| ■■■ | 文学作品紹介 | ■■■ |
| 事件改版 |
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| 大岡昇平 「事件」 大岡昇平 「事件」事件としたら小さな事件。どこにでもよくあるような事件だったのだが、裁判が進むにつれて新事実が発見され真実がわからなくなっていく。内容はどこにでもありそうな気がするが、この本の売りはリアルさ。裁判でのやり取りは、下手にドラマ化していなくて、よりリアルになっている。この本を読めば、刑事事件の手続きの流れがよくわかるようになるかもしれない。 同時に、尋問技術の難しさ、人の記憶のあいまいさなど、人が人を裁く難しさも感じ取れる。面白くてためになる小説である。 |
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