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子供の成長は早いものですね。数字とアルファベット、カタカナをほぼ制覇して、いよいよひらがなを覚えさせようかと思っていたこの頃。息子がガレージのクルマを指差し「ベントレー」とつぶやいた。35GTRは「ジーテーアール」と、アルファベットを覚えた1歳半の頃から言えたのだが「ベントレー」は今まで言えたことも言ったこともなく、月日が経つことが早いことと、いかに子供の吸収力が凄まじいかを再認識させられた。世界では失業率と無縁ではない痛ましい事件がたくさん起きている。カオスから抜け出そうと積極的に動くと、また世界のどこかで光と影が生まれ新しい火種も生み出される。人間が積み上げてきた歴史そのものだ。そのことを憂慮すれば「ただ憂慮しているだけでは何も変わらない」ビジネス・シーンでは必ずそう言われる。確かにそうだろう。しかし、動く時に必ずその背景には利潤が付きまとい、利潤のあるなしで趨勢が決まることが光と影、そしてやがては影が闇となる根っこになっている。これからも日本だけでなく世界全体の社会情勢や治安は更に不安定になっていくことが予想できる。正直、僕ももう世界を回ることは卒業しようかと考えているほどだ。おそらく、世界を回って仕事をしている人間の8割くらいは何らかの身の危険を感じたことがあると思う。世界を回って仕事しているのに、もしそれを一度として感じたことがないとしたらそれはただ鈍感なだけか、あるいは危機意識がないだけでしかない。危ない地域だと解っていても日本が資源を調達するためにそこに行かなければならない人たちがいるから僕たちは日本で資源を安定供給されている。その代償として燃料が高騰する時もあるがそれはある意味至極当然のことだ。以前も日本国籍のタンカーが襲撃された時に似たようなことを書いたが、日本人は今の日本の安定、さらには日本の未来の姿をどう考えているのか明確に答えられる人間が少ない。日本だけがどうであるかだけでなく、世界情勢、地球情勢、いや、地球環境というべきか・・・まで見通したヴィジョンを持っていない。リーダーシップを発揮しなければならない国家の宰相はそもそも自国の利益を最優先にしか考えない立場の人間である。この立場にいるべき人間などいらないと言うつもりは毛頭ない。必要ではあるがこの立場とは別の世界や地球サイズの視点で日本と他国が協調してやっていくこと、成すべきことの旗振りができる新しいリーダーが必要な時代が来ているのではないかと思う。そういった機関や人間が機能できるようにシステムを構築しなければ世界情勢は5年もあれば深刻な状態に陥っていく可能性がある。5大国のための国連では責任を持って動くという部分で脆さがある。しかし、治安維持という側面から考えた場合国連抜きの枠組みは非現実的だが、現状はしっかり機能しているとは思えないので国連がその役割を果たすのであれば、国連の構造改革も必要だろう。まだまだ利益を生み出せる可能性を多分に秘めたアジアやアフリカ、南アメリカは有益な未開発地域や有効な地下資源を埋蔵している地域があり、そこを中心とする格差が新たな火種を生みかねない状況にある。日本であれば尖閣諸島はもちろんだが、日本の安定に直結する南沙諸島海域なども覇権争いが続けられているエリアで、日本が安定を欲するのであれば今すぐやらなければならないことが山ほどある。しかし、日本が安定を欲すればその裏では、また新しい軋轢を生み光と影を生み出してしまう可能性があることは容易に想像できる。この時代に生まれてきた息子に必要な智慧を授けなければならないことを痛感している。ただ賢く、物知りにするための知識ではなく、正しく使うことが出来る智慧だ。正しく使うことが出来ない知識は意味がない。知識を正しく使って智慧とする。ここが一番重要な部分だ。できるだけ自然体で育てたいと思っているが甘やかすわけにはいかない。とはいえしゃかりきに帝王学を押し込むつもりは全くない。自由に伸び伸びと明るく育ってほしいというのが僕の願いだ。トミカやレゴ・ブロックで一緒に遊んでいるときの息子はとても明るく屈託のない笑顔を放つ。日本の未来を担うのも子供たち。そして世界や地球の未来を担うのも子供たち。よく言われることだけれども地球上の最も重要な資源は本当はこの子供たちなのだ。そのために僕にやれることはなんでもやる。息子を見ていると強くそう思わされる。
January 23, 2013
