NO-NAMEの隠れ家

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CHAGE and ASKA(1)

CHAGE and ASKAって…!?

CHAGEとASKAによるユニット。通称「チャゲアス」。
高校・大学で同級生であった二人が、1978年のヤマハ・ポプコンで福岡大会から九州大会へ進む際に「チャゲと飛鳥」として結成。後にユニット名を「チャゲ&飛鳥」に変更。
1979年に『ひとり咲き』でデビュー。
初期の「演歌フォーク」と言われた時代から、打ち込みサウンドを取り入れるなどして、徐々に音楽性を変化させていきました。
1991年の『SAY YES』が史上空前の大ヒット。1993年には『YAH YAH YAH』もダブルミリオンを記録。1990年代前半を通して、チャゲアスは社会現象と呼べるほどの人気に。音楽的にも、通常のJ-POPとも洋楽とも異なる彼ら独自の音楽を作り上げるに至りました。
その後も音楽性を変化させながら活動を続け、2009年に無期限活動休止宣言。

グループ名の表記は1989年に「CHAGE&ASUKA」、1990年に「CHAGE&ASKA」へと変更。2001年からは「CHAGE and ASKA」。



作品レビュー

1stアルバム
『風舞』
(1980.4.25)



1.追想 ★★★
2.私の愛した人 ★★★
3.夢から夢へ ★★★★
4.ひとり咲き ★★★☆
5.風舞 ★★★
6.御意見無用 ★★★
7.夏は過ぎて ★★
8.冬の夜 ★★
9.流恋情歌 ★★☆
10.終章(エピローグ) ~追想の主題 ★★★★★

ボーナス

11.あとまわし ★★★
12.冬に置きざり ★★★

総合 ★★★

1977年、ヤマハポピュラーソングコンテスト(ポプコン)第15回の福岡大会で、CHAGEがグランプリ、ASKAが最優秀歌唱賞に。そして翌年の第16回ポプコンで、二人は本格的にデュオを結成。『流恋情歌』で、本戦会での入賞を果たします。翌1979年の第17回大会で入賞したのが『ひとり咲き』。この曲で8月25日に、ワーナー・パイオニアより「チャゲ&飛鳥」としてデビューを果たしました。
翌1980年2月には『流恋情歌』を2ndシングルとしてリリース。そして、4月25日に発売された1stアルバムが今作です。

収録された楽曲は、初期の彼らの音楽性である「演歌フォーク」そのもの。この呼び方は決して揶揄でも皮肉でもなんでもなく、彼らなりにしっかりと確立したオリジナリティ溢れる音楽スタイルを指しているのだと、僕は思います。
さすがに「今は昔…」と言えるようなサウンドの印象もある一方で、しかし、こういったアコースティックでシンプルな音だからこそ、今でも色褪せずに名曲として語り継がれる楽曲がこのアルバムからも残っているのではないでしょうか。
ASKAの作る美しいメロディーラインとスケール豊かな歌声は、1stにして早くも強く印象付けられます。ここでしか聴けない楽曲では、『夢から夢へ』は押さえておきたい美曲。

収録曲数、楽曲の印象度ともにASKAが押していますが、CHAGEも本編最後に不朽の名作『終章(エピローグ)』を聴かせてくれます。女性の立場から電話越しの別れを歌った1曲で、CHAGEと田北憲次との共作による切ない歌詞、美しいメロディーライン、二人のハーモニー等、10代でこの曲を作ったとは思えないほど、本当に素晴らしいです。ASKAに比べると拙くも誠実なCHAGEの歌唱も染みますね。
また、ボーナスとして収録されている『冬に置きざり』は、『流恋情歌』のカップリングだったCHAGE曲で、アルバム本編にはなかったポップス然としたナンバー。この後も時々CHAGEさんはお洒落な楽曲を作っていきますが、その第1号と言っても良いナンバーだと思います。時代を先取りするという点では、ASKAよりもCHAGEのほうが長けていたと思いますね。

(記:2007.6.23/一部加筆修正:2009.4.26)










2ndアルバム
『熱風』
(1981.2.25)



1.熱風 ★★★
2.水面の静(Instrumental) (評価なし)
3.万里の河 ★★★★
4.この恋おいらのからまわり ★★★☆
5.花暦 ★★★
6.悲炎 ★★
7.翼 ★★
8.あばんぎゃるど ★★☆
9.嘘 ★★★
10.草原の静 (Instrumental) (評価なし)
11.荒野 ★★
12.お・や・す・み ★★★

ボーナス

13.幻夜 ★★☆

総合 ★★☆

1980年9月にリリースした3rdシングル『万里の河』が大ヒットし、一般認知度を高めた彼ら。翌年にはこの2ndアルバムをリリースし、全国60を超える会場を回るコンサート・ツアーを大成功させます。アルバムとライブの2本柱で活動するという基本形が出来上がってきました。

今作の制作時には、ほとんどストック楽曲がなく、新たに制作したナンバーがほとんど。そのためか、1stとはまた違った色合いの一枚になっています。
『万里の河』・『この恋おいらのからまわり』・『嘘』など、1st同様の「演歌フォーク」路線、アコースティックで和風の響きの楽曲が中心ではあるのですが、一方ではキーボードが主張し始め、『翼』や『荒野』、ボーナス・トラックとして収録されている『幻夜』(『万里の河』のB面)など、ポップ/ロック色が押し出されてきました。CHAGEが初めてレゲエの要素を取り入れた『花暦』といった曲も。

今作で1曲挙げるならやはり『万里の河』ですが、松井五郎作詞の『嘘』も初期の佳作としてファンの間では有名。CHAGEさん自身も気に入っており、後のアルバム『PRIDE』ではリメイクもされました。
(記:2009.4.29)










3rdアルバム
『黄昏の騎士』
(1982.2.14)



サウンドトラック
『熱い想い』
(1982.5.25)

4thアルバム
『CHAGE&ASUKA IV -21世紀-』
(1983.6.29)

5thアルバム
『CHAGE&ASUKA V INSIDE』
(1984.3.25)

6thアルバム
『Z=One』
(1985.1.25)

ベストアルバム
『Standing Ovation』
(1985.12.5)


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