあたしは偏差値を58から61をフラフラフラフラ行ったり来たりの県立高校。どうすんのさ、馬鹿のあたしが話しかけられる雰囲気でもない。電車内で彼の近くに立てたら幸せなのさ。多くを望んでも、きっときっと無駄だって大きく大きく解ってるからね。それだけで良かった。本当にね、まぁあわよくば肩がぶつかり合って「すいません」みたいに会話を出来ればラッキーみたいな。眼が合うだけでそれだけでその日1日がハッピィデイとか。
そんななんだか、可愛らしいというか軽いストーキング行為というかとにかく満員電車の中それだけが唯一の楽しみのはずだった。のに。神様はあたしにチャンスをくれたのか、はたまた地獄をくれたのか今となってはわからない。
今日もまた電車に揺られ、人の波に揺られ、つり革にぶら下がってるあたし。彼の学校がある駅に着く。学校から解放された学生たちはみんなほっと一息。そんな感じにも見えた。大勢の人の中から、「彼」を探す。いつもの前から3番目の、売店が近くにあるドアから入ってくる筈だ。キョロキョロ周りを見渡すと、一際光る存在あり。だけど、あろうことかT大付属高校と並んで、有名なO女子付属高校の制服を着ている女の子が隣にいた。中肉中背。違うなぁ、平均と比較して明らかに細いふくろはぎと太もも。太ももなんて、もしやあたしのふくろはぎ位の太さか、というくらいの勢いである。髪の毛は茶色くて、ベージュのカーディガンが可愛らしい。髪はゆるく束ねて、ゆるく巻いてあって。綺麗だ。可愛いくて、ぴったりとくっ付いてるそのさまはとても、とてもお似合いで。ぎりりと唇を軽く噛む。そして見たくない光景だと脳が認識し、視界から遠ざける。
ガヤガヤとした電車内の中。初めて見ているだけじゃあ駄目だと悟った。気付かない、気付かれるはずのないこの思い。王子みたいなあの人の風貌にはモデルみたいに可愛い子が傍にいた方が普通だとそう自分に言い聞かせて。
今日は朝。まだ空いている車内の中、あたしは1人今日も立つ。同じ定位置、この場所で。まばらに人が座っているだけなのに、待ちわびて、待ちわびているのだ。彼女が出来たかもしれないあの彼を一目みたいがために、失笑を買うような涙ぐましい努力をしている。あたしは、別にかわいくもない。ぶすではないとは思うんだけど。普通だ、だから好きな人を見るためにこうやって待つことも恋する女の子にとっては、凄く自然なことだと思うのだ。こんな想いの内、彼は一笑を付してゴミ箱へ捨ててしまうだろうか。胸が苦しくなった。存在を少しだけ知ってもらえばいい。本気でそう思った。目線が合わなくとも、近くのぶら下がっている広告を見ているのだとしても、ほんの少し近くに感じられたらと思うのだ。次は彼が乗って来る駅だ。プシュー、とドアが開く。車掌さんのヘリウムガスを吸ったような変な声。今日は女の人か?とりあえず、探す。眠そうな顔をしているところ、うつらうつらと壁に寄りかかっているところ。見たい、彼女がいても良いから。今日は、違う制服の男の子とハイタッチをしながら、朝なのにやけにハイテンションで彼はやってきた。胸元を緩めて結ぶネクタイや、笑うと細くなる眼、赤に近い茶髪。胸がドクンドクンと脈打つ。見ているだけで、恋に恋しているわけでなく本当に好きなんだなと実感させられる。好きで、好きで。だけど脳内ちらつくゆる巻き彼女。笑顔全開、名前すら知らないというのに。聞ける勇気すらない自分が馬鹿に思えた。ほんのちょっと2,3歩近づけば触れる距離にいるというのに。これ以上やるせない気持ちになりたくなかったから、外側の景色を見ながら、次来るだろう人波がくるのを待った。
その日、今まで見る事だけが楽しみな憧れの恋から手に入れたい苦しい本気の恋に変わっていった。帰り道、別に知り合いでもないと思われる女の子が彼の隣のつり革に手を伸ばしているのが目に付いた。今までは、周りなんか見なかったのに。その光景を見た途端、嫉妬した。醜いくらいに、怖いくらいに。初めて知る自分の中の感情に正直少し戸惑った。自覚して笑った。何がそうさせたのだろう、どこから変わってきてしまったんだろう。1ヶ月前は見るだけで満足だったというのに。あっちは名前さえ知らないというのに。どんな感情も持っていないと思うのに。そう考えてると、なんだか喉が苦しくなった。何かマシュマロとか、大きな飴玉が気管に詰まった感じ。学ランきてる隣の男の子があたしを見て笑った。パンダになっているのだろうか、違う。あたし。マスカラや、アイラインが落ちている自分を想像して軽く引いた。これじゃあ今日は見つめることも出来ない。潔く、また反対方向のドアの方向いて、しゃくりを音にしないように気をつけて。ひっそりひっそり、頭を壁にもたれかけた。さっき笑ってた学ランの兄ちゃんが、笑うのやめてポケットティッシュを右手に押し付けた。見るに耐えなかったんだと思う、汚い顔面を。カバンからでっかい鏡を取り出して、もらったティッシュで黒いしずくを拭いた。鏡を覗き込む学ラン兄ちゃん。左手でピース。大丈夫だよと、言って貰っている様な気がした。