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数ヶ月に1度くらいの割合でしかこのブログの管理画面を開かなくなってきてからというもの、都度都度ブログ機能の何かが変わっていて、まるで浦島太郎である。昨年から息子の健康を第一に考え、大学時代を過ごした京都に生活拠点を移した。オフィス機能は従来どおり東京にもあるが京都と金沢を中心に活動している。生活及び活動拠点を関東から関西に変えた事でアジャストしなければならないことも多く、ブログどころの話ではなかった。京都、神戸、和歌山、岡山、広島などの顧客が増え、なかなか一箇所に留まっていることが出来ない。ブログを更新している時間は皆無になってしまった。また、以前から北陸地域にも複数の顧客がいたのだが、昨年からは金沢や富山のクライアントが増え始め、今まで以上に忙しくそして慌しくなってしまった。2010年に誕生した子供は1歳半になったので言葉らしき声を発するようになり、今では僕とサッカー・ボールをちょこん、ちょこんとつま先で蹴って共に遊べるまでになった。とはいえ、スタミナやバランス感覚、身体能力はまだまだこれからなので、しばらくサッカーをやっていると興味が無くなり、違うものに興味を向ける。ところが、である。血は争えないと思ったのがクルマに乗っているときだ。TAKATA製のチャイルドシート・・・正確にはTAKATA製チャイルド・バケット・シートに乗っているときの彼は表情が変わる。冬の金沢や富山で活動しているときのスノーロードはもはやスノーロード等という生易しいものではなく、豪雪路と言ったほうがいいようなシチュエーションがあります。そんな雪の中で今年は彼を後部座席にとりつけたチャイルド・バケット・シートに座らせてサイドウェイを体感させました。スロットルでGT-Rのリアを僅かに流しながらコーナーをクイックにクリアしていくと、子供はまだクルマの特殊な動きに対する恐怖心がないためにドライヴァー・シートとパッセンジャー・シートの間からじ~っと景色や動きを観察しています。無論、絶対的なセフティ・マージンはとっているので我が子を危険にさらすようなことはありません。そして春を迎え、新緑が芽吹き夏の気配をちらほらと感じるようになった今は彼にもかなりの余裕が出来てGT-Rの動きを注意深く観察しています。ちょっと前まではGに揺られはじめるとすやすやと眠っていましたが、今は眠らずにクルマの挙動というよりも動きとか速さに意識が傾けられているように思えます。特にアヴェレージ・スピードが高めの時は前方を観察し、クルージング状態だと面白いように眠ります。血は争えないものですね。エンジンを停止している状態で運転席に座らせて遊ばせることを繰り返していると、最近は出かけるときなど一日の始めにクルマに乗り込む際、運転席に座らせろとダダをこねるようにまでなりました。LS600hLやRX450hではそんな反応を見せませんが、GT-RとSpec-Vの時には「う~っ!!う~ッ!!」と叫びながらヒートアップし、キーをよこせとせがみます。クルマのカタチとかでキャラクターを判断しているのだろうか・・・と考えさせられる今日この頃。子供の学習能力や吸収力というのは改めて凄いものだと思います。そんな彼が最近気になりだしたのはガレージの端っこにひっそりと佇み、なかなか動かない白と黒の車。どちらもスペックV同様2シーターのため彼はそれらのクルマには乗ったことが無いので特に気になっているようです。中でも彼のお気に入りはルージュ&ノワールのツートン・カラーのセミバケ皮シートが装着されたベントレー・コンチネンタル スーパースポーツ・クーペ。僕が仕事に行くためにその2台のうちのいづれかに乗り込んだときには妻の手を振りほどくように速攻走り寄ってきて「う~っ!!う~ッ!!」とヒートアップするので、僕は細心の注意を払いながらクルマをスタートさせます。特にベントレーの時の表情はそれ以外のクルマの時とは全然違います。彼がベントレーとアストンマーティンの時にヒートアップするのはもしかしたらエンジン・サウンドが理由なのでは?と考えたのですがまだ確証がないのでそれはまたの機会に。目覚めたベントレーのサウンドに彼はまるで「やっぱり動くのか!?オレも乗せろ!」と言わんばかりの一生懸命さを漂わせます。だが、残念ながらこの2台はシート高は低くてもルーフも低く、パッセンジャー・シートにチャイルド・シートを装着することが出来ないので、まだ試乗させたことがありません。座ったり、触ったりはあるのですが・・・。