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2009年09月02日
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テーマ: 銀魂(1196)


ぽっぽさんから、攘夷3人組(銀さん、桂さん、高杉さん)SSを頂きました!☆(≧▽≦)☆!

いきなりですが、個人的な注意事項。

1 年齢的には中一くらいだそうです。
2 参考 銀魂第34訓(5巻)、第193訓(22巻)
3 銀さんがかわいいのはデフォルトですが(笑)、

  高杉さんが  犯罪レベルにかわいいです! ←マジ

かなりヤバイです。まじでヤバイです。むしろギャバイです。

き、き、き、気を確かに持って、落ち着いて読んでくださいね!←お前が落ち着け




【怪談】

前編


「…そいつらはな、どこにでもいるんだ。昼は棚の中や床下、または土の中。
 とにかく光の届かないところで夜を待ってやがる。そして夜が来ると眠っていない人間を探し出す。
 暗闇の中を歩こうもののなら、加工の餌食だ。
 眠っている間に首を刎ねたり、足を斬ったり、寿命を減らしたり。
 だがそいつらは必ずしも襲うわけじゃねぇ。何もされないこともあるし、気づかないこともある。
 ただ1つだけいえることは、そいつらは暗闇にいて人間を待ってるって事だ。
 あいつらは人間が好きで仕様が無ぇからな」

村のはずれの空家。昔の金持ちの家で今は何処も彼処も穴だらけのボロ屋だ。無駄にでかく、廊下が延々と続く。
その家のある一室で桂、銀時、高杉の三人は百物語をしていた。
持ってきた明かりは小さな懐中電灯一つ。今高杉が最後の怪談を終えたところだった。
もう夜も更け、寝る準備も整えて、三人はそれぞれ布団に入った。

夜中の2時。銀時は一人眠れずにいた。
銀時を中心に向かって左に桂、右に高杉がおり、静かな寝息と虫の声だけが聞こえる。
銀時は頭まで布団を被り、ひたすらに眠ることだけを考えて、目を瞑っていた。
しかし、困った事が起きた。銀時は手探りで懐中電灯を探し、スイッチを入れる。
銀時は高杉と桂を交互に見た後、桂を揺り動かした。
「おい、おいヅラ」
桂は壁の方を向いて横向きに眠っていた。それを強引に仰向けにし、桂の顔を見て銀時は声にならない叫びを上げた。
桂の目は大きく見開かれ、瞳の輪郭が白目の中に浮かび上がり、白目の部分にも細かい血管が走っていた。
銀時は腰を抜かし、必至で動悸をおさえた。
桂を起こすことを断念し、仕方なく高杉に切り替える。
「高杉、高杉」
「んぁ? 何だよ」
高杉の寝顔は普通だった。高杉は眠たそうな声を出す。
「なぁ、お前厠行きてーだろ」
「…行きたくねーよ」
「行きてーだろ。仕様が無ぇなぁ、ついて行ってやるよ」
「いやだから行きたくねーよ」
銀時は高杉を無視して揺さぶり続ける。鬱陶しくなって高杉は足で銀時を蹴り、布団に潜った。
しかしそれでも銀時はやめようとしない。
「…何? お前怖いの?」
銀時の顔が凍りついた。あ、図星だったなと高杉は頭で思う。
「いやいやいやいや。何言ってんの? 恐くないから全然。
 お前の怪談にびびって厠行けないとかじゃないからねコレ」
自分でバラしてどーするんだか、と高杉は思うが、今は眠気の方が強い。
「あそ。じゃ寝ろよ」
高杉は再び瞼を閉じた。銀時がまだ其処にいることは分かったが、特に気にしなかった。
高杉の意識が徐所に薄れてきた頃、腹の辺りに大きな衝撃が加わった。
「晋ちゃぁァァァァァァァァん!! ごめんなさぃぃぃぃぃぃ!!
 ついてきて! お願いだからついてきて!も めっちゃ怖いんだ!
 怖くて眠れなくて、でも目開けると暗闇だと思うと、怖くて目も開けらんねぇんだ!!」
銀時が泣き叫ぶ。加えて抱きつかれた際の衝撃のせいで、すっかり高杉は目が覚めてしまった。
「高杉ィィィィィィィィィ!!!!」
「わかった、わかった。 行ってやるからとりあえず離れろ」

廊下に出ると縮こまった銀時は高杉の後ろに周り、着物の袖を引っ張っていた。
「高杉、手繋いでいい?」
「はぁ?」
一度張っていた見栄が崩れてから、銀時は高杉から離れない。
もう何だか面倒くさくなっていた高杉は逆らわないことに決め、結局手も繋いで厠の前まで行ってやった。
「お前いろよ? 絶対先帰んなよ?」
「帰んねーよ」
銀時が中に入ると高杉はドアに寄りかかった。
2秒と経たないうちに再び銀時が言う。
「高杉いるか?」
「あー、いるよ」
「行くなよ? 待ってろよ絶対?」
「待ってるつってんだろーが、早くしろボケ!!」
高杉が怒鳴ってやっと、少しの間静かになった。
「…高杉?」
厠の中から再び申し訳なさそうな声がした。
「えーと、大もしたくなっちゃったから…もちっと待ってて」
高杉は脱力し、盛大な溜息をついた。
もう帰ってやろうかとも考えたが、更に面倒くさいことになりそうだと直感的に思い、仕方なく待った。
銀時を待つ間、じっとしているせいか、再びどうしようもない眠気が襲ってきた。
高杉はドアに寄りかかり腕を組んで、首をもたげた。





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最終更新日  2009年09月02日 19時23分05秒
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