1.涙のキッス
2.匂艶 THE NIGHT CLUB
3.ゆけ!! 力道山
4.フリフリ’65
5.C調言葉に御用心
6.忘れられたBig Wave
7.ニッポンのヒール
8.ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)
9.鎌倉物語
10.Brown Cherry
11.チャコの海岸物語
12.YOU
13.最後の日射病
14.東京サリーちゃん
15.クリスマス・ラブ (涙のあとには白い雪が降る)
16.Ya Ya (あの時代を忘れない)
HAPPY!THREE IN YOUR ROOM
1.エロティカ・セブン EROTICA SEVEN
2.OH,GIRL (悲しい胸のスクリーン)
3.海
4.MY FOREPLAY MUSIC
5.愛は花のように (Ole!)
6.HAIR
7.素敵なバーディー (NO NO BIRDY)
8.悲しみはメリーゴーランド
9.夕方 Hold On Me
10.ポカンポカンと雨が降る (レイニー ナイト イン ブルー)
11.EMANON
12.愛する女性とのすれ違い
13.真夏の果実
14.LOVE SICK CHICKEN
15.開きっ放しのマシュルーム
16.慕情
1989年の4枚組作品『すいか』以来となる限定生産ベストアルバム。洗剤のパッケージを模した箱に、「WITH YOUR LOVER」・「IN THE CAR」・「IN YOUR ROOM」と題したCD3枚、ハッピ、ハッピーステージパスが封入されています。このハッピを着用してライブに参加するファンもいますね。 今回は『すいか』とは異なり、桑田佳祐自身が全楽曲の中から幅広く収録曲を選んでいます。これまで日の当たることのなかったマイナーな楽曲や、桑田さん自身のお気に入り具合とは裏腹にヒットすることのなかった楽曲なども収められています。いきなり1枚目の2曲目に『おいしいね ~傑作物語』が収録されていますし、『亀が泳ぐ街』も当然のように収録されるわけです(笑)。 また全楽曲にリマスタリングが施されていて、聴き心地の良い音になっています。 (記:2008.8.5)
ゴージャスでソウルフルなアレンジに仕上げた穏やかなナンバー。イントロは『シャ・ラ・ラ』を思わせますね。歌詞も、「~くらい」・「スゴイ」・「辛い」で韻を踏んだり、『匂艶 THE NIGHT CLUB』のタイトルにも使われている造語「匂艶」を再登場させたり、色々やっていますが、とにかく全体としての完成度が高いです。ムーディーな言葉選びが見事。
結婚式で両親へ贈る、という設定のストリングス・バラード。編曲を宮川泰氏に全面的に依頼し、いつものサザンとは異なる雰囲気の楽曲になっています。バンド・サウンドが全く入って来ないフル・ストリングス。近年のライブでは、『Ya Ya (あの時代を忘れない)』と並び、アンコールのラストに演奏されることが最も多い1曲です。
総合 ★★★★☆
(記:2008.8.23)
コンピレーションアルバム 『海のYeah!!』 (1998.6.25)
DISC-1 ~SEA SIDE~
1.勝手にシンドバッド
2.いとしのエリー
3.C調言葉に御用心
4.栞のテーマ
5.いなせなロコモーション
6.夏をあきらめて
7.チャコの海岸物語
8.匂艶 THE NIGHT CLUB
9.鎌倉物語
10.Bye Bye My Love (U are the one)
11.ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)
12.海
13.みんなのうた
14.希望の轍
15.忘れられたBig Wave
今作で初CD音源化された『平和の琉歌』は、1997年3月に発売された映像作品『平和の琉歌 ~Stadium Tour 1996 ''ザ・ガールズ万座ビーチ'' in 沖縄~』に収録されていた楽曲であり、『ナチカサヌ恋歌』(アルバム『Southern All Stars』収録)以来の沖縄民謡風の楽曲。戦争と平和について考えさせられます。
14.SEA SIDE WOMAN BLUES
★★★☆ シングル『01MESSENGER ~電子狂の詩~』のc/wとして収録されていたナンバー。ハワイアン・アレンジのバラッドで、これまでの曲で言うなら、『愛して愛して愛しちゃったのよ』(『稲村ジェーン』)を思わせますね。まぁ、あの曲自体もカバーなわけで、つまるところ、和田弘&マヒナスターズの雰囲気。こうしたウクレレのアレンジですが、メロディーは極めて日本的な歌謡曲風なんですよね。染みます。「愛という字は真心で 恋という字は下心」というフレーズって、桑田さんのオリジナルなんでしょうか?
アルバム『さくら』に続いてリリースされた、1999年最初のシングル。表題曲は『さくら』で見せた「裏・サザン」路線を引き継ぐテクノ・ナンバー。桑田さん自身とても自信を持って世に送り出した楽曲ですが、セールスの低下傾向に歯止めはかからず、オリコン最高位10位、累計売上も10万枚を切る結果に終わってしまいました(なお、2005年のマキシ化再発売時に10万枚を突破)。『女神達への情歌』以来の低セールスに終わり、いよいよ売上低迷が深刻になってきたわけですが、この次が『TSUNAMI』の国民的大ヒット。わからないものですね。 なお、表題曲『イエローマン ~星の王子様~』は、長い間オリジナルアルバムのリリースがなかったこともあって結局アルバム収録の機会を逃し、現在までアルバム完全未収録。ライブでは頻繁に演奏されるので知名度は高めですが、CD音源を持っていないという人も多そう。ファンなら迷わずマキシシングルを買いましょう(笑)。 c/w『夏の日のドラマ』は、桑田さんの作詞・作曲で、松田さんがヴォーカルを務めるナンバー。こちらは『バラッド3 ~the album of LOVE~』に収録されています。