英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

2011/06/18
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taste_on the boards

  1. What’s Going On
  2. Railway And Gun
  3. It’s Happened Before, It’ll Happen Again
  4. If The Day Was Any Longer
  5. Morning Sun
  6. Eat My Words
  7. On The Boards
  8. If I Don’t Sing I’ll Cry
  9. See Here
  10. I’ll Remember



Rory Gallagher (1948.3.2~95.6.14)
vo, g, harmonica, alto sax
Richard McCracken (1948.6.26~)
b
John Wilson (1947.11.6~)
ds

 オアシスのギャラガー兄弟ともレイヴンのギャラガー兄弟とも血縁のないロリー・ギャラガー。
 長きにわたるソロとしてのキャリアをスタートさせる前に組んでいたのがこちらのテイストで、1966年から71年までの期間をリチャード・マックラケン、ジョン・ウィルソンと一緒に過ごしていました。
 30年以上音楽シーンにいた人ですが、バンド活動がこれだけ(自身の名を冠したバンドを除く)なのは意外な気もします。

 本作は70年の2作目でスタジオ録音、全曲ロリー作。

 第2のクリームと謳われていたテイストだけど、ジャズ色も強かったクリームに比べるとテイストはよりブルース色が強い感じだなあ。即興の嵐ってのは両者の共通項なんだけども、テイストはクリームのような気難しそうな雰囲気はまとっていないというか。軽快なリズムが非常にとっつきやすいパートも見受けられることだし。
 同じ3人組で楽器の編成もほぼ一緒、演奏時の年齢も大して変わらないんだけどね。

 ロリーはギターはもちろんのことヴォーカルも魅力的で(心なしか歌い方の癖がエリック・クラプトンに似ているような)、リチャードとジョンもやけに渋い演奏をしています。
 まったくこの時代のミュージシャンって熟すのが早いよなあ。22歳前後っていったらアレですよ。AKB48の大島優子もモーニング娘。の道重さゆみも22歳前後ですよ。…いや、彼女たちは別の意味でとっくに熟していますけどね!


 ロリーが凄腕ギタリストとして有名だった事実をかろうじて知っているからこそ「サックスやハーモニカも巧いんだねえ」なんて発言も飛び出すけど、何の予備知識もなく聴いたとしたら何が本職なのかわからないかもしれないよね。

 6での豪快なスライドもかっこいい!

 超簡単にジャンル分けするとすればブルース・ロックになるかと思いますが、そこに「ポップス」を加えても平気な気がしてきた。
 心霊写真みたいなことになってるジャケに惑わされちゃいかんです。聴きやすくキャッチーな楽曲が並んでいますよ。


http://www.rorygallagher.com/







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Last updated  2011/06/18 09:04:00 PM
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