DINDINの日記

ブラジル人って?


あくまでも、私的な独断と偏見に満ちたものなので、ご了承ください。

日本でブラジル人に遭遇する前、ブラジル人といえば、
のんびりで、あまり働かないのほほんとした怠け者の
ラテン気質で陽気な人たち、というイメージを持っていました。

実際には、陽気な人が多いけど、暗ーくてネガティブな人もいれば、
恥ずかしがり屋さんもいる。 嫉妬深い男女が多い。
でも、大部分は明るくあっけらかんとしていて、くよくよせず、
大声で話し、老若男女かなりのおしゃべりさんで、噂話が大好き。
自分が今日一日何をしていたか、好き嫌いや思うことを
いちいち証明するかのように口にしないと気が済まない。 
(社会的地位による差が激しいので、上流階級の人はどうか知らない。
ここで述べているのは中流以下の人々のことです)


そして、のほほんというより、ずるがしこいひとや、
毒気のある人も多いように思う。
世渡りのためにあの手この手を使うずうずうしさを身につけた人たち、、
いかにして自分が上へ上がるか、人を利用するのがうまい、
時間にルーズで、ものや金の貸し借りにルーズなかなりクセモノ。
(こういう人が親戚や隣人だと大変なことになります。
そして、クセモノの人々と付き合うのが超苦痛な私)

でも、めちゃくちゃ親切でフレンドリーな人も多くって、
なんだか、差が激しすぎる。

どちらにしても、人付き合いがかなりオープンで、
日本で閉鎖的な人間関係に慣れていた私には、
このオープンさになかなかなじめませんでした。

働くことに関しては、働き者が多い。

日本に出稼ぎに行ってる日系人は、一週間ぶっとーしで、
一日15時間くらい働く人も多い。(私の見た限りでは。)  
狭い会社のアパートの一室(3畳くらい、)に
二段ベッドがあり、そこへ二人で住んで、働いて働いて、
あとは眠ってまた起きて働くといった、
私には絶対真似出来ない生活をする日系ブラジル人たち。
地球の裏側にやってきて、異国でいきなり
ウサギ小屋のような部屋に住まわされ、
ひたすら工場で働き続ける。でも、大方みんな明るい。

日系人だけかとおもいきや、本国のブラジル人も働き者が多いです。

低所得者層の、家事手伝いの人々の掃除の仕方、
鍋なんか毎回使うごとにスチールたわしで磨き上げ、顔が映るほど
ぴっかぴかにしてある。  ほとんどみんなそうしてます。

汚れがあると悪いものを呼び寄せるといわんばかりに、
朝からバシャバシャ床を水洗い、ガンガン洗剤を使い、
たわしをで磨いて汚れを寄せ付けない。

洗濯も全自動洗濯機なしで洗い、乾いたあとは
すべて(パンツにまで)アイロンがけを毎日する。
体を使って仕事をする人々。

朝は暗いうちからおきて、出勤。
子供たちも、学校は午前と午後から選び、午前の子は
朝7時から授業開始。
朝6時のバスは、大工だの、女中さんだのといった
労働者の人々でいっぱいです。

大部分を占める貧しい人々は良く働くと思う。
失業率も高いので、仕事を怠けているといくらでも
代わりがいるからかな?。

日本で何ひとつ不自由なく(それなりにありましたが、
ここの不便さとは種類が異なる)便利さに慣れた私には、
とても真似できないここの家事仕事ぶり! 脱帽です。 

そして、クセモノの図太いブラジル人たち。
こちらも図々しくやってれば、仲間気分で楽しくなるのは確かだけど、
図々しくなりきれなくて、振り回されることもしばしば。

とっても自由で、とっても不平等な世界に生きるブラジル人たち。
貧富の差とともに、人々の性質にも激差があり、
こんな世界を渡っていくのは、一筋縄ではいきませんが、
何とかなってしまうのがいいところかな!


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: