震災を忘れないために 0
工房便り 0
全31件 (31件中 1-31件目)
1
間尺(都合) 皆それぞれに間尺を持っている それぞれの間尺を持ち寄り 付け合せ 摺り合わせてみる 間尺が合うときもあれば 合わないときもある それが人生 間尺が合わない時に 不断の努力をそれなりに試みても 良き結果へと結びつくとは限らない 無理矢理合わせようとしても ほころびが拡がるだけ たまたま合わなかったからと言って ジタバタせず心静かに 暮らしている
2020.01.23
コメント(0)
ばぶさんポエム かたちょう結び (第2稿) 結びあいたい思いをいだいて ちょうちょう結びを試みましたが 長さがわずかに足りません 組み合わせですから 足らないときもあります 二人の結び目を さり気なくかた方に寄せて かたちょうむすびに 結び直してくれた その心遣いのぬくもり 強すぎもせず弱すぎもせずむりせず結び合おうという 思いの寄せ方のしなやかさが 安心感となってかたちょうむすびの結び目を 包み込んでいます かたちょうむすびのやさしさは いたわるおもいの心映え これまで「蝶々結び」の造形的な完成度の高さに魅せられていたが故に 「片蝶結び」は完成度の低い間に合わせの「もどき」の結びのように なんとなく思っていました。 けれども 1月7日から職業訓練校で自立支援の介護の勉強を深めてきて1カ月がたち、 自分の中で物事の見え方や感じ方に幅ができてきていることに気づかされました。 片蝶結びの詩を綴るうちに気づいた世界です。
2019.02.09
コメント(0)
ばぶさんポエム 詩集「そりに載せきれない贈り物」より 第4話 切符をしっかり持っておいで 耳を澄まして聞いてごらん 微かだけれども 聞こえるね 出発の合図の鈴のね だよ 切符はちゃんと持っているかい このひろい銀河でたった一つの あなたの大切な切符です なくさぬように おとさぬように 切符をしっかり持っておいで 粗末にしたらいけないよ よごれぬように やぶれぬように 切符をしっかり持っておいで どんなところだろうと いつの時代だろうと 望みのところまでいける大切な切符だよ 切符をしっかり持っておいで さあ、そりに乗って 出発だ 第5話 風を感じて (第2稿) 希望の翼の羽ばたきは みわたす限りの空いっぱい わくわく どきどき みちあふれ ひそやかに ゆるやかに うまれたばかりの風になる 眼を閉じおおきく伸びをして ひらいた両のてのひらの 指のあいだをすりぬけて かろやかに はなやかに きのうの風に仲間入り 両腕差し伸べ求むれば 風の背中におんぶされ 滝のしぶきを霧にかえ きよらかに さわやかに きらめく風と舞い踊る 田畑のみどり見おろせば 麦穂の列を波打たせ ねぎぼうず畑で寄り道し ほがらかに おおらかに 風のすきまをひとめぐり ねぐずるみどりご そよ風に ハグハグ だっこで癒されて 胸一杯に呼吸して おだやかに すこやかに 風のつぎめでひとやすみ ながれる風は道しるべ たくさんの謎と不思議とを ポケットいっぱいつめこんで あざやかに はれやかに ごらん オーロラの輝きを 風を感じて振り向いた 両眼を凝らしてありかを求め 風のうわさに聴き耳たてて しめやかに なよやかに 息をひそめて聴いている みつけた風をだきよせて どこを旅してここまできたのか 鼻をひくひく香りをかいで たおやかに あきらかに わずかな証しを見いだした 私のところへ流れ来て 私をはなれて流れゆく どこからどこまで風なのか いつからいつまで風なのか どこまでいくのか いけるのか 風よ、私の中を吹き抜けていく風よ 気がつけば 私もまた風なのだから 私という名の贈り物を抱いて そりに乗って一緒に行きますサンタさん のーせーてっ 第6話 あんたナンタさん? (第2稿) 去年も来ましたサンタさん。ことしも来ましたサンタさん。 来年もきっと来ますよ、サンタさん。 