自己中心的シネマ談

チョウォンは、小さな頃から、自閉症という障害がある。
母親のキョンスクは、そのチョウォンのゆういつの長所である
「走り」を一生懸命伸ばしてやろうと、コーチをつける。

だが、昔は有名ランナーだったコーチのチョンウクは、
適当な教え方しかしない。。
普通だったら、そんなコーチだったら、
教えてもらう側も適当なのだけど、自閉症のチョウォンは、
懸命にその指示に従う。
その姿は、観ている側にとって涙ものです。

母親のキョンスクを観ていると、夫からも見放され、
チョウォンに夢中なあまりチョウォンの弟からも恨まれ
（ここのところはマイブラザーと重なるのよねー）
とてもかわいそうになる。

私だったら、多分、その前にチョウォンから離れてしまうなぁー。。

チョウォンを演じるチョ・ウンスは、障害者という難しい役を
見事にこなしているし、母親役のキム・ミスクは、
サランの時から、相当月日は経っているのに、
相変わらず綺麗で、迫真の演技をしてくれていた。
韓国映画は、こういう映画を作るのが上手だわぁー。

ノンフィクションのこの映画。。
ハンカチ片手に是非観てください。
きっと心に何かが残ります。