2007/06/24
XML
テーマ: 社交ダンス(8724)
カテゴリ: 競技会関連
私は阿波踊りを簡単な踊りだと思っていたんです。

しかし今回、目から鱗が落ちました。


あわ4

ホテルから少し歩いた眉山の麓に、「阿波踊り会館」という建物があり、そこからロープウェーが山頂まで伸びています。

ロープウェーのチケットの他に、展示室と阿波踊りの実演という3つがセットになっているお得なチケットがありました。

「実演は今始まった所ですよ。」

それじゃあということでセット券を買って、さっそく実演のホールに向かいます。

結構たくさんのお客さんが入っていて、ステージでは阿波踊りの歴史や踊り方の説明をしている所でした。

あわ5


折角だから一番前で見ようと、階段状になっている観客席を降りてステージのすぐ側の席に陣取ります。

「阿波踊りの基本は3つです。」



1つ目は、リズム。必ず2拍子なんだそうです。

チャンカチャンカ、チャンカチャンカ、1、2、1、2。

「パソドブレだね。」




2つ目は、足と手の出し方。必ず足と手の出る方向は一緒。つまり、足が右前なら手も右前、こういうの『なんば』というそうです。

そして3つ目は表情。『笑顔』が基本だそうです。ダンスと一緒ですね。

次にバリエーションの説明に入ります。

そう、社交ダンスと同じ、上級になるとベーシックからバリエーションへと進化していくんです。

バリエーションは『花鳥風月』になぞられたものが一般的だそうで、まず『花』。




これは、扇を持ってそれを素早く動かしながら踊るという、腕の限界に挑戦する華やかな踊りです。

続いて『月』。これは、腰を低く落として低空飛行のまま静々と踊る太腿の限界に挑戦する能のような舞です。

『鳥』は提灯を降りながら飛び跳ね飛び跳ね、体力の限界に挑戦する躍動感あふれる踊り。



あわ6

本番は8月中旬の最も暑い時期。

今日なんか、まだ6月だというのに蒸し暑くて私はヘタレ気味でした。

その暑い最中にこんなハードな踊りでパレードするなんて、社交ダンスの比じゃないような体力がいると思います。

恐れ入りました。




説明がすむと、今度はお客さんの中で『阿波踊り、踊ってみたい』という人に教えてくれると言うコーナーになりました。



『踊る阿呆に見る阿呆、同じアホなら踊らにゃ損そん♪』てね。




基本ステップと手の振りを教わったあと、参加者みんなでステージを踊りながら練り歩きます。

なんかこんなシーン、どっかで体験したことあったな。

あ、沖縄。

oki1oki2


あのときも試合前日踊り狂ったんでした。






ぐるぐるぐるぐる5分くらいは踊ってたでしょうか。

手を高くかげたままなので、足より手が疲れてきました。

「レイをかけられた方だけステージに残って下さい。」


あわ7

あれっ! 大将の首にレイが!!

なんと阿波踊りで表彰されてしまいました。リズム感のよさを褒められてます。

すご~い。でかした大将!!

私はステージ前を行ったり来たりしてカメラ小僧状態。

全部で4人がステージに残り、ボストンから来た女の子には優勝旗が、そして埼玉から来た90歳のおばあちゃんと沖縄の肝っ玉母さん、そして大将には賞状と阿波踊りの日本手ぬぐいが手渡されます。

みんな大喜びでした。

うれしそうに戻って来た大将は賞状を私に見せてこんなこと言いました。

「オープン戦で入賞だよ。明日の試合よりこっちのが参加者多いからね。」

私も欲しかったなあ~。

あわ8

でもこの賞状、よく見ると『個性あふれる踊り』って書いてあるけど、まさかパソ踊ってないよね。

大将は私より後ろにいたのでどんな踊りをしていたのかは不明。

ちなみに大将曰く、私の踊りは『腰が入ってなかったな。』だそうで、その辺が敗因だったようです。

というわけで、今回の旅もめでたく入賞。

応援ありがとうございました。



(おわり)


















なわけないですよね。

(つづく)






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007/06/25 09:43:03 PM
コメント(18) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

StarTrees

StarTrees

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: