お家建てたい 変えてみたい6~10

その6

で、、なんだったっけ??
ああ、、なんだか出品作業に疲れ、忘れるところでした。
そうそう建築家さんとお見合い?でした。

やっぱり気になるのはどんな作品をこれまで建ててきたかという点でしょう。
作品集、竣工写真などを作っておられると思いますので
見せてもらいましょう!
貴方が見つけられなかった作品も見ることが出来ます。
本当は実際の作品を見せてもらうのがベストだと思います。
でも、住宅ですから、よっぽど気さくなクライアントでなければ、
なかなか難しいかも。
いや、見たい!と思ったら、一度建築家に尋ねてみたください。
ラッキーにも竣工直前の住宅や、気さくな施主さんの家が見れるかもしれません。
そのほか、住宅の考え方や、思い等のお話も訊きましょう。
話の流れによっては雑談などもいいかも。
趣味が一緒だったりして、結構気が合う!なんてことになるかも知れません。

候補建築家何人かに会って、きっと思うでしょう。
みんなそれぞれ考え方や、デザインが違うことを!
家ってそれぞれみんな違うんだってことを!

ここで気に入った建築家さんが見つかったら
後はラヴコール!
いやいや、、ほんとに結婚するんじゃないからね~~(^^;

その7
ところで、お気に入りの建築家さんをGETしたら、
ここからがもっともっと正念場。
いや、家が建つまで完成するまで、がんばりまっしょ~~
さて、初打ち合わせ。
ここで初めてあの苦心して、いろいろ考えて家族で話し合った
家族像計画レポートが役に立つのです。
いや、今までだって、役に立ってるんですよね。
建築家を選択するに当たり、要所要所でこの未来家族像が頭をよぎったと思います。
話し合うこと、書いてみること、まとめてみることで
家族の団結も固まり、進む道も1本でふと~くなって、
自然に心の中に植えつけているんですよね。
建築家にはこの家族の気持ちを話せばいいのです。
うちはこんな家族だ!
うちはこんな家族になりたいのだ!

で、おしまい??
ちが~~う!!
これからなんです。
今、始まったばかりなんです!

え?しんどい?疲れる?
せっかく家族もまとまって、素敵な家つくりのパートナー(建築家)も見つかったと言うのに、、、、
理想の家を建てると言うのはパワーが要るものなんですよね。
がんばってくださいね。
このお話はまだまだ続きます。

その8
お家のお話。
さてさて、これからいろんな希望、要望をお話して
本当のプラン、エレベーション、などの計画に入ってくるのですが
できるだけ、建築家のアイデア、経験を生かさなきゃ、意味がありません。
(だって、建築家もただではありませんしね~~ほほ、、)
かといって、いわれるがままだと、家族は満足できないでしょう。
遠慮しないで、意見を、考えを言いましょう。
「ぜ~~んぶお任せします。」なあんてことが
出来上がったらびっくりすることになるんですよね。
「えええ~~~これが私たちの理想???」
こんな問題にならないように、ちゃんと意見、要望、は申し立ててください。
大体のプランができてきたら、模型なども見せてもらいましょう。
要求しなくても対外模型は見せてくれると思うのですが。
で、それが本当に「我が家の未来家族像計画レポート」と重なり合うか見てみましょう。
ちょっと違うなあ~と思ったら、ちゃんとお話してください。
建築家の意見も聞いて、もしかしたらレポートの修正も出てくるかもしれません。
「あ~~!そういうのもいいなあ~~」って。
そうやって、何度も煮詰めて、理想に近づくのです。

*このときのみゃあさんのメッセージ*
「もともとエナエナ姉さんを知って初めてメールしたのも、こういうネタがきっかけでした。
家を建てるって、とても高いお買い物のはずなのに、意外と何も知らずに「お願いします」しちゃってるでしょ。
本当は希望があるはずなのに、知識がないから、専門家に任せれば安心だから、挙げ句は面倒だからと「お任せプラン」みたくしちゃうのは納得いかないと思ってますた。
猫ダンナの実家がまさにそんな感じ、田舎だと旧知の人とか地元企業にまさにお任せしちゃうのが多くて、実際ほとんど希望などなくキッチンなんかもメーカーさんのカタログだけ見てテキトーに決めちゃった感じ。
背の低い田舎のおばあちゃんには、ちょっと現代的なキッチンは使いづらそうでしたよ。
だから、これから家を買う人はこうあるべきと、すごくすごく考えさせられました。」

みゃあさんへ:ありがとうございます。HPより詳しくお話したいと思ってたので、ずるずると書いてますが、みゃあさんのようにどこかで家に対して意識、こだわりのある方がたくさん居られるはずなのに、わからないこともきっとたくさんあるだろうし、いざ、家を建てよう!変えよう!といったときに記憶のどこかで、そうだわ~どこかで誰かがこんなこと書いてたなあ~~なんて思い出していただければ、うれしいんですが。
また、今まであまり意識してなかったりこだわりがなかった方でも、ちょっと考えてみようかな、、なんて思っていただければなおうれし~~!

>もともとエナエナ姉さんを知って初めてメールしたのも、こういうネタがきっかけでした。

そうでしたね~~。
任せることは悪いことではないと思うのです。
でも、ちゃんとどうなるのか理解してないと、後でびっくらこくから。
ここはなぜこうなるの?ここはこの方が私たちに合うのかしら?これはどんなもの?寸法もプランもすべてその家族に合わせたものを考えてもらわないと、結局高い買い物なのに使いにくい家になってしまいますね。

>これから家を買う人はこうあるべきと、すごくすごく考えさせられました。

みんなローン組んだり、こつこつ貯金したりして、大事に貯めた資金だもの。大事に使って、理想の家族のための理想の家を建ててほしいです。ざっくり$持ってる方も同じだと思います。
みゃあさん!がんばって1件いかが~~♪

その9
いろんな打ち合わせにお疲れでしょうか?
いやいや、、ここであきらめてはいけません。
こうしているうち、やっとこさ基本のプランが出来上がるのです。
あくまでも基本です。
ほとんど理想に近づいたかと思います。
でもこれからが建築家の腕の見せ所!
基本のプランを大きい縮尺に置き換え、図面を作ります。
小さな縮尺で書かれた基本の図面がそのまま大きくなるのではありません。
ここで、コンセプト、デザイン上や施工上の問題、納まり上の問題が発生するのです。
この問題は、基本までも動かす場合があります。
「ここは我々や、この家族の気持ちとここは違うぞ!」
すごい葛藤をしながら、フルに建築家の頭脳とアイデアと経験を活用させ、
来る日も来る日も頭を抱えるのです。
あたまん中はそのことばかり。
平べったい図面上のものを、立体にし、(モデルを作ったり、スケッチしたり)
あ~でもな~いこ~でもな~い、、、、、
で、ご家族の方はというと、基本の図面を見て、モデルを見て、
「ここちょっと違うような気がする。こんな風に使えたらいいのにな~」
あ~でもな~いこ~でもな~い、、、
再びお互いが打ち合わせ。
お互いの意見がお~~!!私もそう思ってたんです!と、一致することもありますし、
ふ~~んとお互いが考え込むこともあります。
図面が大きくなればなるほど、気持ちが変わってきたり、違うと思うことが出てきたり、
これは、当たり前です。
お互いが頭の中で創造する家。
ちょっとぐらい食い違うところが出てきて当然。
ここでお互いが遠慮したり、ま~いいか、、なんて口を閉ざしたりしては
結局最後にその部分で泣く羽目になります。
気になるところは、やっぱり最後まで気になるものです。
理解できるまで説明してもらい、理解してもらえるよう要望し
納得して、家つくりができるよう。

