英国民謡好きの戯言

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2007/08/13

＃861　BERT JANSCH CONUNDRUM 《BBC RADIO I LIVE IN CONCERT》　82年スコットランド

(2)

カテゴリ： 80年代男性グループ

Poor Mouth (B Jansch)
Running From Home (B Jansch)
Kingfisher キングフィッシャー（カワセミ）(B Jansch)
Let Me Sing ラヴ・シンガー (B Jansch)
Sovay
Alimony アリモニィ（離婚手当） (Shel Silverstein)
Love Is Lost (B Jansch)
Fresh As A Sweet Sunday Morning 日曜の朝のようにさわやかに (B Jansch)
Up To The Stars (B Jansch)
If I Were A Carpenter (T Hardin)
Sit Down Beside Me (B Jansch)
Is It Real? (B Jansch)
Heartbreak Hotel (Mae Axton)

Bert Jansch: g, vo
Martin Jenkins: mandocello, violin, vo
Nigel Portman Smith: b
Luce Langridge: ds
Albert Lee: g
produced by Jeff Griffin and Mike Hawkes

　つい最近ペンタングルの４枚組を入手しましてね。
　ライナーにはペンタングルの名付け親は誰だったのかとか、バンドをリードしていたのは誰だったのかとか興味深いことがたくさん書いてありました。

　そんな折に出てきたレビュー候補は バート・ヤンシュ 。
　なんてグッドタイミング！

　ヤンシュ、 マーティン・ジェンキンス 、 ナイジェル・ポートマン・スミス の３人での バート・ヤンシュ・コナンドラム 名義での録音は６まで、1980年７月。

　７以降は82年４月の録音で、相棒はカントリー・タッチのピッキングが得意なでかっ鼻ギタリストことアルバート・リー。

　どちらもロンドンにあるパリス・シアターでのライブ、ドラムのルース・ラングリッジは両方に参加。

　演奏しているのは自作曲が中心で、カバーが少し、トラッドが１曲。

　全体的にゆるやか～なムードが漂っているね。
　ヤンシュのギターが主役になっているのは当然なんだけど、マーティンの奏でるバイオリンがまたいいアクセントになってるんだ。
　切なくてオリエンタルも少し入っていて、聴いているとどうしてもダンドゥ・シャフトを思い出してしまいます。

　ヤンシュって人の歌声は若い頃から熟成されてしまっているから、60年代の音源でも今世紀に入ってからの音源でも「若いな～」とか「老けたな～」と感じることは少ないんだよね。
　本作を聴かされて30代後半の時の音源だと言われればそれはそれで納得してしまいます。
　どうやら私にとってシンガーとしてのヤンシュは30代後半が一番しっくりくるみたい。
　声質、佇まい、瑞々しい若さはないが枯れてもいない…。

　唯一のトラッドはペンタングル時代にもやっていた “ソヴェイ” 。
　ペンタングルではジャッキー・マクシーの低音がえらく渋かったけども、ここに収められているバージョンは少しテンポアップしていてトーンも明るめ。
　マーティンも歌ってます。

　コナンドラムでのラストは随分と陽気でアメリカンな曲調。
　ヤンシュの作る曲って湿っててブルージーなものが多いのに珍しいなあと思ってたら、このシェル・シルヴァースタインって人は事実アメリカ人でスキンヘッドがよく似合う歌手・作曲家・漫画家・イラストレーター・作家だそうで。

　７以降は路線が変わるね。
　名うてのギタリスト２人（確か年齢も一緒）のコラボ！
　軽やかなリーさんのギターとウェットなヤンシュの歌…
　リーさんの嗜好が出たカントリーっぽい感じのもあれば、ザ・英国！な湿り気あるものも。
　ヤンシュの相方つったらペンタングルの同僚ジョン・レンボーンが真っ先に出てくるけど、リーさんとのツインリードも乙だな。

バート・ヤンシュ公式

＜今日の私＞

久しぶりにマニキュアを塗りました。
仕事するとすぐはげるから平日は塗れなくてね。

桜色でラメラメ☆
今夜はおデートだから洒落っ気出しちゃった♪

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