サンタさんのあとからヨンタさんが ヨンタさんのあとからゴンタさんが ゴンタさんのあとからロッタさんが ロッタロッタロッタロッタやって来ます。 ロッタさんのあとからナナタさんが ナナッタ ナナッタ はっけよいナナッタァ どすこい どすこい。 ナナタナナタナナタナナタやってきます。 ナナタさんのあとからハッタさんが 貼ったり取ったりはがしたり はったはった みはった はった はったはっは。 ぶふぶは。 ハッタハッタハッタハッタやって来ます。 ハッタさんのあとからクッタさんが くったくったくったくった 食い過ぎたって くったくったくったくった くたびれないで しっかり あとから ついて来てぇ~。 まだまだまだまだずぅ~と続くんだから。 ほら、あんなにたくさんの・・・ おーい、そこで道草食っている人 あんたナンタさん? え?聞こえないよぉ。
2018.12.24
コメント(0)
ばぶさんポエム 詩集「そりに載せきれない贈り物」より 第1話 ソリにのせきれない贈り物 (第2稿) ことしも来ます サンタさん しゃんしゃんしゃん しゃんしゃんしゃん すずのね かるく しゃんしゃんしゃん しゃんしゃんしゃん サンタさんの あとから ヨンタさんが よんた よんた よんた よんた やってくる ヨンタさんの あとからゴンタさんが ごんた ごんた ごんた ごんた やってくる ゴンタさんのあとから てん てん てん 両腕にかかえきれない贈り物を抱いて やってくる 第2話 ソリにのって 出発だ (第2稿) みんな みーんな 大好きだよ せかせか せっかち かっちんこ どがちゃか どがちゃか かまびすこ たったか たかたか たかぼっち ぴいぽお ぴいぱあ ちゅうきゅうた ちゃんがぁ ちゃんがぁ がんこりこ ちゃうもん ちゅうもん うーたいでん あねやだ こねやだ だだこねりん だんだら だらりん ちゅうたんぱ でんでら でらでら でられんちゃう ぶーぶー ぶりぶり ぶーたれぶ ぷっつん ぷつぷつ ぷうじゃれぷう のんびり びりびり びりりっけ みんなぁ おいでぇ まだまだ席は空いてるよ さあ、そりにのって しゅっぱつだ それ、いけ~~~ たくさんの妖精さんたちでソリは満席 第3話 妖精たちの荷積み ( 第2稿) あれも それも これも どれも、 できれば みーんな・・・ってだめですか。 ねえ、サンタさん。一人に一つずつだけなのですか。 そうだよ、ひとりにひとつずつなのだよ。 誰一人欠けることなく みんなに 一つずつなのだよ。 今日だけ特別って駄目ですか? 昔も今もこれからもずっと 一人に一つずつなのだよ。 サンタさん、 あの子にだけ特別っていうわけにはいかないのでしょうか? あの子の為の、あの子だけにとっての とっておきの特別がひとつなのだよ。 そうですか、とっておきの特別がひとつ・・・。 これって、かけがえのない一つなのですね。 だから、贈り物ってみんなをわくわくさせてくれるのですね。
2018.12.23
コメント(0)
ばぶさんポエム ~言葉遊び④~ いつかかなえてみたい夢 いつかかなえてみたいゆめ ことばあそびはおもしろい とはいうものの まるっきり でたとこしょうぶの ばあたりしゅぎで そうそうたやすく あそべません そせいらんぞうひかえめに それなら みんなが いひょうをつかれ びっくり どっきり するような はでな アクション ちょとはさみ おもむきぶかく しりょぶかく もうこれいじょうはないですと きわめたことばを しにたくし みんなにきっと つたえたい ろうどくかいで もうろうと いや ろうろうと いつかかなえてみたいゆめ あつくかたってみませんか? ※駄洒落(だじゃれ)ではなく、オシャレに洒落(しゃれ)を決めてみたい… これもまたいつかかなえてみたい夢の一つです。
2018.12.08
コメント(2)
