watermoon

家族

(7)

< 新しい記事

新着記事一覧(全1312件)

過去の記事 >

May 6, 2005

いつものよう賢い野良猫が餌をもらいに玄関にいたそうです。その猫はどこの家でも野良猫なりに、生き抜くために、人一倍の猫なで声で、餌をねだるので、皆そのかわいさのあまり、地域でかわいがっていました。

そんなある日、その猫が雛を銜えて玄関先にもってきたのです。まるで、「僕が捕まえたんだぜっすごいでしょ！ほめて、そして餌ちょうだい～」と、誇らしげに・・・＜母談
しかし、母は、そんな「野良」には目もくれず、｛むしろ逆切れしていたのかも知れません｝ひん死の雛を何とか息を吹き返そうと寝る間を惜しんで、水をスポイトであげ続け、数日後、何とか一命を取り留めたんです。そして、そのまま育て続けてました。
そのうち目が開くようになり、ピヨピヨと鳴き始め、少しずつ固形物も食べるようになったある日、ふと、この雛は一体、そもそもどこから、持ってきたのだろう？という、あまりにも当たり前な疑問が浮かんだのです。
実家のそばには、川が流れており、そこには、よく鴨が親子で「グワッ！グワッ！」と、はしゃいでいたので、「川の鴨の雛を、あの「野良」が捕まえてきちゃったのよ！」という、事で、もう少し大きくなったら、川に戻してやろうというこ事になったのです。

しばらく日が経ったある日、毛も生えそろい、想像していた鴨とは程遠い、茶色の羽が生えたとき、これは、きっとメスね！なんていっていました。
そんな矢先、なんとなく頭にかすかな突起物が・・それは、まるで、恐竜の背中のようなものでした。
ん、、？しかし、まだまだ子供の雛だったので、気にしながらも育て続けたある日、今までの、「ピヨピヨ」から「コケッ」に変わったのです！！

そうです、鴨ではなく鶏、正確には、チャボだったのです！

メスだったのです＜ほっ、オスほど毎朝鳴かないのでほっとしました！

もうここまでくると、川に戻すどころではないので、そのままうちで、飼うことにしました。もう自分は人間だと思い込んでいるため、人間の子供のように抱っこやおんぶが大好きな「チャボ」に成長してしまっていたからです。

しかし、その後事件がおきました。
なんと、母が裁縫をしている間際に「マチ針」を飲み込んでしまったのです！！
そして日に日に弱っていく、チャボ・・
どこの動物病院を回っても、猫犬の手術は経験あるけど、チャボは、やったことがないので、命の保障はできない、と断られ。それでもやっとのことで手術をして下さる先生と出会い、その後手術も成功したのです！！

そして、見事マチ針がとれ、病院からも退院し、ふと、傷跡のお腹を見たところ。。
毛は抜かれ、鳥肌をされけだし、×印に約１０ｃｍ程縫い目があり、その姿は痛々しく、しかし、どうしても、その縫い目から想像するに、開くと中から、香草や、もち米が出てきそうな、、（人間って残酷・・）
そして何となくクリスマスも近かったせいか、父が、これは・・・丸焼き、だな、なんて言うのもだから、どうしても七面鳥を思い出し、ひっくり返しては、私も「確かに・・」
そんな格好だったので、ピーちゃんも生きた心地はしなかったでしょう。抜糸するまでは。（笑）
ピーも、そのときは寒かったみたいで、くしゃみをよくしてました。鳥のくしゃみ見たことあります？！ちゃんと鼻水を吹き飛ばすほどのくしゃみするんですよ！

ちょっと、ふと思い出したもので、書き留めておきました。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう