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2007年02月02日
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カテゴリ: 読書感想



メディアミックス化を驀進して連続DVD刊行でもしたら、かなりブレイクしそうな予感w


「虚刀流はよ、刀を使わないからこそ強いんだ」

伝説の刀鍛冶、四季崎記紀(しきざききき)がその人生を賭けて鍛えた12本の“刀”を求め、無刀の剣士・鑢七花(やすりしちか)と美貌の奇策士・とがめが征く!
刀語、第1話の対戦相手は真庭忍軍十二頭領が1人、真庭蝙蝠!
衝撃の12ヵ月連続刊行企画“大河ノベル”第1弾!





「 虚刀流七代目当主、鑢七花  -推して参る- 」



時代ものと言っても、登場人物達の頭の中身は現代人のそれと変わりありません。っていうか、時代を数百年先取ってます。


戯言シリーズを途中で放り投げてる身としては(←単に買いそびれてるだけです。で、登場人物をあらかた忘れてしまってるので、もはや続きが読めない(-_-|||))、今度こそシリーズ完読してやるぜ!という意気込みを持って読み進めたわけですが。

さすが西尾維新、期待通りに中身が薄い!(←盛大な褒め言葉)

これこれこれ!これを待ってたんですよ。
込み入った時代背景やら人間関係やらの説明を極力減らし、かと言って、登場人物達の人物設定は読者のツボを刺激しまくる描写を惜しげもなく散りばめ、活劇を魅せることのみに最大限の力を奮う。

この潔さがたまりません。

西尾維新のファン層が広いのがよく分かる。デビュー作 「クビキリサイクル」 に顕著な、過剰なまでのリフレインも也をひそめて、随分読みやすくなってました。

講談調で始まり、テンポの良い文体の中に、西尾さん独特の揶揄の塊のような一説がふとした瞬間に紛れ込む。悔しいけど面白い!

にしても、この突拍子もない設定はバカバカしいとの紙一重でした。ちなみに、私は荒唐無稽であればあるほどツボに嵌るので、刀を持たない(刀の使い方すら知らない)剣士というのはかなりツボでした。

そして、七花ととがめは12本の変体刀を求めて旅に出ます。
日本刀の常識を、鼻で咬んでゴミ箱にポイ捨てするような設定がまた素敵でした。
1本目は、頑丈極まりない、絶刀、鉋。
そして、残りの11本は名前だけ判明してます。12本の刀の秘密も最後に触れられました。
これはもう、難しいことは考えずにワクワクしながら読むしかありません。

他に七花ととがめのラブ模様も盛大に気になるので(笑)、西尾さんのお得意のツンデレ描写がどこまで炸裂するか楽しみです♪

感想を読ませていただいた素敵サイトさま
ラノベなPSP かもめは本を読まない。 和の戯言メモ。 空夢ノート
いつまで続くか黄金の意思!! ラノベ365日 naoの本棚 ある休日のティータイム
Alles ist im Wandel



続刊  【刀語(第2話)】-斬刀・鈍-  




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最終更新日  2010年01月30日 07時33分48秒
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