これが理想の我が家に近づく基本だと思います。

その10
そろそろ理想と予算のことなどを書いてみようかな~~
なんて思った矢先、BBSに私の先輩がうまく表現してくれたので
ここで公表いたします。
実はこの先輩、日本を代表する建築家の一人でもあります村野籐吾先生の元お弟子さんで、
今はご自分でアトリエ(設計事務所)をされています。
HPがありますので、 こちら をクリックして覗いてみてください。
toppageのちょっとだけ建築家をクリックしてください。
為になるお話がきっと聴けると思います。

え!村野籐吾先生を知らない?え~と関西で言うと、「都ホテル」「宝ヶ池プリンスホテル」「宝塚カトリック教会」「そごう」関東では、「新高輪プリンスホテル」「日生劇場」(まだあるのかしら?)あと、役所や住宅や学校も幅広く手がけていた方です。

さておき、本文ですが。

まずは、BBSの書き込みから。

私自身住宅を専門としていませんが(専門にするほど仕事がこないのが現実かな?)家で仕事をしていて自治会活動、PTA活動の折、近所の奥様と話をしていると皆さん建築の専門家ではなくとも主婦の専門家であり、又一家の生活を取り仕切る専門家だと感じます。(お父ちゃんなんて所詮家に寝に帰って、休みの日はパソコンの前に座ってるだけとか)色々教えられる事ありますね。
そんな方と話をして生活のパターンなどを聞くと、実際知り合いの家の改装のヒントも貰えました。デザインの見栄え重視だけでは生活できませんし折り合いを調整するのが建築家です。ある意味建築家はエステシャンのようにこれから家を建てると肩を張っている人の気持ちをほぐしてあげられなければいけないと思います。
要は自分達の生活を理想でもいいから詳細に想定することが建築家に頼む時のてだてになり家を建てるという現実味を帯びる近道と思いますよ。


はい!仰せのとおり!

建築って解り難いですよね

ある 建築家 のHPに坪単価表現に対するエッセイがあり、面白かったので抜粋ですがご紹介します。

『車を買いたい、一台いくら ?』
『軽四ですか ? スポーツカーですか ? RVですか ? 排気量は ?』
『あのディーラーでは○○円だったけど・・お宅は幾らにしてくれる ?』
『ですから、どういう車を買いたいんでしょう ?』
『四人乗りで良いんだけど』
『ですから、四人乗りにも色々あって・・・はぁっ・・・』
という会話と同じなのですが。なかなか通じません。実際にお客さんはカローラの価格で、クラウンを手に入れたい人が多いようです。 そこを何とかするのが設計事務所ではないのです。 冷静に判断してカローラくらいの予算しかないけど、そのなかで何ができる?と尋ねるのが正解ではないかと思っています。 カローラの予算で軽四を売りつけられないためには、やはりお客さん側も図面や見積書をある程度理解しないといけないと思いませんか?
(この一説は architect office- Strayt Sheep
という建築設計事務所の長村さんのホームページより管理者了解の上
転載されています)


家を建てたいと思ったら自分の生活を楽しくしたいと色々興味を持って少しだけでも勉強し始める事が大事だと思いますね。


カローラの予算でクラウンを!?よくわかる表現ありがとうございます。
カローラの予算で物質的(たとえば内装革張りとか、床大理石外壁御影石などなどのこと)にクラウンはできないですが、
この物質的ではなく、「理想の家族」がクラウンとしますと、
カローラの予算でできる「クラウン=理想の家族」に近づけて行くことが建築家の仕事のやり方ですよね。
見積もりや、図面についてはもちろんご家族側にもいろいろと関心を持って、理解していただかなくてはなりませんよね。
それにはやはり勉強と、建築家とのコミュニケーションが必要です。

めっちゃついでになんですが、
私がこの「お家建てたい 変えてみたい」で再々登場する
「理想の未来家族像レポート」とは、石張りの床に金箔の天井超高級システムキッチン、などなどの物質的理想ばかりではないことを、ここで言わせていただきます~。(わかってるって!)

続く


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