203703

チビ怪獣“りょーたん”＆“あすか”の成長記録

入院日記：４『手術』

PM1:50 ストレッチャーに移動し、いよいよ手術室へ。
手術室の前で母や病棟の看護婦さんとお別れ。私は「いってきます」と言った。

手術室は、有線が流れていた。
ちょうど私の好きなCHEMISTRYの曲が流れていた。
あっという間に、私の体には心拍を測る装置が取り付けられ、私の心臓の音がピッピッ・・・と室内に響いていた。
若い看護師さんが、私に話しかけてくれて、リラックスさせようとしてくれた。
でも、私の心臓の音はめちゃ早くて、後藤先生や麻酔科の先生が、「そんなに緊張せんでも」って笑っていたくらいだ(^^;

それにしても手術室というのは、テレビドラマで見たことのある風景そのまんまだった。
緊張しながらも、珍しくてキョロキョロしてしまった。
手術室はヒンヤリした空気。緊張していたせいなのか、それとも暖房がないからだろうか。

準備が整ったようだ。
後藤先生が、私を見て、ニコっとしてくれた。
麻酔科の先生が、「緊張しとるな」と言いながら、私の口にマスクを近づけてきた。
そして、「酸素が入ってくるから、ゆっくりと普通に呼吸しておいて。」といわれた。
これが麻酔だな、いよいよだな、と思った。
同時に、点滴からとても冷たい液体が腕に入ってくるのを感じた。
時計を見ると、PM2:10だった。
それにしても、5回も6回も呼吸しているのに、まだ意識があるぞ、、、、。
しかも、口の中が苦いぞ・・・。
看護師さんが、私の手をギュっと握ってくれているのが見えた。
・・・・・・・。

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