募る思いは、どこへぶつけられることもなく。今日も電車は動く。朝、夕方と彼に会う。「会う」ではないな、「見かける」巻き髪の女は、矯正かけてストレート。カーディガンから黒いパーカー。男物っぽい奴だ。とうとう、付き合ったのか。ほほ染めて笑う彼女を見て、殴り殺そうかと思った。今日でおしまいにしよう。この車両やこの時刻に乗るのはもう辛くなるだけだ。思い出なんか一つもない。この2年間、喋ったことがあるのは2回だけ。しかもそれだって、すいませんとかあたり触りのないものばっかり。大体、世界が違うのにどうして話しかけることが出来るのだろう。募る劣等感は、悔しくなるくらいの報われない恋へとつながってゆく。絶対に交わることのない、平行線か。ちがうな放物線だ。反対方向を向いて、絶対にくっ付くことはない。それどころかどんどんどんどん距離は長くなってゆく。そんなものなのだ。あたしの恋は。昼休みに友達がやってくれた付け爪が力を入れすぎたために剥がれる。汚い自分が心底嫌になる。まだ、期待をしているのか。放物線は一度も触れることなく遠ざかるというのに。
押し殺してなく声は誰に聞こえたのだろう。誰にも聞こえていないような気がする。嫌、こんな姿は友達はおろか、あの人には絶対に見られたくない。今日もまた乗る。自分自身が傷つくことを知っていて、足を止めない。会うたびに好きになり、笑顔見るたび幸福をもらった。見ているだけ、それだけでこんなにも与えてくれたものがあるというのに。長袖のセーラー服が濃紺から更に濃い青へと変わる。いつもは降りるところでない駅で降りた。降りしきる秋の雨は予想以上に冷たく、容赦なくあたしの体温を奪う。コンビニ、夜になると付くだろう、色とりどりのネオン。雨の中。雨の中。コンクリートも薄い灰色から濃い灰色に変わる雨。もっと降れば良い、電車が止まってしまうくらいに。友達だって家族だって踏み込めない場所にシャッターを閉める。自分の幸福の思い出を自らの手でコンクリート詰めにして海に沈めようとする。そんな時、そんな時だったのに。神様は意地悪をする。後ろからビシャビシャと走る音が聞こえる。水溜りまで出来ているんだと、妙なところに感心しながらぼんやりと歩く。すると、いきなり当たらなくなる雨。不思議に思って振り返るとどうしようもなく焦がれていた「彼」がいた。
「これ、どうぞ」
「は?」
渡されたのは市販のビニール傘。
「ぬれてると、寒そうだから。いつも電車一緒の子でしょ?」
にこやかに笑う「彼」はじゃっといいながら無理やり傘を持たせて去ろうとする。
「待って」
「え?返さなくて良いよ、俺新しいの買うから」
「いらないです」
「何言ってんの?」
「風邪引くから」
「いつも降りる駅違いますよね?」
「覚えてくれてたんだ」
「本当にいらないです。なんか、悪いし」
「彼女、いないから。別に悪いとか思わなくて良いよ」
「フルコース」
思わず口に出た言葉。
「は?」
「フランス料理フルコース女」
「え?」
「O女子付属の」
「あぁ、あの子?別に彼女なわけじゃないよ。ってなんの話してんだよなぁ」
「名前は?」
「俺の?」
縦に大きく頷く。
「田原瑛だよ」
笑った。笑ったのだ。また電車で会いましょう。この数ヶ月間、考えたことが急に馬鹿らしく思えた。
「涼子、久遠涼子」
続けて、息を吸い込み言う。
「あたし、田原君が好きです」
言った後のすっきり感。雨の中、笑いが零れた。眼を閉じて、回れ右。走ろうとする。後ろ、置いてくビニール傘。きっと返してやらない。これで放物線は解消だ。交差はした。後は、離れるのみだけど。駅までむかおう。このビニール傘さして。
ぬくもり感じる指先。真っ赤になって冷えた手には少し刺激が強くてじんと響いた。
動き出す「彼」の唇。
まだ始まったばかりだ。
終わりは未だ早い。
END
今度テーブルに乗っけて綺麗にしますね!
大切に飾ります!!たからものだーww
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