英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

2007/08/14
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カテゴリ: 70年代男性ソロ

  1. Build Another Band (B Jansch)
  2. I’ve Got A Feeling (B Jansch)
  3. One For Jo (B Jansch)
  4. The Blacksmith (B Jansch/Doc Watson)
  5. Travellin’ Man (B Jansch)
  6. Lady Nothynges Toye Puffe (John Renbourn)
  7. Fresh As A Sweet Sunday Morning (B Jansch)
  8. Angi (Davy Graham)
  9. Stone Monkey (B Jansch)
  10. Dance Lady Dance (B Jansch)
  11. When I Get Home (B Jansch)
  12. In The Bleak Mid Winter (Holst/Rossetti)
  13. Key To The Highway (Broonzy)
  14. Chambertin (B Jansch)

バート・ヤンシュ のライブ盤を出してみよう。
「ザ・リヴァー・セッションズ」 の録音データは1974年11月18日、生まれ故郷グラスゴーはシティ・ホールでのソロライブです。

 2は ペンタングル ジャッキー・マクシー が歌っていたね。
 ヤンシュがダル気味なギターにのせて歌うとさらにブルージーさに磨きがかかります。

 6のタイトルはやけに中世っぽいなあ、ああやっぱり ジョン・レンボーン の作品でしたか!
 と思ってたら3もレンボーンが作った曲に(タイトルが)似てるなあ。
 レンボーンは “ワン・フォー・ウィリアム” っていうギターとオーボエによるとびきりのインストを披露していたよね。
“ワン・フォー・ジョー” のジョーとは、ペンタングルのローディーの恋人ジョアンナのことみたいだよ。

 4は同名の民謡が存在してますが、鍛冶屋を思う女性が主人公の人気トラッドとは別物。
 メロディラインも全然違うなー。
 何か思いつめたような雰囲気で、くわえ煙草でギターを弾く物憂げな表情のジャケとマッチしてるねえ。

 あ、私、嫌煙家ですが嫌愛煙家ではないので念のため。

 定番の デイヴィ・グレアム 作品 “アンジー” ビッグ・ビル・ブルーンジー の曲もカバー。

 12はよく歌われる賛美歌の1つで、作曲者は グスタフ・ホルスト 、作詞者はクリスティーナ・G・ロセッティ。
ストーン・エンジェル ジョン・レンボーン・グループ のジャケットに採用されたダンテ・G・ロセッティの2つ下の妹さんです。

 そうそう、ギターがいつもとちと違う。
 おなじみの弦を切ってしまいそうな力強いピッキングではなくて、もっと流麗でソフトなの。
 元同僚のレンボーンほどではないけれど、ヤンシュにしては随分と柔らかく弾いてますよ。
 残響も彼にしては多めに取っているしね。(これは会場の音響のせいなのかもしれんが)

 詳細なデータが欠落しているので断言はできないけど、サポートなし、全部1人だけで弾き語りと思われます。
 まったくさ、ギター1本しか使っていないのにまるで複数本あるように聴こえるってなんなのさ。
 どんだけ音が厚いんじゃ!
 終始リラックスで歌も演奏も充実です。やや緩めにのんびりと、しかしきちっと進行しています。

 凱旋ライブってことでお客さんの反応はぬくとく、さすが地元の英雄!ですね。
 13終了後の拍手と歓声はいつまでも終わりそうにないよ。

 本人も気負いなく演奏している様子です。
 歌声も高めの音域まで伸びやかで、しかしMCはいつものようにおとなしそうな控えめトーン。
 勝手な想像だがバート・ヤンシュの普段の喋り声って声は小さめで覇気はそんなになさそうだわ。


バート・ヤンシュ公式




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Last updated  2007/08/14 06:53:57 PM
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