英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

2007/11/17
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カテゴリ: 50&60年代男性ソロ
marc brierley_welcomemarc brierley_hellomarc brierley_ep


  1. The Answer Is
  2. Vagabond Of Sleep
  3. Matchbox Men
  4. Over The Hills
  5. Symphony
  6. Take Me For A Ride On Your Aeroplane
  7. Welcome To The Citadel
  8. Hold On, Hold On, The Garden Sure Looks Good Spread On The Floor
  9. Autograph Of Time (After All The Heat Was Hung)
  10. Sunlight Sleepers Song
  11. Making Love
  12. Time Itself
  13. And Who Would But Think
  14. Thoughts And Sounds
  15. Sunny Weather
  16. Lady Of The Light
  17. Today I Feel Like Leaving You
  18. O Honey
  19. A Presence (I Am Seeking)
  20. The Room
  21. Byrd Lives
  22. Hello
  23. Lookin’ Around The Room
  24. When Martha Comes


  1. Be My Brother
  2. If You Took The Bandage Off (You Wouldn’t Be So Blind)
  3. Stay A Little Longer Merry Ann
  4. Flaxen Hair
  5. A Time For Love
  6. Dragonfly
  7. Arctic City
  8. Rel’s Song
  9. If You Leave Me Now

disc one: all tracks written by Brierley except track 14 Brierley, Hiscock
disc two: all tracks written by Brierley

Welcome To The Citadel (disc one 1-14)
Marc Brierley
vo, a-g
Tony Reeves
e-b
Clare Lowther
cello
Mike Travis
ds, per
Henry Lowther
trumpet, violin
original album cover oil painting and design Ron Henderson

Hello (disc one 15-24)
Marc Brierley
vo, a-g
John Fiddie
b
Dougie Wright
ds
Tony Carr
per
Dudley Moore
p
Graham Todd
organ
Harold McNair
flute
Mox
mouth harp
London Symphony Orchestra
strings
original album cover, photography Gered Mankovitz

disc two
Marc Brierley
Andy Bown (1, 2: p)
Billy Butler (1, 2: g, backing-vo, musical direction and production)
Andrew Lloyd Webber (3: musical direction and production)
London Philharmonic (3: orchestra)
John Barham (4: musical direction and production)
Nathan Joseph (5-9: produce)

マーク・ブライアリー の2枚組。
 「the complete recordings 1966-1970」の副題のとおり、1枚目は14までが68年リリースの 「ウェルカム・トゥ・ザ・シタデル」 、15以降が69年リリースの 「ハロー」
 2枚目は1と2が70年11月に出たシングル、3と4が69年5月に出たシングル。
 5から9は66年にトランスアトランティックから出たEPです。(それ以外は全部CBSから)

 彼を知ったのは例によってラビリンスで、紹介文を読む限りでは悪くなさそう…ってことで頭の隅に「いつかは聴いてみたい人」としてインプットされていました。
 ふらり立ち寄ったディスクユニオン新宿ルーツ&トラディショナル館にて2枚組が1680円で売られていて、適当編集のコンピ盤かと思ったけどどうやら初期音源を集めたアルバムみたいだったから勇気を出して買ってみたのです。(基本的にベスト盤は好きではないのだ)

 結果は買って大正解!
 まさかこんなに素晴らしいSSWだとは思いもよらず…。
2006年に買ったCDで大感激した15枚 にも入れちゃったもんね。

 第一印象は 「ブライター・レイター」 の頃の ニック・ドレイク
 彼ほどの翳りはしょってないけれど、この人もかなり内省的なタイプとみた。
 実力以上の力を出してベリークールな音楽を作るぞ!てな無駄な気合は微塵も感じられず、まったくもって素朴です。
 声域もそんなに広くないしね。

 弾き語り系SSWとしては ドノヴァン の名前も脳裏をかすめたけど、彼のようなサイケハッピー臭は出てないなあ。
バート・ヤンシュ とも ラルフ・マクテル とも違うし…

ヴァシュティ・バニヤン ならちょっとだけ近いかもしれない。
 ちょっと儚げで翳っていて、一方で楽しげなピクニックの雰囲気も併せ持ってる。

 演奏はゲスト陣が妙に豪勢だけどあくまでも彼らは脇役。
 といってマークの弾くアコギが常にジャカジャカ鳴っているわけでもなくて、淡々と語りかけるような弾き方です。
 参加者に反比例して音数はさほど多くなく、だから時折響く弦やラッパが心地いい。

 全体的に和やかムードが漂っていて、パッと聴き眠くなりそうだけど曲が粒揃いだから睡魔が入り込む隙間なし。
 普段はトラッドにうつつを抜かしている私だけど、この手の柔らかめ自作自演歌手も大好き。

 アルバム2枚分、EP1枚分、シングル2枚分(計4曲)を収録した全33曲。
 本作を聴いていると日々の喧騒を忘れることができます。
 2000円以下でこれだけたくさんの名曲が聴けるとは、私はなんて買い物上手なんでしょ♪
 もう一生涯の宝物だよ。


公式サイト
 本名マーカス・ブライアリー。音楽は副業みたいなことが書かれてますが…そうだったの!?
 かわいい顔した俳優の息子がいるようですね。





<今日の私>

戯言レビューに試練が訪れました。
さっきマディ・プライアのレビューをアップしようと思ったら、
「禁止ワードあるからダメ」とのメッセージ。
一番怪しそうな言葉を削除して再チャレンジしたら無事更新できました。

その言葉とは、この業界では頻出する血族間で関係を持つことを意味する四字熟語。
前は問題なく使えてたんだけど、ルールが厳しくなったみたいだね。
これからはあまり過激な言葉は使えないなー。ピンチ。


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Last updated  2007/11/17 08:16:31 PM
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