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ぽっぽさんから 武市変態
武市先輩の誕生日SSを頂きました!☆(≧▽≦)☆!
9月27日が誕生日ですが、明日ちゃんとアップできるかどうか謎なので、フライングでアップです。
っつか、ぶっちゃけ、「高杉さんかっけぇ!☆(≧▽≦)☆!SS」
な感じではありますが、個人的には万斉さんがめっさ好みかも(笑)
【寺門通公式ファンクラブ争奪戦場のピアニスト 番外編】
昼の東京湾。岸から離れたところを一隻の船が漂う。鬼兵隊の船である。
現在は特に差し迫った作戦も無く、隊員たちもそれぞれ思い思いに過ごしていた。
鬼兵隊総督、高杉晋助も自室で静かに読書にふけっているところだった。
しかし、その静けさを破って、ガラガラとやかましい音が高杉の部屋に近づいてきた。
音の正体はキャスターを引きずった河上万斉だ。キャスターには液晶TVが乗っている。
万斉は無言のまま高杉の部屋に入り、なにやら作業を始めた。
「何してんだてめぇ」
高杉はいらついた声を出す。
「TVの配線」
「何で俺の部屋でやってんだコラ」
高杉の抗議も無視して万斉は配線を手早く済ませるとTVの電源を入れる。
やかましい音と共にやかましい画面が現れる。
『寺門通公式ファンクラブ争奪戦場のピアニスト!』
高杉はあまりの不快さに耳を塞ぐ。
「消せ」
「拙者も仕事なもんでな」
「てめぇの部屋で見ろや」
「いや、一人でこれ見るとか寂し過ぎでござる」
画面では司会者が挑戦者に呼びかけている。
「わかった。じゃぁ俺が消える」
高杉は一刻も早くこの場を立ち去りたくて、立ち上がり、出口へと向かう。
『お通ちゃんのう○こなら食べられるかァァァァァァァァ!!!!』
高杉の足が襖の直前で止まった。ゆっくり振り返りTV画面に目を向ける。
袴にサラシ、ダサい羽織とハチマキに身を包んだ人間が4人。
最低なことを口走る銀髪の男。
「白夜叉でござる」
万斉が無感情に言った。高杉は画面の前まで戻り、万斉の隣に腰を下ろす。
「一緒に見る気になったか」
「うるせぇよ」
画面では寺門通親衛隊が壇上から降ろされているところだった。
「意外でござるな。あの男がこういう趣味だったとは」
「いや違ぇだろ」
「だが現に」
「どうせ賞金目当てか何かだろ」
襖を叩く音がした。高杉が答えると、茶菓子を抱えたまた子と武市が顔を覗かせた。
「何を見ていらっしゃるんですか?」
二人は高杉を囲むように座り、一緒に見始める。
「あ、寺門通。私この子好きですよ」
「マジキモいっス先輩。 近寄らないでください」
部屋が突然騒がしくなった。画面の中でも負けじとマラソン対決が始まっている。
高杉の頭越しに会話が飛び交う。高杉は黙って見続ける。
『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』
マラソン戦は中盤に差し掛かり、トップを争う二人が盛大に道を外しているところだった。
「おぉ。あれはあの時の…」
武市がトップの一人の少女を見て感嘆の声を上げた。
「もう一人は…もしや近藤でござるか?」
万斉が少し驚いたように言う。
「何やってんスかあいつら」
また子は呆れ果てた口調である。
争奪戦は進み、次ステージに進むチームが発表される。
「この男は確か…モヒカンとは中々やるでござる」
通撰組のモヒカンの男を見て万斉が呟いた。
「っつーか、真選組の主力が全部いるじゃないスか」
「どうしますか晋助さん。この隙に攻めますか」
高杉は答えなかった。
争奪戦は2戦目の魅力対決に移る。
高杉の部屋は、いつの間にやらすっかり楽しげな雰囲気に包まれている。
ナレーターにマスターに女装の男。
それぞれが思い思いに突っ込んでいると、高杉が静かに口を開いた。
「万斉」
また子は腹を抱えて笑っていた。
「お前、こいつらの歌に聞き惚れたわけか」
一瞬にして部屋が重く静まり返った。
「…い、いや、あの時は中々に皆…いい音、を……」
「ほぉ」
また子はピタリと笑うことを止め、武市は明後日の方向に目を泳がす。
万斉も若干汗ばんでいるように見える。
高杉は無言で煙管を吹かす。微塵もTVから目を離さない様子が逆に恐ろしい。
