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2021.06.06
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政府のコロナ分科会の尾身会長の発言が
「今、オリンピックを行うのは普通ではない」と発言し、のちに「もし行うなら相当の覚悟と、その意義を明確にしなければならない」と・・・

 これ、本来、去年の段階でわかっていたことなんです。で、その普通でないことをこの時期に行う意義が、開催2か月を切った今の段階でも全く明確にされていない。どころか、総理自身が「オリンピック開催はIOCの判断」という、到底この国の首相として言ってはいけないこと(国民の安全をいち商業イベント組織に預けてしまった)を言たのですから。

 で、上の言葉に対して自民党内から

政府高官は「尾身氏は五輪開催を判断する立場にはない」

 だそうで。当たり前です。彼らは「政府の招へいした専門家」であり、あくまで科学的見地からの意見を行うもの。しかし、これまでその助言を政治が完全に無視してきた。GOTOキャンペーンがいい例ですが。

 だから、今回オリンピックを開催する、という判断をしたというのは「専門家の意見を受け入れなかった」という、政治家の責任です。

 上の記事で自民党内では彼に対しての不満が出ているようであるが、だったらその「国民を危険にさらしてまで行うオリンピックの意義」を具体的に説明してみせろと。「スポーツによって勇気を・・・」なんて、30秒で考えたフワフワスフレみたいなお題目はコロナウイルスには通用しない。当初予算を膨大に上回った開催費用、商業的にも完全に失敗、外国人観光客を狙ったインバウンド効果もなし、世論調査で国民の8割の反対、延期論・・・何一つ応えてはいない。



 たとえば、アメリカのすごいところはつい最近までトランプ大統領のおかげでわずか4年で国内をボロボロにし、それにコロナも重なって第2次世界大戦でのアメリカ兵の死者以上の犠牲者が出た。が、バイデン大統領になったとたん、方針を180度変換し、急速に回復をみせていて、ワクチンの効果も加え、すでにコロナによる死者が一日あたり一人も出なくなった州も出ている。責任者が前任者のやり方の間違いを明確に否定し、自分の責任をもって方向転換を行ったからうまくいったのだと。

 さて、現政権。前任の安倍政権以降から何が変わったというのか?失敗の継承と責任回避という無責任体質だけではないか・・・

 日本国内だけでなく、世界中が不安視するオリンピックが中止、あるいは延期もできない理由はたった一言。「やめると言って責任取れる人がいない」。これだけ。で、これを行うことができるのは冒頭の尾身会長ではない。





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最終更新日  2021.06.06 08:58:03
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