正しく装着してこそチャイルド・シートは意味があります。だが、そんなことなど知らない彼は泣き叫んで「乗せてくれ~!」と猛アピール。そういうところを目の当たりにすればするほど、やはり血は争えないと思います。未就学中は色んなところに連れて行き、色んな景色をそして色々な経験をさせてやりたいと思います。彼が何を想い、何にときめくのかなど親である僕にも解りません。彼が生まれてから1年半が経って僕が学習したことも無数にあります。それでも解らないことだらけなので、あえて無理に知ろうとも思わないし、徹頭徹尾子供を管理しようなどと思うこともありません。君は感じるまま、思うままに生きて、未来を作り出せばいい。僕は必ず君を見ているから。
May 24, 2012
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皆様お久しぶりです。今シーズンはブログの更新がほとんどできず申し訳ございませんでした。HSV010GTがデヴューイヤー・チャンピオンを獲得し、とても嬉しく思っています。小暮くん、ロイックさん、そしてホンダ・レーシングや童夢の皆さんどうもありがとうございます。僕にとっては素晴らしいメモリアル・イヤーになりました。セバスチャンの初戴冠を応援したい僕にとっては残り2戦はとても重要な意味を持つ戦いになるだけに足を運びたいと考えておりましたが、昨年も書きましたとおりブラジルはキャンセルしました。そんななか、危なげなくポール・トゥ・フィニッシュを決めたセバスチャン・ヴェッテル。シーズン中盤からこうしてポイントを重ねることが出来ていたなら労せずして早々にタイトルを手中に収めていたはずで、セバスチャン本人にとっても悔やまれるところでしょう。残すは最終戦アブダビ。自力での戴冠はないけれども、だからこそ彼のアグレッシヴな走りを期待したいと思います。アブダビは予定通りですが、ブラジルはキャンセルしました。いつもならそんな危険などものともせずに行くのですが、今回ばかりはキャンセルさせていただきました。それは「怖いから・・・」などという甘えではなく、自分自身の周りの環境が今までとは大きく変化したからです。今までこのブログでは触れませんでしたが、今年3月、妻が妊娠しました。この年齢になってから我が子を授かるとは思ってもみませんでした。今までは子に恵まれず、それでも子供が全てではありませんので子供に執着するような生き方はせずにどんなことにも真剣に取り組み、突っ走ってきました。今回も子供に関しては諦めていました。子宮筋腫を抱えている彼女は極めて妊娠しにくく、仮に妊娠できても流れたり早産になったりというリスクが高いのです。そんな彼女が妊娠した時、医師から「奇蹟の子」だと告げられました。しかしながら、安定期までは流産の危険性が極めて高く、安定期に入ってからも切迫早産の危険性がなくなることはないと言われながら、やっとここまで来ました。いろいろな大学病院で診ていただき僕も妻も納得できる医師がいるところで出産することにしました。「ミラクル可夢偉」がF1界を席巻し、ホンダが本気モードになってようやく実現した小暮・デュヴァル組がスーパーGT2010年シーズンで「HSV010GT」がデヴューイヤー・チャンピオンを獲得した年に彼は生まれてきます。そう、彼です。男の子です。もうすぐです。まだ見ぬ君へ、伝えたいこと教えたいことは山ほどあるけれど、君と出会える奇蹟を心から喜びたいし、心から感謝したいと思います。東京の喧騒から離れ、環境を第一に考えて君を育てようかと思い地方に足を運び視察したこともありましたが、特定のどこかに留まることなく、広い視野を持てるように義務教育に就学する年齢までは思う存分色んなものを見せてやりたいと思います。君がこれから歩む道が平坦で穏やかでないことは間違いありません。僕の血を引いていれば、何の苦労もなく手に入れられるものに興味を持つことはないはずだから。早くからスポーツ・カーやレーシング・カーに触れさせ、Gを体感させて道をしるし、照らしていきたい。チャイルド・シートはもちろんTAKATA製のグリーン・ハーネス。・・・とは言っても乳児のうちは無理させられませんので本格的なトレーニングは5歳ぐらいからを考えています。2030年頃には君がポディウムの中央に立ち、センターポールに日の丸を揚げることができたら僕は何も思い残すことはありません。君に逢える日が待ち遠しい。君が無事に生まれてくれることを心から願っています。アブダビが終わって帰ってくる頃には君に会えるかな?See you soon.
November 11, 2010
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今日はこちらの亀で有名な都内のあるポイントに仕事で行ってまいりました。巨大なアトリウムには亀の甲羅をモチーフにした巨大な甲羅型噴水があります。昼間から風が冷たくて、なんだか寒かったですね。雪が降るという予報がありましたが、麻布十番にも降りました。今季の初雪。初大雪。こちらは新一の橋から東京タワー側と六本木ヒルズ側を撮った写真ですがいずれも大雪の状況がお解かりいただけるかと・・・。こんな日だというのにスタッドレスも履かずにGT-Rを走らせる馬鹿は僕ぐらいでしょうね。ラフなスロットルワークさえ避ければかなり安定していますがワーキング・テンプチャーを外してしまうとホンとに4WD?と思ってしまうほどあっさりと回る一面もあります。こういう日はスロットルワークの訓練になるから面白いです。今夜は十分に堪能しました。
February 1, 2010
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久しぶりに電車に乗って温泉につかってきました。シーズンオフ中にしかできない楽しみの1つです。電車に乗ること自体が何年かぶりで新鮮でしたが、目的地についてからはシーズンオフ中に過ごすゲストハウスに格納してあるLSで移動。良い休日を過ごすことができました。これからは国内と海外の双方でテストが増えるので、また仕事が増え始めます。つかの間のオフが終わったら国内でも海外でも本格始動。そういえば、僕がこのブログでずっと言い続けてきた小暮君とロイックさんのコンビが実現しました。このコンビには派手さはないと思いますが確実に上位に進出するポテンシャルがあります。どちらも一発の速さがあり、安定感もあり体格的にも合致していてコクピット製作の相性も悪くはありません。HSVのポテンシャルも間違いなさそうなのでホンダ初のFRレーシングカーがどんな動きをみせてくれるのか今から楽しみですが、今季は色々とレースマネジメント自体も変わる要素をはらんでいそうなので僕も注目したいと思っています。
January 25, 2010
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新春、初更新は昨年末にご近所、六本木ヒルズ周辺と東京ミッドタウンで撮りためたイルミネーションのお写真を一挙掲載します。今まで時間が取れずに公開できなかった写真がたくさんありますのでこの機会に。連載中の記事は帰国次第再開いたしますのでご了承ください。
January 1, 2010
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いつも応援してくださる皆様、今年も力強い応援ありがとうございました。また2010年も前向きにがんばっていきますので「Fastest Lap」をよろしくお願いいたします。P.S.こちらの富士山の写真は御殿場市にある某レーシング・ティームのファクトリーを訪れた際に撮影した富士山です。
December 31, 2009
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良いお年をお迎えください。
December 31, 2009
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2010年が皆様にとってよい年となりますことを心からお祈りいたします。
December 30, 2009
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またしてもこんな時間に更新です。HALくんからご質問いただいたR8ですが、インプレに関してはまだまだお時間を設けることができずにまとまっておりませんので、まずはスナップを掲載いたします。スナップはたくさんありますが、たくさんの写真を一度に載せることができなくなってしまったようなので、まずはこのへんで。こちらはR35GT-RスペックVノーマルR35同様、もう少しマイレージが出てこのマシンを僕なりに理解することができたらインプレッションを追記しようと思います。まもなく2010年。あっという間ですね。皆様も良いお年をお迎え下さい。A happy new year.
December 27, 2009
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Merry Christmas!!今回はMidtownのクリスマス。Hills周辺のライトアップ&イルミネーションに続き、今回はMidtownのクリスマスです。MidtownではCGIのメルセデスを中心にCO2を極力削減したクリーン・ディーゼル搭載車が展示されていました。CO2削減に特化したクリーン・ディーゼルを純粋にクリーンと呼んでいいものかどうかはかなり以前にこのブログでも取り上げているので今回はメインで取り上げるつもりはありません。この手のエンジンは排ガスから大幅にCO2を削減していますが所詮ディーゼルはディーゼル。排ガスに含まれるNOxと呼ばれる窒素系化合物の含有量はクリーンと呼べる範囲のものではありません。ガソリン・エンジン車に比べてディーゼル・エンジン車はNOx(窒素化合物)の排出量が多い点が問題となります。地球温暖化だけをみれば二酸化炭素(CO2)を核とする炭素系化合物の削減が焦点となりますが、窒素系化合物の排出も生態系に与える影響は無視できないのでCO2だけを削減したからといってクリーン・ディーゼルがクリーン・ユニットとは言えないのが現実です。現状の化合物排出バランスや省燃費性能も加味して判断すれば、まだガソリン車のほうが総合的に一歩リードしていることは否めず、ハイブリッド化したガソリン車であればなお環境適応度は高くなります。クルマに使用される燃焼系パワーユニットのエコ性能はCO2の排出量削減と燃費性能だけでは測れませんのでご注意ください。鍵となるのはリーンバーンを含めた省燃費性能や、煤などを多く排出しないための完全燃焼性能の追究がもっとも重要です。おっと・・・軽く触れて終わりにするつもりだったのに・・・。今回のメインはクリスマス。昔は僕も堅物?で必要の無いイルミネーションなんてCO2を撒き散らすだけ・・と非難していたかもしれません。でも、こういう荒んだ時代だからこそ、人間として地球上に生きるあらゆるしがらみから時には解放される瞬間があってもいいのではないかと思います。いつも解放されているような方には必要ないかもしれませんが。無駄遣いには違いませんが、こうして多くの人が集まり喜べるのならそれもまた人間の真実です。「無駄遣いだ」と否定的で反感を持って見るより、純粋に奇麗だとか「こういうのもたまには良いかな・・」と思ってみているほうが心は洗われます。重箱の隅をつつく理由を探しながらうがった見方をしてしまう現代人が多すぎるし、自分の見解や価値だけを押し付けようとする頑固者が多すぎます。まァ、これは僕自身の自嘲的な意味合いも含んでいます。つまらない論争は抜きにして純粋に今のこの景色と時間を楽しむ大らかさが欠如した結果が現代の荒んだ状況の根源なのだと思えてなりません。今回はヘヴィな内容にするつもりはないのでこの辺で・・。結論として僕はクリスマス・イルミネーション肯定者です。1年に1度ですからそれも良いでしょう。僕はメルセデスのイヴェントよりもこちらのHERMESのイヴェントのほうを楽しみました。HERMESのトナカイの馬車が目印です。シルクといえばHERMESは永遠の定番。僕も、妻ももちろん大好きですから六本木のフードマーケット「Precce」に買い物に出かけるたびにイヴェントに立ち寄っています。エルメス・シルクを堪能できるイヴェントですのでHERMES好きな方はぜひ足を運んでみてください。
December 24, 2009
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今日はトヨタ撤退の連載記事は一休み。(笑)*上は雲がかかった日中撮影のヒルズ。下はナイト・イルミ点灯時のRoppongi Hills昨日、買い物がてら麻布十番のご近所六本木をお散歩いたしました。日曜なのでRoppongi HillsもMidtownも観光客で混みこみ・・・。毎年のことですがこの時期になるとヒルズのライトアップやけやき坂のイルミネーション目当ての観光客も年々増え続けています。そんな状況に調子付いたのかけやき坂のライトアップも毎年パワーアップしているような気がします。また、Roppongiけやき坂に居並ぶ多くのブティック群も年々ライトアップやイルミに工夫を凝らしちょっとしたライティングアートになっています。ここに掲載したイルミネーション・アート、ライトアップ・アートはほんの一部ですのでぜひ皆様も一度訪れてみてはいかがでしょうか?ちなみにこの周辺、この時期は地元の人間は辟易するほどのクルマ渋滞になります。この道路を生活道路にしている僕もこの時期は絶対にクルマ移動はしません。日ごろクルマなら15分程度で移動できる距離が1時間、2時間近くかかる日もあるほど。とくに土日の交通事情は最悪です。得てして地方からお見えになる方ほどナビを利用してクルマでいらっしゃる方が多いのか夕方17時ごろにはすぐに飽和状態になります。時間を読める観光をしたいのならぜひ東京メトロをお使いください。歩いてみているほうがいろんな発見もあります。かえってそのほうが地元通になれたりします。ただし、写真を見ればお解かりのように観光客で非常ににぎわっておりますので、そちらのほうは御覚悟ください。(笑)僕はといえば12月に入ってすぐに麻布十番専用の足カイエンを残してすべてのクルマは神奈川のはずれとオフィス兼自宅に移動。シーズンオフをゆっくりと自然の中で過ごす準備は整いました。年末年始は日本から脱出して温かい国で時間を気にしない生活をして来季の身の振り方を考えようと思っています。国内外からいろんなお誘いがありますが僕自身モータースポーツから一度は離れた身。今もっとも興味があるのはヨットレースとエアロスペースなのでモータースポーツの世界に踏みとどまるか否かは微妙なところです。
December 14, 2009
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小林可夢偉が負傷したティモ・グロックに代わりブラジルGPでF1をドライヴすることが決定しました。昨日10月10日お台場ではモータースポーツ・フェスティヴァル2009が開催され大いに盛り上がりました。僕も招待され知らん振りはできずに参加して参りました。さて、10月10日は麻布十番の日でもあります。ここのところ麻布十番の宣伝となってます。(笑)最近は麻布十番にいらっしゃる若いご婦人方が特に増えており、麻布十番にお店を構えていらっしゃる方々も不景気なんてどこ吹く風?と言った感じでしょうか?そんなことはないはず。皆さん厳しい状態ですよね。僕は昨日、モータースポーツ・フェスティヴァル2009に参加しましたが、妻はかねてから友人たちと予約していたレストランへランチに出かけました。ところがこのランチ本当の目的は僕のお披露目。入籍は済ませたものの、式はシーズンオフになってから身内と大切な友人だけを招いて、ひっそりと海外で行うことが決まっています。その前に妻を含めていわゆるアラサーの友人に僕を紹介する日でした。うち何人かはすでにトルコGPやモナコGP、イタリアGPなど幾つかのグランプリにご招待してお会いしているのですが、今回正式にお会いしてご出席をお願いする予定でした。これはシーズンインの前から決まっていた日程でしたので、僕としてはこちらを優先しなければならない義務がありましたが、ご招待されたモータースポーツ・フェスティヴァルはお仕事のおつきあい。「お仕事の付き合いを最優先してください」と妻。不思議なものです。30歳近くにもなって大丈夫か???と首を傾げたくなる若者もいるのに彼女は立派に自立しているし、世界や世の中の仕組みを良く見ています。GPやスポンサー主催のパーティなどでもそれを実感します。仕事でも要職に就いていたのにそれをすっぱりと絶ち、僕と一緒にコンチネンタル・サーカスを回ることを決意してくれました。そういう彼女が久しぶりに大切な友人たちと会って大事なお願いをするというのに、仕事とはいえ出席できずに妻に丸投げして任せてしてしまうような男では話になりません。このあたりの考え方が日本の男はまだ甘いと思います。何事も仕事優先。それはいい。でも、ケアも大切ですし、こういうときこそ裁量や器量が表面に現れます。「そんなことに男は頭を突っこまない」なんて言い逃れは日本人ならではの傲慢であり、もっとも恥ずかしく逃亡にも等しい行為です。僕と妻がセッティングしていた場所は汐留にあるレストラン。世界中に星を持っているビッグネームのレストランで内容、サーヴィスともに裏切られることはないレストラン。会食を楽しみ結婚式への出席を正式に依頼し終えたあと、テーブル・チェックを済ませようとした彼女はサーヴィス・アテンダントから「○○様からお代はいただいております」と言われ、ことの内容がすぐには理解できなかったそう。(笑)「ここにいない彼がどうして?」と思ったそうですが、ゲストに気遣ってその場は引いたそうだけれど立席した際に再度確認したそうです。そんなことになるなら、最初から彼女に教えておくべきだったと反省しきり。(笑)実はこれ、僕が利用しているクレディットカード、ダイナース・クラブの会員用サーヴィスの一つでサイン・レス・スタイルというもの。ダイナースはカード利用額制限がなくクルーザーや高級外車までサイン一つで購入できることで知られています。通常クレディットカードといえば本人がその場でサインしなければ使用できませんが、ダイナース・クラブでは今年の8月くらいから一歩進んだ「サイン・レス・スタイル」を導入しています。僕がこのシステムを使ったのは実は今回が初めてではなく、もう何度か使わせていただいておりますが彼女は気づいておりません。(笑)とはいえ、このシステム面倒なことは一つもなく会員用サポートデスクに所定の手続きをすませるだけでサインレス、キャッシュレスのスマート会計が成立します。しかもこのシステムの凄いところはカード名義の本人がその場にいなくてもお会計が成立するという点。カードは本人が利用しなければ成立しないというのが大原則ですが、この「サイン・レス・スタイル」は根本的に考え方が違います。これこそ究極のスマート・キャッシュレスなので僕は気に入って使ってます。ブラジルは治安が悪いのでヴァレンシアよりも注意が必要。このラウンドに出向くのはいつも気が引けます。F1開催のもうひとつの問題点は各国のセキュリティに大きな差があることも大問題のひとつ。TVで観ていらっしゃる方々には伝わらない安全性はコースの安全性だけではありません。関わる人の安全性にも気を配っていただきたいものです。そんな治安の悪い国々では絶対に信頼できるカードは不可欠。ダイナーズもしくはAMEXがあればほとんどの世界をカヴァーしていただけます。カードの利便性は気軽に使えるだけではなく、会員をしっかりサポートしてくれるサーヴィス内容はもっと重要です。なんだかカードの宣伝になってしまいましたが、僕が世界をラウンドするときにいつも支えてくれるこの2枚は携帯よりも重要なツールです。
October 11, 2009