その気まずい沈黙を破ったのは、またもやTVのあの声だった。
『ガンダーラ・ブホテル』
万斉は高杉の注意を逸らすべく、話し始める。
「ほ、ほら、白夜叉でござるよ。あいつもたいがいバカでござるな」
「安心しろ。てめぇも負けてねぇよ」
高杉の発する低音には、何の感情も感じられない。
「わ、私はやはりチャイナさんに勝って欲しいですねぇ」
「ア、アハハ。 そ、そうっスね…!」
二人は何とか冷え切った空気を戻そうと、無理やりに会話を始めた。
高杉はそれ以上何も言わず、ただ無表情で画面を見つめていた。
TVは最終戦、カードゲーム対決にもつれ込んだ。
「おお、土方でござる。すごい量のカードでござるな…」
重い空気は次第に回復し、すっかり元に戻っていた。
「キモッ!!!!」
また子が叫んだ。武市もこれには同意した。
ちらとまた子が高杉に視線を向けると、
高杉は青ざめたような、何ともいえない表情をしていた。
「し、晋助様がドン引きしてる…!!」
マラソン戦の後、突如現れた白人の男にも、魅力対決のマスターにもナレーさんにも
眉一つ動かさなかった高杉だが、この時ばかりは耐えられなかったと見える。
「何と。レアですな」
武市は珍しい物を見るように顔を覗き込む。
試合はどんどん進んでいく。
画面の中の会場の盛り上がりと裏腹に、高杉の表情はどんどん覇気を無くしていく。
「晋助っ!! 世の中には色々な人種がいるのだ! それは職業とは何の関係も無いのだ!」
見兼ねた万斉が土方に助け舟を出すが、高杉の視線は最早ゴミを見るような目つきだった。
試合は最高潮の盛り上がりの中、ボクシング対決へと以降した。
これには万斉もまた子もいつの間にか夢中になっていた。
決着が着き、余韻に浸る二人をよそに、再び高杉は声を発した。
「っつーか…」
「何ですか? 晋助さん」
武市が答える。
「あいつさぁ」
「土方ですか?」
万斉もまた子も耳を傾けた。
「弱くねぇか?」
試合の心地よい余韻はまたもや打ち砕かれた。
「そ、そうっスか?」
「じゃじゃ馬姫と一緒にいた眼鏡が相手だろ?」
「そういえばそうですな」
「・・・・・・・」
高杉は無言で立ち上がると部屋を出て行った。
その部屋に残った空気が、高杉の感情を全て物語っているように思えた。
完

「高杉の頭越しに会話が飛び交う。高杉は黙って見続ける。」って箇所を読んで、
あ、やっぱ、高杉さんが低杉さんだから?と大概失礼なツッコミをしてたんですが(ぇー
高杉さん、くじけるな!ファイト!
と声をかけたくって仕方ありません(笑)
っつか、「真選組を潰すつもりでいけ」に対する万斉さんの答えが「奴らの歌に聞きほれた拙者の負けでござる」な上に「俺の歌にはノれねーか」を無言で肯定された後なだけに、そりゃ、高杉さんも
怒るよね~┐(´д`)┌
っていう。←納得、納得。
一人寂しく三味線をベンベンひいてる高杉さんが目に浮かびまくりです。
高杉さんはTVに見入ってるわけではありません。
何だか目を逸らせなかっただけです。
一人でシリアスを貫くのは辛いよね…(⊃д`。)
しかし、キャラ崩壊…万斉さんが特にひどい。
っていうぽっぽさんのメールで、更に高杉さんの「切なさ」度がアップ!(笑)
頑張れ高杉さん!夢にきらめけ!明日にときめけ!
ちなみに、私的には万斉さんは普通なキャラ(=普通に好き)だったんですが、ぽっぽさんのおかげで「特別なキャラ」(=特に好き)に格上げされそうな勢いです。
やばっ、ぽっぽさんの万斉さんがツボに嵌った!☆(≧▽≦)☆!
………武市先輩に対しては、まあ、「誕生日おめでとうございます」以外、特にないんですが(←待て)、あいかわらず、ぽっぽさんのSSはクオリティ高いです♪
ぽっぽさん、ありがとうございました!☆(≧▽≦)☆!
あ、それと
「個人的に高杉さんには神楽のこと、「じゃじゃ馬姫」って呼んでて欲しいなぁ(* ̄∇ ̄*)名前は知らない筈だし。」
には、思いっきり 同感です!
っつか、何そのかわいらしい呼び方は!( ̄□ ̄;)!!
「銀魂」で誕生日SS(※要注意)を頂きまし… 2012年03月31日
【お祝い】<二> ※要注意 2012年03月31日
【お祝い】<三> ※要注意 2012年03月31日