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創作メモ
◆5ひきの仔豚と狼の名前と性格
長男ぶた……ブァ太郎・・・のんびり屋・気は優しい・まとめ役
二男ぶた……ブィ次郎・・・めざとい・アイデアマン
三男ぶた……ブゥ三郎・・・理屈っぽい・思慮深い
四男ぶた……ブェ四朗・・・ちょっとあまえんぼ・まけずぎらい
末妹ぶた……ブウ子・・・・しっかりもの、がんばりや
オオカミ…… のうてんき、ばかちから、いつでもポジティブ
時たま本能が顔を出す(本音は仔豚を食いたい)
まだ名前がない
第2話 5ひきの仔豚と狼の『お家づくり』 (2/5回)
(3) しゅらしゅらしゅっしゅ
次の日5ひきの仔豚はとっても早起きをしました。
そして張り切って屋根を作ろうとしました。
「だめだぁ、ざいりょうがたりないや。」
とブァ太郎君が言いました。
「きのうはしらとかべをつくるのにみんなつかってしまったから、
やねはできないよ。」
とブゥ三郎君が言いました。
「そうだ、わらをあつめてきてわらのやねをつくろう。」
とブィ次郎君。
「うん、そうしよう。」
わんさかわんさかわらはこび
わんさかわんさかわらはこび
うんとこどっこいわらはこび
わらわらわらわもわらはこび
わらわらわらわもわらはこび
わっしょいわっしょいわらはこび
お家の下まで運んでくると
ひと束ずつ藁を放りあげました。
「そらいくよ、ぽい。」
とブェ四朗君が張り切って投げましたが、
ぴゅ~~ん、ぽとり。屋根まで届かないで落ちてきました。
「あららら、だめだめ、もっとちからをいれて、
もっとたかーくなげて」
「こんどはぼくだ。いっくよー。
えい・やぁー・たぁ~あ」
とブァ太郎君が元気いっぱいびゅーん。
わらはお家をおおきく飛び越えてしまいました。
「れれれれ、だめだめ、ちからのいれすぎだよ。」
とブゥ三郎。
「よーっし、こんどこそ。とりゃ~あ」
「ナイス・キャァ~~ッチ。いいちょうし。もういっちょ。」
「ほらいくよ、よいやさのぽーい。」
「こりゃさのっキャァ~アッチ。いいかんじ。」
しゅらしゅらしゅっしゅとやねづくり
しゅらしゅらしゅっしゅとやねづくり
5ひきの仔豚が沢山の藁を運び上げると
それはそれは立派な藁屋根があっというまにできました。
藁屋根と板壁でできた立派なお家が完成しました。
「ちょっときゅうけいしておちゃをのもう」
5ひきの仔豚はほうじ茶を飲みながら
次は何をしようかと相談しました。
(4) ぺたぺたさっさ ぺたぺたさっさ
「おうちのそとかべにペンキをぬろう」とブィ次郎君が言いました。
「なにいろにぬろうか」
5ひきの5ひきの仔豚は自分の一番好きな色を言いました。
「あかがいい」とブウ子ちゃん。
「あおがいい」とブェ四朗君。
「きいろとむらさき」とブゥ三郎君。
「ぴんくとちゃいろ」とブィ次郎君。
「ぜったいみどりがいい」とブァ太郎君。
そこでみんなは自分の好きな色のペンキで
一番塗りたい場所に塗りたいだけ塗りました。
ぺたぺたさっさとペンキぬり ぺたぺたさっさとペンキぬり
最初は調子よくカラフルに塗れていましたが、
だんだんいろいろな色が隣同士混ざり合って、全部塗りきったときには
何と表現していいか判らないような灰色になってしまいました。
それでも5ひきの仔豚は満足して
「ばんざーい。かんせいだあ」
「ひとやすみしよう」
「つぎはゆかをつくらなくっちゃ。
ゆかのつぎにはなにをつくろうか?」
「ぼくはテーブルをつくる」
「ぼくはいすをつくりたい」
「ぼくはねぇ・・・5段ベット」
「ぼくはすてきな絵をかざれる額縁をつくる」
「じゃあぼくは・・・スプーンとお皿にしよう」
こうして5ひきの仔豚は何日もかけて
お家の中身を作り続けました。
~つづく~