DINDINの日記

いい加減にしてくれ!



私のすんでいるここブラジルのド・田舎。
舅の土地に住んでいるのだが、この土地、かなり広い。
もう広すぎて、管理が行き届かない。
それで、毎年冬になると、草ボーボー(背丈ほどもあるか。。)
の原っぱがからからに乾き、そこへ面白がって火をつけて歩くアホがいる。

そうするとものすごい火事!!  パチパチ、ポーンという音が、冬の夜空に響き渡り、
向こうの空がかすかにオレンジ色。消防署は10キロ以上先で、呼んだって来ないし、
来ても間に合わないからから、とりあえず、犯人逮捕だ!と思い、警察へ電話する。

「誰かうちの土地に火ぃつけて歩いて、大火事になってるんだけど、、」

警察のひとこと

「火事は、消防署へ電話しなさい。 ガチャ」

なにぃー、放火だぞ、放火!警察もすることあるんとちゃうんかい!
と、激怒してましたが、それは最初の年のみ。
毎年恒例の冬の放火に、あ、また、煙でてる?
全部焼けつくしたら消えるでしょ。 とほったらかし。
ま、民家が近くにないのが幸いなんですけど、

それでも、花を植えてるビニールハウスに近づいてくるとヤバイ。
必死で、消火作業でなく、ビニールハウス付近の草を、
火が来る前に鍬で刈り倒すというタイムリミットつきの
超ドキドキハラハラな大仕事をだんなたちがやってのげ、何とか無事でした。

こういうわけなので、たまに草刈をして、まるでモーゼが海に道を開いたように、
広大な草むらに一筋の(幅2メートルくらい)防火道を確保しなくてはなりません。  
私にはそんな仕事、できませーん。


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