ばぶさんポエム ~言葉遊び③~ どうそうかいからのてがみ どうそうかいからのてがみ (第2稿) いっかいから 波乱万丈 万能薬 にかいから 目薬させても さんかいから 散薬 なんてとても無理むり 風かぜ吹くな しかいから 祝電披露 拍手万雷 ごかいから 毒薬だぁ 注意書きはよく読んで ろっかいから 劇薬 秘薬 妙薬は口に苦し ななかいから 反撃だ かっとばせー ここ一番 やっかいから てんてこまい きゅうかいから 国民栄誉賞 おめでとう じゅっかいから モーゼの教え身に浸みて ちかいっかいから カンチョウ! 油断大敵 ちかにかいから ききかいかい 有象無象 興味津津 どうそうかいから 吉報届く よっしゃー ※期待していて期待通りの手紙は嬉しいです。 嬉しい手紙ほど喜ばしてくれるものはありません。 予期せぬ時に予期せぬ方からの吉報もこれまた期待以上に嬉しいものです。
2018.12.08
コメント(0)
ばぶさんポエム ~言葉遊び②~ 眠りたい、眠れない ねむりたい、ねむれない (第3稿) あいうえ おじさん おなかがすいて かきくけ こんやは ねむれません さしすせ そんなら パンやさん たちつて とくべつ パンこねて なにぬね のんびり やきました はひふへ ほんわか やきあがり まみむめ もう そくたべたいと やいゆえ よなかに ろっぽんの らりるれ ろうそく つけました わーい、わーい、いっただきまーす あいうえ おじさん たべすぎて かきくけ こんどは ねむれません さしすせ それなら おいしゃさま たちつて とくべつ くすりをつくり なにぬね のんだら ねむれます はひふへ ほんとに ききますか まみむめ もちろん ぜったいです やいゆえ よかった それならば らりるれ ろんより しょうこです わかりました と のみました ぐぅ すか ぴー ※漢字が持っている表意文字の世界も好きですが、 ひらがなのおんの響きはふくよかにイメージの世界を自由自在に 飛び回ってくれます。 だからひらがなが好きです。同音異義語が沢山あるのが日本語の特徴です。 あの熟語もこの熟語もまとめて使いたいという時などひらがな表記は便利です。 玉虫色に解釈してくれます。解釈は読み手の側に丸投げできます。 人はみな自分の納得したい方向に事実を引き寄せて解釈するものです。
2018.12.07
コメント(0)
ばぶさんポエム おむすび (第2稿) おむすび 炊き上げたご飯を真ん中にふたつのてのひらがであう 互いのてのひらを感じつつつつみこんだご飯を強すぎもせず 弱すぎもせずむすび合おうとするひとつのこころがひとつのおむすびになるふたつのてのひらのまん中にほら、私たちのおむすびがひとつ ※おにぎりという呼び名もありますが、私は「おむすび」のほうが好きです。何故かというと「おむすび」のほうが心と心がつながりあっているように感じるからです。他の誰かと誰かが対等に結び合って世の中のあらゆる営みが成り立っているのです。だから「ありがとう」も「ごくろうさま」も共に美味しくいただきます。
2018.11.21
コメント(0)
ばぶさんポエム 口角あげて 口角あげて (第1稿) こころ穏やかに 口角あげて 力むことなくむすんだくちびる 目も耳も凝らさずに やわらかくひらきます 目の前のことも これから起きることも 過ぎ去った日のことも 口角あげて 受け入れていきます 11月に入りました。 程よい職場はまだ見つけきれずにいますが、 身の丈に応じた失業暮らしはストレスレスの快適な日々です。 幸せ感の中で次々に作りたいものが出てきて心の赴くままに自由に作り続けています。
2018.11.01
コメント(0)
