英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

2005/11/24
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カテゴリ: 80年代男性ソロ

  1. Shawnee Town (Dillon Bustin)
  2. First Cut Is The Deepest (Stephens)
  3. Roving Gambler
  4. This War May Last You For Years
  5. Reuben’s Train
  6. Green Linnet (Ireland)/ Grinning In Your Face
  7. Moth (Lister)
  8. Moonshine (Simpson)
  9. For Jessica, Sad Or High Kicking (Simpson)/ My Dearest Dear
  10. Stillness In Company (Radcliffe)
  11. Essequibo River
  12. Handsome Molly
  13. Lakes Of Ponchartrain
  14. Doney Girl (America)
  15. No Depression In Heaven
  16. The Keel Row (England)
  17. Masters Of War (B. Dylan)


Martin Simpson
vo, a-g, e-g, kalamazoo lap steel, flyde dobro, banjo, jaws harp
Jessica Simpson
vo
John Spencer
vo, a-g, e-g, dobro, jaws harp
Jonathan Davie
e-b
Bob Smith
ds
Mickey Barker
ds, per
Mary McLaughlin
syn, vo
Laurie Harper
fiddle, mandolin, jaws harp, per, vo
Rob Mason
harmonica
Dave Clewlow
trumpet, flugelhorn
Ian Blake
clarinet
Andrew Cronshaw
zither, steelpan
Annette Costello
backing-vo

 どうして フェアポート・コンヴェンション から マーティン・シンプソン に流れ着いたんだろう? 取り上げているトラッドがかぶりまくりなのかなあ?と疑問だったけど、どうやら同じ日同じ店で買ったというのが選抜理由らしい。
 つながりを見つけるのがめんどくさくなってくると、こういうくだらない理由をぶち上げちゃうんだよなあ。ちなみに次(#408)も同じ流れです。

 1953年にサウスハンプシャーで生まれた人で、若い頃は ホット・ヴァルチャーズ にて イアン・アンダーソン ジェスロ・タル の人じゃないよ)と共演。その他 ジューン・テイバー とデュオ作を出したり、 アルビオン・バンド
 本作は(83)、 「サッド・オア・ハイ・キッキング」 (85)、 「トゥルー・デア・オア・プロミス」 (87: ジェシカ・シンプソン との共演盤)から選曲されたコンピ。
 トラッドを中心に17曲が収録されています。

 この人はアメリカンフォークから強い影響を受けてそうだなあ。
 バンジョーやドブロがそう思わせている部分も大きそうだけど、声質や歌い方の癖なんかもアメリカくさい。なんていうか、歌声から英国フォーク風の朴訥さが感じられないんですよ。田舎っぺなとこは一緒だけど、彼の場合はもうちょい乾燥しているというか、湿っぽさがないというか。ヘタレ感が足りないとも言えるかな。

 歌い手としての側面を少々洗ってみたけど、本来の姿はバンジョー奏者兼ギタリストだと思うね。実際、インストのみのパートも少なからずあることだし。
 ガットギターに挑戦するも3時間で挫折した私が言うのもなんだけど、かなりの腕達者だと思います。ジャズだろうがブルースだろうがカントリーだろうがクラシックだろうが歌声喫茶だろうが、何でもござれなんじゃないのか彼。
 派手な弾き方してるんじゃないけどね、表現力と間合いが非常によろしいのですよ。歌心のあるギターだなあと思わずにはいられませんな。


 ここ以外の参加作品でレビュー済みのを挙げてみたのでよかったらチェックしてみてね(アルバム名は略すよ面倒だから)。

マーティン・シンプソン→ジューン・テイバーとのデュオ、アンドリュー・クロンショウ
アンドリュー・クロンショウ→ラルフ・マクテル、シリー・シスターズ、自分の作品
イアン・ブレイク→アンドリュー・クロンショウ
ジョナサン・デイヴィ→アンドリュー・クロンショウ

ローリー・ハーパー→アンドリュー・クロンショウ

 なんだよこれ。一言「 アンドリュー・クロンショウ のアルバムに参加してる人がたくさん」でよかったんじゃん。

 お。17は “プリティ・ポリー” “ノッタムン・タウン” を混ぜ合わせたような曲調だね。 ディラン って色々言われてるけど、この曲も○×りってことなんでしょうか?


●3:ランブリン・ジャック・エリオット「ケルアックズ・ラスト・ドリーム」(97)

●9B:ショーン・キーン「オール・ハート・ノー・ローゼズ」(94)

●13:プランクシティ「コールド・ブロウ・アンド・レイニー・ナイト」(74)

●14:メロディはペンタングルがやった“ウェディング・ドレス”と一緒。歌詞もたぶん同じ。収録先は「リフレクション」(71)

●16:イアン・キャンベル・フォーク・グループ「ディス・イズ~」(63)




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Last updated  2006/11/03 05:40:53 PM
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