WAWAは最高☆

WAWAは最高☆

Nov 9, 2007
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夜中も一向に子宮は開いてくれず、 美羽(胎児名) はまだまだ下がらず

-----初めての陣痛を感じてから、24時間が経過-----


    いいだろうとこれまた初めての車椅子に乗り、分娩室(和室)へ場所移動
    内診してもらうが、まだ 子宮口は4cm しか開いてないって・・・
03:00 昨日の朝から、えっぐの為に支えてくれていた彼
    陣痛の度に慣れない体勢で腰を押したり擦ってくれたりと同じように一睡もせずに
    付き添ってくれている
「何も出来ないけど、オレも寝ずに頑張る」 って言ってくれていた彼
    その気持ち、スッゴク嬉しい
    えっぐも確かにシンドイけど、でも、彼の身体も慣れないマッサージを無理して大変・・・
    だから、少しでも寝てもらう為に陣痛が来ても、彼に悟られず、声を押し殺し、激痛に
    耐える、耐える、ひたすら耐える
04:00 孤独に1時間、激痛に耐えていたら、看護婦さんが来た事で彼が起きちゃった
    と言う事で、彼にはこのままマッサージを続行は可哀相って事で、分娩の時まで部屋で
    仮眠を取ってもらう事にし、えっぐを心配しつつも、肝心な本番に備えてもらうって事で
    しばし離れる事に・・・
06:00 徐々に子宮は開いているが、このまま昼中まで陣痛が変わらず体力を消耗するより、
    確実に強くする為 点滴 をしませんかと提案された
    その点滴とは、1回の分娩で、限界の量が160ccと決められているらしく、初めの
    1時間は10cc、その後1時間置きに20cc、40ccと増やしていって、 陣痛を強める
    んだって
    で、 もし、もし、それを超えても分娩まで行かない、駄目な場合 はその次、最後の
    選択肢の 帝王切開 しか残されてないって、めっちゃ究極の選択だよね・・・
    極力、薬や何かに頼る事なく、自然の力で出産をしたかっただけに、ここへ来て、
    この道を選ばなくちゃいけないのはとても悲しい事だけど、けど・・・
終わりの見えない陣痛 が続くのも、もう限界な訳で、点滴をお願いする事にした
    彼に承諾してもらう為に看護婦さんが部屋まで行ったが、相当お疲れだったのか、
超~爆睡 で全く起きないって、看護婦さんと笑っちゃった
    また後でそれは伝えるとして、準備をしてもらう
    点滴をし始めてから、いざという時に分娩台へ移動するのは、この身体、この体力、
    絶対に無理、嫌だと分かっているから、始まる前に分娩室に移動して、台へ乗る
    ちょっと緊張感が高まる

 分娩室

 分娩台に乗ると天井には満天の星空が広がり

 右横には大きなテレビで、海中の映像が

 繰り返し流されて、BGMでは波の音や

 さざ波、小鳥の鳴き声、癒される音を聞く

 当然、分娩中でも自分がリラックス出来る

 ようにと好みのCDを持参すれば、流してくれる

 ちなみに彼が選曲したCDをお願いしようと

 思って今朝作ったばかりのがあったのに、

 そんな事を思う余裕がなく、出番がないままに

 想い出としまう事になった・・・


07:45 朝食の配膳の際、彼に点滴の事を伝えてもらい、分娩の時まで引き続き
    休んでもらうようにお願いした
08:00 点滴が始まる
    針を固定するまでの間、仰向けの状態は陣痛が来ると相当辛く、
    早く早く固定してと願うばかり・・・
    装着完了すぐに右向きになっては、看護婦さんに腰と肛門を押してもらい、数時間が続く

-----病院へ来てから、24時間が経過-----

14:00 陣痛はまだまだ間隔が短くならず、気力も体力ももう限界を感じ、 ある事 ばかりを考える
『このまま終わってしまってもいいかも・・・いっそこのまま・・・』
    ホント辛くて、辛くて、彼が居ない所でマイナスしか出てこず、次に考えたのは、
『ここまで来たけど、もうギブして、帝王切開にしてもらいたい
    もう帝王切開でしか産めない・・・

    看護婦さんに告げた
「もう少しですよ、もうそこまで来てますから」
「もう身体が持ちません・・・切って出して下さい・・・
「切るのはダメです、頑張りましょうね
    と言ってはそのまま何処かに去って行ってしまった・・・
    その時点で言った事を後悔・・・ここまで来て、そんな弱音を吐くなんて・・・って、
    見捨てられてしまったんだ・・・と独りで痛みに耐えなくちゃいけなくなった

    数分後に見捨てられたと思っていた看護婦さんが戻ってきてくれ、励まし続けてくれた
    そして、 美羽(胎児名) が下りやすいようにと一番辛い体勢の仰向けを薦められ、正直
    戸惑うが、やれる事はやらなくちゃって、痛い辛いを繰り返していると、先生の内診で
子宮が全開 していると告げられ、 『やっと、ようやく、この時が来てくれたんだ~
    そうなれば後はヤルしかない』
って!!
    彼も駆け付けては、水分補給や汗を拭いたり、しっかりと手を握り、励ましの言葉を
    掛け続けてくれる

-----初めての陣痛を感じてから、37時間が経過-----

15:00 周りが慌しくなり、いよいよ いきみ の時が来た


子宮が全開になったからと言って、ズルズルって出てきてくれる訳じゃない・・・
そう分かっていながら、 長い長い産道をこのいきみ方で本当に出てくるのか
この場に来て、素朴な疑問に思いながらも、言われた通りに30分程続けていると
何かが下りてくるのを感じる
『これか~、これだ~、そこまで来ているんだ~』 と彼の手を握り締める
さらに続けると、そこまで来ているってハッキリ分かり、看護婦さんも
「頭が見えてきましたよ~髪の毛がフサフサですね~」
美羽(胎児名) のフサフサ髪の頭がアソコから出てきている
イメージをしながら、陣痛の波に合わせ、 フーウンッ、フーウンッ といきみを続ける
(→「フー」で息を吐いて、「ウンッ」で大を出すように力む)
彼も一緒に フーウンッ、フーウンッ って言ってくれている

何度も頭が出ては、いきみが続かず、休憩しちゃうと、ヒュ~って引っ込んじゃう
それを繰り返し、繰り返し、自分の中では頭の半分は出て、引っ込んでるんだろうと
思っていたら、
「まだね~卵くらいしか出てないですね~でも、その調子、上手ですよ~」
『え~っ、まだそんなモン!?』 とちょっとガックシと落ち込む
すると、看護婦さんが破水を起こさせ、ドバ~っと生温い 羊水
ひそかに温泉に浸かっているような感じで気持ちいいというのか、 こんなんもええなぁ~
って、ちょっと現実逃避になっていた

そして、いよいよラストスパート





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Last updated  May 21, 2008 09:40:18 PM
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