現在のところ、ブルー系では最高とされている個体だ。実は私は19歳の頃にこれのメリクロン株を購入したのだが、その後まもなく転居することになって処分してしまった。いつかまた入手したいと思っていたところ、めでたく3年前に入手することができた。本当にオリジナル株なのか?という疑念もなくはないが(笑)、少なくともこの花を見る限りは、一般に出回っているメリクロン株に比べて花の展開が良いように思える。 なお、以前、この個体とLc. C. G. Roebling 'Blue Indigo'との交配種を2個体紹介したことがあったが、それぞれ残念ながら両親のブルーの色は遺伝せず、普通のラベンダーの花が咲いてしまった。
2枚目の画像のものは今年の10月3日に、3枚目のものは昨年(2014年)の12月8日に紹介している。いずれも花の形は両親の特徴を受け継いでいるが、色が遺伝しなかったのが残念。ただし、交配相手によってはブルーの色が遺伝するようで、ミニカトレアのLc.Memoria Robert Strait との交配種のLc.Cosmo-Dinardには、ブルーの個体が出現している。最近はカトレア原種のブルー個体にも良いものがあるので、それと交配するとブルーの大輪整型花が作出できるかもしれないが、今のところ実行する人はいないようだ。ならば私が・・・と言いたいところだが、育種には場所や資金が必要なため、趣味の範囲ではは極めて困難である。宝くじでも当たったら実行したいところだが。ちなみに、年末ジャンボはしっかりと買った(笑)。