※すべてトラディショナル
Jackie Daly ( 1945.6.22- ・ accordion )
Seamus Creagh ( 1946 ~ 2009.3.15 ・ fiddle, vo )
Colm Murphy ( bodhran )
デ・ダナンやパトリック・ストリートに在籍していた蛇腹奏者ジャッキー・デイリー( 74 年にボタン・アコで全アイルランド・チャンピオンに輝いている)と、フィドル奏者のシェイマス・クレイがアラサーだった頃に作ったデュオ作。
ジャッキーの出身地である Sliabh Luachra の音楽をたっぷり紹介している本作には、後にデ・ダナンで活躍することになるコルム・マーフィーがゲストに。
不純物などまったくないアコーディオンとフィドルのアンサンブルを聴いていると、雑念だらけの私の心も浄化されていくみたい。
高速ダンス曲もいくつかやっているんだけど、そこへバウロンが加わったとしても急かされている感がまったくしないし、逆にゆったりした曲調でも間延び感は皆無。
ジャッキーは 2006 年 11 月に来日した際には達者すぎるノールック奏法で我々を唸らせ、また少々天然入った性格で和ませてくれた( 観に行きました )。
一方、相方のシェイマスは残念ながら 2009 年に鬼籍に……。そのことを考えながら唯一の歌もの 14 を聴くと、シェイマスのあまり巧くはないけど純朴で人間味ある無伴奏独唱が実にしみてきます。
曲名になっている( 12 )と同時にライナーで言及されてもいる「最後のフィドル・マスターのうちの1人」パドレイグ・オキーフの演奏は # 437 のクランシー一家のアルバム( 55 年)
またシェイマスは当ブログ初出。ジャッキーとコルムはそれぞれ8回&3回登場していますが、2人が共演しているアルバムは今回紹介した本作が初。
かっこよすぎるバウロン・ソロをちらっと入れた 15 で引き締めて終演するのもまた良し。
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