名前を刻む
それはなかなかいいアイデアかも......。
しかし、それをうまくオーナーに伝えられるかどうかが問題だ。
私はオーナーに、英語で、このしおりに私たちの名前を刻み、
７０個作って日本に送ってくれないかと、訳を話して頼んでみた。
オーナーは喜んで引き受けてくれ、すぐに見積もりを出してくれて、
１カ月後までには送ると言ってくれた。
このおじさんは英語を聞き取ることはできても、
話すことはできなかったので、彼はイタリア語、私たちは英語で、
ちぐはぐながらもなんとかコミュニケーションがとれた。
大丈夫かな、と少々不安だったが、さすが誇りあるイタリア職人、
１カ月後にしおりはちゃんと届いた。
フィレンツェの夕映え
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