2013/09/26
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テーマ: 社交ダンス(8724)
カテゴリ: パーティ・デモ等
紀元前の昔からいろんなリズムで踊られて来たダンスは、宗教的なもの、社交的なもの、意味合いはいろいろでしょうが全世界的に発展して来た生き物の文化だと思います。

あえて人間の文化と言わないのは、 踊る鳥 もいたりするから。


今の踊りのリズムはほとんど2拍子、3拍子、4拍子あたりが主流ですが、 古楽器の音楽会 で演奏された民族音楽は10拍子だったり18拍子(7+4+7)だったり。

変なリズムでも慣れれば踊れるもんなんですね。





日本武道館で 先日行われたJCFの競技会 は『IMPERIAL HIGHNESS PRINCE MIKASA AWARD ワールドダンスフェスティバル』と銘打って、ダンス競技だけでなくダンスタイムやデモンストレーションもあり、朝9時から夜10時くらいまで観客も含め多くの人が踊れる一大ダンスイベントでした。

ダンスタイム、フロア見て仰天しました。

ブラックプール

日本の皆さんはノリがいい。日本武道館のフロア、すし詰め状態でしたよ。

踊りは見せる踊りと参加する踊りの二種類があります。

競技ダンスは見せる踊りで、社交ダンスは参加する踊り。どちらも楽しいですよね。





プログラムの中には私たちが通常踊るボールルームダンス(ワルツ、タンゴ、スローフォックストロット、クイックステップ、ヴェニーズワルツ)やラテンアメリカン(サンバ、チャチャ、ルンバ、パソドブレ、ジャイブ)の10ダンス以外のショータイムもありました。

『原宿よさこい連』のよさこい踊り、『学生サンバ連合』の浅草サンバカーニバルで踊ったサンバ、『Elima Lei pikake』のフラダンス、そして『東洋大学阿波踊り愛好会』の阿波踊り。

競技の合間にフロアサイドから見せてもらっていたんですが、そのとき思ったことがありました。


『日本の踊りって、なんで低い姿勢で踊るの?』





よさこいや阿波踊りに限らず日本舞踊も盆踊りも、膝を曲げ腰を低く落として踊られますよね。

フラダンスやブラジルサンバは基本の立ち位置が膝を曲げない姿勢です。

これはわたしのイメージなので皆さんは違う印象をお持ちかもしれません。

ボールルームは少なくとも出来る限り姿勢を高く保つ踊りですね。







ラテンアメリカンも膝は伸ばした状態が基本です。これは天上界というよりはむしろ異性にアピールする踊りなので足はより長くお尻はより大きく見せるイメージで踊られます。

日本の踊りは何を目指して生まれたんでしょうか。

神様でも異性でもなさそう。

日本の着物文化や畳み文化も影響してるのかもしれませんが、法然上人が広めた念仏踊りが起源だとすると踊っているのは農民たちで、農作業でいつも取っている姿勢、膝を曲げて腰を低くする方が基本姿勢としてとりやすかったのかもしれませんね。

現代はよさこいもいろんなジャンルの踊りと合体して多様なアレンジが振り付けに組み込まれているのでほぼ原型をとどめてない気がします。





阿波踊り会館

ただ基本姿勢が腰を落とした低い位置にあることは変わらないので、盆踊りや日本舞踊などの踊りも含め日本の踊りは全般的に同じ系列ではないかと思います。





アフリカやインドのダンスも大地からのエネルギーを感じる踊りです。

アメリカンダンスアイドルという番組で見た限りではどちらも膝を大きく曲げた低い位置で踊っていました。タイの民族舞踊もそうですね。

こうして世界のダンスを見てみると、歴史の浅いものは別にして踊りの起源となった目的が大きく2つに分けられる気がするんです。

一つは神や仏や自然に向けられた畏敬や祈りから来る踊り、そしてもう一つはより理想的な異性をゲットするための魅惑の踊り。





競技ダンスはどっちでもないですね。

二つに分けられるなんて大上段に構えた割にはあっさり持論撤回。

相手決まってるし、強いて言うなら観客や審判に気に入ってもらいたいという祈りにも似た踊りでしょうか。

最近のダンスは神仏というより自己表現が中核をなす場合が多いですよね。

上手く踊ってモテたいという意味では異性へのアピールも含まれるかもしれません。







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Last updated  2013/09/26 06:12:34 PM
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