ばぶさんポエム ちょうちょう結び (第2稿) ちょうちょう結び 作・曵田原 宏 きっとはるかな昔のことでしょう どこの国の どんな人が こんなに すてきな ちょうちょう結びを 思いついたのでしょう 大きな願い 小さな祈り 沢山の感謝 ささやかな思い出 語り尽くせぬ 夢や希望 祝いのことば 大切な たいせつな 思いの全てを託されて 今日もどこかで結ばれ解かれ 明日もどこかで結ばれ解かれ 私たちの暮らしの中で生き続ける ちょうちょう結びの美しさ 人の心の美しさ 2018/10/24 数年前に書いた詩ですが、一行どうしても納得いききれずに書庫の中で眠っていましたがやっと納得のいく言葉がやってきてくれました。第2稿としてお披露目です。
2018.10.28
コメント(0)
「 皮 」 スイカの皮は硬いかぼちゃの皮はもっと硬い バナナの皮は柔らかい桃の皮はもっと柔らかい けれども 硬い皮も柔らかい皮もそれぞれ傷つきながら中身を守っている傷つくことにおびえていない潔さに 賛美の拍手を贈ります皮ってえらいな 「 下がるテンションを感じながら 」 またひとつ下がるテンションを感じながら こつこつ無理やりテンションを上げることをやめにした 下がりながらも感じ取れているテンションがあるじゃないか感じ取れる限り まだ大丈夫
2018.08.09
コメント(0)
もっと大きくなりたいという願い 『 たかい たかーい 』 おおきくなりたいおおきく おおきく おおきく なりたいもっと もっと おおきくなりたいごはんをいっぱいたべたなら おおきく おおきく なれるのかないっぱい いっぱい あそんだら おおきくなれるのかなわらって、ないて けんかしてこねて こねて だだこねてもっと とおくをみせてよ「ほら たかい たかーい」わーい みえたぞ みえたぞ むこうがみえた。 ばぶさんポエムから2010年11月27日(土) ゾウさんが好き、クレーン車が好き・・・子どもが大きなものにあこがれるのは自然な欲求でしょう。大きくなった自分の姿をゾウさんやクレーン車に重ねているのです。大きくなりたいんです。「たかい たかーい」をしてもらって嬉しいのも同じです。
2018.02.15
コメント(0)
心の置き場の受付係 そこの私の中の『たられば』さん、むこうのロッキングチェアで暇つぶししていてください。と受付係が言いました。 「わっ、大変だ」って思わない。大変な事って起きるから。「わっ、めんどくさい」って思わない。人生にはめんどくさいものがつきものだから。「仕方ねぇなぁ」って思わない。仕方のないことってあるのだから。「わっ、どうしよう」って思ったら、順番に一つずつやっていく。一篇にあれもこれもはできないのだから。毎朝太陽は東から昇って夕方には西の空に沈んでいきます。几帳面ですねぇ。見習います。
2018.02.04
コメント(0)
あしの裏 出発前の会話 かかとがつまさきに言いました。「おーい10ぽんの兄弟たち、しっかりだいちをつかんでいるかい?」ゆびさきたちはむずむずへんじしました。「つかんでいるよ、がっちりスクラムくんでさ。かかとさんはどうだい?」「ああ、しっかり体重をうけとめているよ」まんなかでつちふまずくんがいいました。「さあ、つまずかないように、よろけないようにきょうもやくめをはたそう」
2018.01.18
コメント(0)
ぼちぼち生きましょう 先ずは イメージを整理しましょうよとりあえず今は せかせかから遠のいて背中を丸めちょこちょこ歩きのペンギンさんではなく 背筋を伸ばしてゆったりとぼちぼち歩く きりんさんあのサバンナの夕陽の中を泰然と歩くキリンのシルエット見上げれば西の空に 一番星ぺかり 意気消沈していく気の流れの中にもじわじわとこみあげてくる上昇気流「こっちだよ」ってぺかり一番星が招いてるぼちぼちいきましょう
2017.11.16
コメント(0)
みて みて みてみて ぼくってすごいんだよ ほんとうだ すごいね みてみて こんなのみつけたよ ほんとうだ よくみつけたね みてみて これなんだろう さて なんだろうね これなにやっているんだろう なにやっているのかなぁ なにしているのかきいてごらん おーい、おまえ なにやってんだい?
2015.01.09
コメント(0)
できた できた できたぁ? まだ、とちゅう もう、できたぁ? あと ちょっと できたぁ? まだ まぁーだぁ てつだってあげようか? やだ、じぶんで・・・ できた できた できたよ
2015.01.07
コメント(0)
だってさぁ どうしたんだい だってさぁ だってなんだい だってさぁ なみだなんてにあわないよ だってさぁ ぎゅ~~ぅ あはははは
2015.01.05
コメント(0)
ぎゅぅ~って ぎゅ~って にぎったよ だってこわかったから ぎゅ~って にぎってよ もう だいじょうぶだよって ぎゅ~って だきついたら ぎゅ~って だっこしてくれた うれしいね よかったね
2015.01.04
コメント(0)
いたくない いたくない その1いたくない?いたくない もういたくない「おお、いたかった いたかった」っていってくれたからいたくない?いたくない もういたくない「なおれ なおれ なおれぇ」ってさすってくれたからいたくない?いたくない もういたくない だいじょうぶになったからいたいのどっかにいっちゃった その2いたくないいたくないでも いたいよいたくないいたくない そんなのちっともいたくないでも いたいんだよ ほんとうだってばいたくないいたくないいいよ もうどっかいっちゃうから その3いたくない いたくないだってあんなにこわいめでにらむからいたくない いたくないだってあんなにこわいこえでいうんだものもう どっかいっちゃうからだけどどっかいっちゃってもここにかえってくるよ いたいよ いたいよ ここにいたいよだって ここがすきだからだって ここがあんしんだから
2014.12.23
コメント(0)
久しぶりに詩を書いた。 バイバイまたねはね ばいばいまたね ばいばいまたね、またあおうね。 ばいばいまたね、それまでげんきでいようね。 いっぱい いっぱい あそんだね、 いっぱいうたったよ、 いっぱいわらったよ、 そしてちょっぴりけんかもしたんだけれど 「ごめんね」も「ありがとう」もいえたのは なかなおりをしたかったからだよ。 いろんなことがあったけれど とってもたのしかった。 こんどあったら、またあそぼうね。 きょうはあえてよかったよ。きみがだいすきさ。 だから バイバイまたね ばいばいまたね、またあおうね。 ばいばいまたね、それまでげんきでいようね。
2014.12.04
コメント(0)
なつやすみあかさた なんだか 夏休みはまやら わにが 水着着ていきしち にっこり 海水浴ひみいり 家からボート漕ぎうくすつ ぬーらりくーらり ぷかぷかぷかとふむゆる 海と空との間には 入道雲が もくもくとえけせて ねぼけて おおあくびへめえれ 絵日記書き終えた?おこそと のんびり考え中 ほもよろ をっと できました あかさた なまけた 夏休みはまやら わたしが わるかったいきしち にっこりほほえんでひみいり いまから しんけんにうくすつ ぬかりはなーいさとふむゆる うそぶきうそぶいてえけせて ねぼけた よまいごとへめえれ えっ だからいったじゃないおこそと のんきじゃだめじゃんとほもよろ をちゃんとおやんなさいあしあと足跡 記念に「ペタリン」 掠らないように踵のほうからゆっくりゆっくり爪先まで。 かかとが言いました。 あれ、僕の足の裏ってこんなに大きかったんだ。 つまさきが返事します。 そうだよ、よろしくね。 ふたりの会話に真ん中で つちふまずが声をおさえて く く く くっ くぅ って笑いました。 下駄箱の上でスニーカーが みんなぁ、散歩にいかないかぁあ~~い? って誘いました。
2014.08.16
コメント(0)
詩・2編 「こどものは おとなのは」 「たっちした」 こどものは おとなのははが はが はがは は は は はがはえたはぐきのどてに かおだしたたったいっぽん かおだしたちいさな ちいさな かおだしたきょうから えがおの なかまいり はが はが はがは は は は はがぬけたやくめをおえて はがぬけたはぐきのどての そのおくでうずうず うずうず みえかくれあすから えがおの なかまいり たっちしたえっこら よっこら うんとこしょぎゅうっとにぎって はなせないゆるゆるゆるめて はなすかなひらいたてのひら ぐーばーぐーぐらぐら ふらふら へにゃりんこきのうも きょうも うんとこしょ えっこら よっこら うんとこしょあしもとふらふら しないもんにぎったこのても はなせるよりょうのてのひら ぱちぱちぱちとくいのえがおで ぱちぱちぱちばんざーい そらと たっちした
2014.08.12
コメント(0)
元気の源 元気液 ご存知でしたか? 人は誰でも皆心の中に壺をひとつ持っているんです。その壺は別名「元気の壺」といいます。その壺の中には『元気液』が入っています。実はこれが元気の源なのです。 揮発性が高いのでこの『元気液』の液性は油に似ています。 揮発した元気液は言葉や眼差しや祈りや笑顔や笑い声となり相手のもとへ届くこともあれば その一方、むなしく空回りして雲散霧消してしまうこともあります。 うっかりしていると元気液はどんどん揮発して壺の中がカラカラに干からびかけているなんてこともしばしば起きます。それならば壺に蓋をしたら揮発が防げるかというとこれが厄介なことに元気液はいともたやすく劣化し腐敗します。絶えず新鮮な空気に触れさせておかないと鮮度が急速に落ちるからです。 こうした液性をふまえて生命体としての種の保存の仕組みが様々DNAの中に記憶されているのです。 だから人は皆太古の昔からその元気液を互いに 『やり・貰い』することによって生命の危機を回避するという知恵と行動の経験智を積み上げてきました。その気付きもDNAの中に刻まれています。 人が互いに挨拶を交わし合う時、贈り物を交換し合う時、愛する者が見つめ合いいだき合う時「元気液」は増殖し互いの元気の壺を満たすのです。 大きな孤独を抱いて暮していても、決して孤立しないで生きてこれたのはこうした訳だからです。
2014.07.07
コメント(0)
大丈夫の種子 安心でいてください。私の心に蒔かれた「大丈夫の種子」はちゃんと芽吹いていますよ。 陰日向なく働け。尋ね聴くは一時の恥、聞かざるは一生の恥。父が私の心に蒔いた大丈夫の種子です。私はあなたから勤勉と正直を学びました。 お天道様はお見通し、愚痴は女の敵だ。母が私の心に蒔いた大丈夫の種子です。私はあなたから創意工夫を学びました。 種子は蒔かれた処で花咲きます。そしてそこが第二の故郷になる。沖縄おばあの言葉だといつかラジオで聴きました。 雲上晴天雨の日 風の日 嵐の日雲の上はいつでも晴天だと国際便のジェット機のパイロットをされていた方のことばだと友人Kから教わりました。 横着するな。横着は大怪我のもとになるのだ、とよく師匠から言われていたよ。と友人Wは修業時代の話を聞かせてくれます。 笑顔七難を避ける世の中捨てる神あれば拾う神ありと饂飩屋のご夫妻が若いころの苦労話で実感こめて語っておられた。 いつ迄もあると思うな 親とカネ 円き月夜も一夜なりけり。いつだったか呑み屋のカウンターで居合わせた客が自分自身に言い聞かせているのを小耳にはさみました。説教じみていなかったのでスーと心に浸み込みました。 私を支え励ましてくれる沢山の「大丈夫の種子」です。
2014.07.06
コメント(0)
心の奥の小部屋 人は誰でも心の奥のそのまた奥の奥誰も知らない、誰にも知られたくないひそやかな小部屋をひとつ持っています。 ドアも窓もある小部屋で、日当たりも風通しも極上です。 この部屋に招いて誰にくつろいで欲しいのか誰と語り合いたいのかは その部屋の主人の心だけが決められるのです。 外から誰一人として勝手にその部屋の中には入り込んだりできません。 ましてや無理やりこじ開けることも、暴くこともできない小部屋です。 その部屋の中央には小さな椅子がひとつあります。 その椅子はどんな椅子かというと肘掛椅子であったり、肘掛がなかったり背もたれがあったり、なかったり、 クッションが柔らかかったり、かたかったり長椅子であったり、ロッキングチェアーであったり・・・ 椅子の形は実にさまざまですが、はっきり言えることはその部屋の雰囲気にピッタリと調和している椅子です。 その椅子のすぐ傍にサイドテーブルも一つあります。 どれもいちばん座って欲しい人の為の椅子とテーブルです。 テーブルの上には何を用意しましょう。 汲みたてのおいしい水と 一輪ざしの花瓶に活けられた花もぎたての完熟トマト一冊の文庫本便箋と万年筆瓶詰めされた砂浜の砂と貝殻 一方その部屋の片隅に、明りも届かぬ暗闇があります。 一体何があるのかないのか、その部屋の主人すらあずかり知らぬ空間があるのです。 弦の弛んだギターボートのオールはじめて履いた登山靴一枚の油絵古い民謡の楽譜 あえて知らなくてもよいと思うし、知る必要もない。そういう空間も大切なのです。 それは多分、「心の余白」という名の空間です。余白に包まれた心の小部屋です。
2014.07.05
コメント(0)
希望の翼の羽ばたきはみわたす限りの空いっぱいわくわく どきどき みちあふれひそやかに ゆるやかにうまれたばかりの風になる眼を閉じおおきく伸びをしてひらいた両のてのひらの指のあいだをすりぬけてかろやかに はなやかにきのうの風に仲間入り両腕差しのべ求むればかぜの背中におんぶされ滝のしぶきを霧にかえきよらかに さわやかにきらめく風と舞い踊る田畑のみどり見おろせば麦穂の列を波打たせねぎぼうず畑で寄り道しほがらかに おおらかに風のすきまをひとめぐりねぐずるみどりご そよ風にハグハグ だっこで癒されて胸一杯に呼吸しておだやかに すこやかに風のつぎめでひとやすみながれる風は道しるべたくさんの謎と不思議とをポケットいっぱいつめこんであざやかに はれやかに オーロラは輝く風を感じて振り向いた両眼を凝らしてありかを求め風のうわさに聴き耳たててしめやかに なよやかに息をひそめて聴いているみつけた風をだきよせてどこを旅してここまできたのか鼻をひくひく香りをかいでたおやかに あきらかにわずかな証しを見いだした私のところへ流れ来て私をはなれて流れゆくどこからどこまで風なのかいつからいつまで風なのかどこまでいくのか いけるのか風よ、私の中を吹き抜けていく風よ気がつけば私もまた風なのだから私という名の贈り物を抱いて一回こっきりのこの人生を思いのままに吹き抜けましょう
2014.07.03
コメント(0)
訃報が届きます。 その人の「死」はどのようであったとしても 残された者にとっては『突然死』です。 故人の死を悼みみんなでお葬式をします。 残された遺族や故人とゆかりのあるあまたの人々が故人の冥福を心静かに祈ります。 葬儀の参列者は様々な想いと思い出を抱いて参集します。 故人を偲ぶと同時に 参列者は互いの近況やら心情やらを 久しぶりに、伝え合います。 故人の存在感こそが 故人にゆかりのある様々な人々を 一堂に呼び寄せ そして再会させてくれるのです。そればかりか、 故人を通じて新たな人と人との出会いも用意してくれています。 お葬式。 故人の生涯への賛美と敬意をこめた私達にできる精一杯の贈り物。 というだけでなく、 故人もまた同時に故人がその生涯の一番最後に 私達に与えてくれる贈り物なのです。 感謝合掌。
2014.07.03
コメント(0)
やかの実 心の中に「やかの木」を植えて、大きくおおきく育てよう「やかの木に「やかの実」をたわわに実らそう 本当はね、「榧(かや)の木」はありますが「やかの木」なんてありません。 けれども、心の中には「やかの木」あるんです。 想像力が生み出すのです。 どんぐりの木にドングリがたわわに実るようかやの木にかやの実がたわわに実るようやかの木にたくさんのやかの実をたわわにみのらせよう。 あざやか あでやか おおらか おだやか かろやか こまやか さわやか しめやか すこやか たおやか なよやか にぎやか はなやか ひそやか ほがらか まろやか ゆるやか ね、 どれもみんなポジティブでしょ。 ポジポジワクワクしているでしょ。 みんなが心の中に一本ずつ植えれば、 やかの木の「並木」も「林」も「森」も生まれます。 これってすごいことだと思いませんか?
2014.07.02
コメント(0)
ちょうちょう結び きっとはるかな昔のことでしょう どこの国の どんな人が こんなに すてきな ちょうちょう結びを 思いついたのでしょう 大きな願い 小さな祈り 沢山の感謝 ささやかな思い出 語り尽くせぬ 夢や希望 祝いのことば 大切な たいせつな 思いの全てを託されて 今日もどこかで結ばれ解かれ 明日もどこかで結ばれ解かれ 静かにはるかに生き続ける ちょうちょう結びの美しさ 人の心の美しさ おむすび炊き上げたご飯を真ん中にふたつのてのひらがであう互いのてのひらを感じつつつつみこんだご飯を強すぎもせず 弱すぎもせずむすび合おうとするひとつのこころがひとつのおむすびになるよりそうりょうのてのひらのまん中にほら、おむすびがひとつ いしむすび(むすびっきり) 誰かを当てにするでもなく、誰に押し付けるでもなく、自分自身の人生の荷物の一つとして背負って生きていきます。色々ありましたが、一つの決着に至りました。人生 仕方のないことってありますよ。見切り発車のつもりはありませんが、結び直さない、ほどかない。もう決めたのです。私なりの精いっぱいの納得と精いっぱいの硬い意志をむすびっきりにします。 (謹告 パコージャパトロール隊物語2は只今創作中です。)
2014.06.05
コメント(0)
もういいの?どっこ どっこ どっこ どこからかだっこ だっこ だーっこ だっこしてとあまえんぼうがとびついたぜんぶ ぜんぶ ぜんぶ とひとりじめおんぶ おんぶ おーんぶ おんぶしてとあまえんぼうがとびついたはい はい どうぞ さあ どうぞもういいかい まーだだよもういいかい もうーいいよ いないいない ばぁあここにいるけど いないよ もうかくれちゃったからねいないけど いるよ だってみえているもんうそだとおもったらたしかめてごらんほら ちゃんとみていてよいない いないばぁあやっぱりいたでしょう たかい たかーいおおきくなりたいおおきく おおきく おおきく なりたいもっと もっと おおきくなりたいごはんをいっぱいたべたなら おおきく おおきく なれるのかないっぱい いっぱい あそんだら おおきくなれるのかなわらって、ないて けんかしてこねて こねて だだこねてもっと とおくをみせてよ「ほら たかい たかーい」わーい みえたぞ みえたぞ むこうがみえた。 背中はいつでもあいていますだれでもどうぞいつでもどうぞ背中はいつでもあいてますかなしいとき くやしいときさびしいとき いたいときはずかしいときちょっとあまえてみたいとき背中はいつでもあいています(謹告 パコージャパトロール隊物語2は只今創作中です。)
2014.06.04
コメント(0)
全31件 (31件中 1-31件目)
1