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家族

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May 7, 2005

実家に一通の手紙が届いていました。見た目はよくある茶封筒で、知らない高校の名前が送り元になっていました。

手書きで、住所、氏名が書かれており、何かのＤＭではないようだったので、とりあえず中身を確認することにしたんです。そしたら、藁半紙のような色と質をした作文用紙が１枚入っていたのです。

それには、私しか絶対に知らない情報がつらつらと、詳しく書き綴られていました。例えば、当時好きだった先輩（名前もしっかりと）や、当時、いろんなことを相談していた友達の名前等。。
そして、その手紙を受け取った人へのメッセージも・・・

この段階で、気づく人は気づくのでしょうが、私はまだ気づけなかったどころが、悪質な悪戯だと思い、更に、その内容も好き勝手言い放題の内容だったので、腹立たしい気持ちでいっぱいでした。（率直に言えば、怖っ！つーか誰だコイツ？！と思っていた訳です）

が、数分後、はっとしたのです。

高校入学した直後、担任になった先生も、初めて教壇に立つような新米先生だったんです。
そして、その担任の初ホームルームの時に、将来への自分に向けて何か書け！というお題で、作文用紙が全員に配られ、そして、自分宛に自分で住所と名前を書いて、自分でその封筒に糊を貼った記憶が、よみがえってきたのです。。。
もう穴があったら、飛び越えたくなるぐらい、落胆しました。

その担任（通称じゅんやクン）は、当時のクラス全員分の手紙を大切に保管し、送る時期をちゃんと覚えてくれていたのです。
当時、皆、
「高校になってもそんなことすんの～かったるいよ～」
「絶対に送ることなんて、忘れてるって～」
なんて、言っていました。

でも、「必ず、忘れずに送る、約束は守る！！」って、自信満々で言っていたことも思い出したのです。

当時から生徒に好かれていた先生でした。
きっと、赴任先の高校でも人気があることでしょう！
すぐに、お礼の手紙を、赴任先の高校宛に出しました！

うれし、はずかし、懐かしい・・・

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