英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

2005/10/06
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  1. Puirt A Beul/Snug In A Blanket
  2. Soraidh Bhuam Gu Barraidh
  3. Glen Orchy/Rory MacLeod
  4. Am Buachaille Ban
  5. The Haggis
  6. Brenda Stubbert’s Set
  7. Ma Theid Mise Tuilleagh
  8. David Glen’s
  9. Urnaigh A ‘Bhan-Thigreach
  10. My Laggan Love Fox On The Town
  11. An Ribhinn Donn


Karen Matheson
lead-vo
Charlie McKerron
fiddle, backing-vo
Marc Duff
recorder, whistle, bouzouki, backing-vo
Donald Shaw
accordion, key, backing-vo
Martin MacLeod
b, fiddle, backing-vo
Shaun Craig
g, bouzouki, backing-vo, per

 実はさほどの思い入れは持ってなかったりする。
 この2作目以外に聴いたのは89年発表の3作目だけのくせに随分と生意気な口をきいてますが、うーん、いいっちゃあいいんだけど何か足りないんだよなあ…と、「積極的には買わなくてもよしリスト」に入り込んでいたんです。
 今年の4月に800円の値を付けられているのを発見したときはちょっと迷いましたが、1年半前よりは私の耳も多少肥えているだろうし、新しい発見もあるかもしれないから買ってしまえ~と。
 そんなに高くもなかったしね。

 で、初めて(?)じっくり聴き込んでみたわけですが、 カレン・マシスン が美声!
 一点の曇りもなく透明度は摩周湖並みです。
 ゲール語シンギングってのは概して神秘的に聴こえるものだけど、高音がどこまでも突き抜ける彼女はもうファンタジーの域にまで行ってしまいそうです。
 男性陣によるバッキングコーラスがまた、良い。

 重すぎず軽すぎない重唱は大作歴史映画のエンドロールで流れていても違和感なさそう。

 これだけなら「 カパーケリー を聴かず嫌いしていたのは誰だ? …俺だ。俺のバカバカバカ!」と頭の中にタケシ少年が登場するところなんだけども。

 やっぱり物足りないんだよなあ。
 蛇腹、笛、弦が織り成すアンサンブルは適度にドライブしていて心地よいんだけどねぇ。
シリー・ウィザード バトルフィールド・バンド みたくガツンと来るものがほしい。
 無骨な骨太ケルトを聴いて喜んでいる私にはちょいとおしとやかすぎるかなー。
 自然とリズムを取ってしまうような曲も登場してますが、うおおおおぉぉかっこいい…!と興奮するまではいかないんですよ。
 でもウォーミーなサウンドであることは確かなので、「誰か私の冷え切った心を暖めて!」というあなたにはいいかもしれません。


 なんだかんだ言って、この先も買い続けるんだろうな。
 好きなのかそうじゃないのかわからなくなってきたけど、カレンの美声を再確認できたという意味では新発見はありましたね。






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Last updated  2006/11/03 10:24:29 PM
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