英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

2006/03/02
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  1. 5D (Fifth Dimension) (J. McGuinn)
  2. Wild Mountain Thyme
  3. Mr. Spaceman (J. McGuinn)
  4. I See You (J. McGuinn/D. Crosby)
  5. What’s Happening?!?! (D. Crosby)
  6. I Come And Stand At Every Door (N. Hikmet)
  7. Eight Miles High (G. Clark/J. McGuinn/D. Crosby)
  8. Hey Joe (Where You Gonna Go) (C. Powers)
  9. Captain Soul (C. Hillman/D. Crosby/M. Clark/J. McGuinn)
  10. John Riley (B. Gibson/R. Neff)
  11. 2-4-2 Fox Trot (The Lear Jet Song) (J. McGuinn)


Mike Clark
ds
David Crosby
rhythm-g
Chris Hillman
b
Jim McGuinn
12 string-g
Van Dyke Parks
p on 1

バーズ の3作目のスタジオ盤で、 「霧の5次元」 という邦題でよく知られています。

 サイケデリックが賑やかだった時代に発表されたアルバムですが、フォーク色も強く残っております。
 時にはストリングスを加えたり、ハーモニカをダルに吹いてみたりしている中、一際輝く12弦ギターが醸し出す独特のおくすり感がなんとも言えず心地良いのです。

 おくすりとはいっても本作の場合は不健康なイメージはほとんどなく、柔らかな日差しの下にいるような…。
 ドラッグの匂いをさせつつも退廃的ムードが漂っていないのは、ソフトで厚いコーラスと親しみやすい歌メロのおかげなのかも。

 シングルカットされた7(邦題は “霧の8マイル” )は14位まで上昇、アルバム本体も24位まで上がり、トップ40に8週間居座りました。

 2はアイルランドのトラディショナルで、 バート・ヤンシュ タナヒル・ウィーヴァーズ などが演奏しています。

 広島の原爆で死んだ少女を歌った6のメロディはスコットランド民謡でチャイルドバラッド113番の “グレート・シルキー”
 確か、 トゥリーズ のレビューで「この曲どこかで聴いた覚えが…」と書いた覚えがあるんだけど、正体はバーズだったんだね。
 “グレート・シルキー”は ジョーン・バエズ も歌ってますが、トゥリーズのバージョンとバーズのバージョンは双子のようにクリソツです。

 10は場合によってはアメリカ民謡とクレジットされる曲。これまたJ・バエズが演奏していました(レビューにはまだ登場してない)。


●2→ Bert Jansch Donal Hinely Sean O'Neill Band (別タイトル9番)、 Strawbs (別タイトル2-14番)、 Tannahill Weavers

●10→ Miriam Backhouse




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Last updated  2006/03/06 09:32:53 PM
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