英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

2005/09/24
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  1. Ready For The Storm (Dougie MacLean)
  2. Calling On Song
  3. Bodhran/Fiddle Medley: Molly Rankin’s Reel (John Morris Rankin)/ Saint Anne’s Reel /Dinkie Dorrian’s (Francie Byrne)
  4. Loch Tay Boat Song (H. Boultom/R. McLeod)
  5. Planxty Mira Medley: The Bothy Band Jig /The Diplodocus (Liz Carroll)/Planxty Mira (Ciaran MacGillivray)
  6. Cape Breton Lullaby (music Trad/lyrics Kenneth Leslie)
  7. Boholla Medley: The Boholla #2 Jig/Trip To Killavil/O’Connell’s Welcome To Dublin/The Swallow Tail Jig
  8. The Wild Goose (Wade Hemsworth)
  9. The Guitar Jigs: The Mabou Jig (Donald Angus Beaton)/Hare Slough Jig (Willy Sawrenko)/The Advil Jig (Randy Foster)
  10. Reconciliation (Ron Kavana)
  11. Celtic Harp Medley: Planxy Irwin. a.k.a. Col. John Irwin (Turlough O’Carolan)/The Water Rabbit (Jenny Tingley)
  12. The Parting Glass


Ciaran MacGillivray (age 16)
key, g, strat, tin whistle, vo
Fiona MacGillivray (age 15)
tin whistle, harp, bodhran, lead & harmony-vo
Jimmy MacKenzie (age 17)
g, hodhran
Roseanne MacKenzie (age14)
fiddle, stepdancing, harmony-vo
John McDermott
Brigham Phillips
Gordie Sampson
Allister MacGillivray
Beverly MacGillivray
Allie Bennett
Pat Kilbride
Mark Kelso
Jason Fowler
Lenny Soloman
Jonathon Craig
Anne Lindsay (solo violin on 10)
Wendy Soloman (cello solo)

 これを買ったのは今年の6月。
 カナダの子供トラッド・ポップ4人組という知識だけ引っさげて去年の師走に コッターズ の生演奏を体感しに行き、コケにできないパフォーミングに感動。
 4ヵ月後にようやくデビュー作(2002年リリース)を入手したところ、なんなのこの子達!おばちゃん怒るわよ! と憤慨するほどの傑作でしてね。
 それで2作目もほしいなあと思って探し回り、レコミンツで見事発見するに至ったというわけなのでした。

 でもさー普通中高生による演奏って、技術はまだまだ足りなくて、その分一生懸命にやっているところが評価されるポイントだと思うじゃない?
 ところがこの4人ときたら、大人顔負けの落ち着き払った演奏を披露しているんですよ。
 歌声の子供っぽさはさすがに隠せないけど、なんだこの重厚なフィドルは。この流れるようなギターは。
キアラン君 フィオナちゃん のパパとママはじめ10人以上の大人が手伝っているとはいえ、主役の4人は最長老の ジミー君 でさえ来年2月でようやく19歳ってことを忘れちゃいけないのだ。
 フィオナちゃんのクリアな高音はまだまだ少女だけども、前作では合唱祭の独唱だったキアラン君の歌声がだいぶ腰据わってきてる。
 そしてさすがは仲良し兄妹二組、重唱の息はぴったりです。

 澄んだ少女声と同時に、ティーンらしい楽しさいっぱいのメドレーもコッターズの魅力。
 それほど派手なことはやってませんが、4人の音楽に対する思い入れの強さがよく伝わってきます。
 初めて披露されるフィオナちゃんのハープ、9でのジミー君の達者ぶり…細っこい体で軽快に踊る ロザンヌちゃん のタップ音も3で聴くことができます。

 最初と最後に哀愁メロ炸裂の曲を用意していて、間に入っている曲も短調(気味)のが多いなあ。上で楽しさいっぱいメドレーって書いたけどあっけらかんとした能天気なタイプではないのね。一聴、元気よく弾んでいるけど奥では物悲しかったりとか。
 民謡のセレクトとアレンジは アリスターパパ と4人がやっていて、おそらくはパパのレコードライブラリーから見繕ってくるんだろうけど、スコットランド系カナダ人って哀メロ嗜好なのかな。


 来年あたりに3作目が出てくるのかな。
 本作ではキアラン君のみ合格した自作曲も、今度は4人全員分が収録されることを期待しているぞ。
 学業との両立は大変だろうががんばってくれい。

 微笑を浮かべる眼鏡っ子キアラン君は、某韓国人俳優に似てないこともない。


Cottars コッターズ / On Fire 【CD】





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Last updated  2010/03/14 12:33:07 AM
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