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最近、オフィス周辺の記事を書いて更新の手抜き(?)をしていますが今回も手抜き(?)です。鈴鹿に向かう前の最後の更新です。時差をものともせず目が冴えてヒートアップしてしまう状況をクールダウンできるかどうか・・・。自分との戦いですね。(笑)さて、麻布十番の入り口といえば「一の橋」と「新一の橋」ですが、「日本橋」同様、「一の橋」にもきちっとした橋があります。これがその一の橋。立派な橋とはいえませんし、お世辞でも奇麗とは言えない川なのがかなり残念です。麻布十番側からこの一の橋を渡ると住所は港区三田になります。三田になっても立ち並ぶマンションや物件の名称には三田ではなく「麻布十番」がつけられています。麻布十番のほうが売りやすいことや、ブランド的な要素があるからでしょうね。三田と麻布十番では比べるまでもないのかもしれません。僕のオフィスは都営大江戸線または営団南北線「麻布十番」駅でも都営大江戸線あるいは営団日比谷線「六本木」駅からでも同じくらいの距離。どちらかといえば麻布十番のほうが近いくらいの距離なのでどちらの駅を利用してもOKですが、僕自身は正直どちらの駅も利用した経験は数えるほど・・・。僕は2ヶ月に1回くらいの割合でヘッド・オフィスと麻布十番のサテライト・オフィスを行ったり来たりしますが、その際にも駅を使ったことがないのでよく解りません。(笑)麻布十番オフィスを拠点にしているさいに妻と良く足を運ぶのは「TSUTAYA六本木」と「FOOD MAGAZINE」。「TSUTAYA六本木」にはスタバも併設されているので妻と二人でコーヒーブレイクをしながらいろんなお話をします。F1では次戦での見所から、ポイントとなるドライヴァーや、勝つためのマシンメイクの想定や推定など小難しいお話まで。さらに明るく楽しい話題ではお休みの予定のお話やF1ラウンド中のアイドル時にどこに立ち寄って観光するかなどなど・・・。それこそいろんなお話をします。TSUTAYA以外にも良く足を運ぶレストランやショップのお話も機会がありましたらブログでご紹介させていただきます。スタバのカフェそのものは僕の大好きなカフェの味わいとはかけ離れていて、味わいとしては不十分すぎて消化不良気味になりますが時間を気にすることなく2人でゆっくり過ごせる空間が間違いなくあるのでこの場所は気に入っています。自然という自然が残る余地がない東京も秋の気配が色濃くなってまいりました。この季節になるとF1もいよいよ大詰め。鈴鹿入り目前で僕も少々ヒートアップ気味。いつもはステイ・クールでレースをじっくり観察していますが、やはり鈴鹿には思い入れがあります。来季のことも含めてやることは盛りだくさん。2件も更新した今日はこのへんで終了させていただきます。次回の更新はチャンピオンシップ終了後になると思います。それではみなさんお元気で。
September 30, 2009
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今週末のモンツァが終われば、来週末から日本ではシルヴァー・ウィークに突入。 僕はと言えば来季のツメがあっていつもと変わらぬ忙しい1週間を過ごす予定です。 僕の住む近隣の六本木や南青山、南麻布や地元の商店街は銀座でのお買い物組のお客さま同様連休時は地方からの東京観光の方々で大繁盛。 そういった意味ではF1で海外に行ってしまう僕は十番祭りの時と同様に喧騒とは無縁・・・と思っていたのですが、ちょっとばかり状況が変わってきました。 シルヴァー・ウィークは日本に帰ってくる週で、このままだと喧騒直撃!!? 今年は海外脱出組と国内満喫組に分かれるそうで、六本木や青山、銀座は間違いなくターゲットのひとつに組み込まれていると予想されているだけにできればここにいることは回避したいと思っていますが、予定が遅々として進まないためになかなか決まりません。 人ごみに紛れる覚悟で自身の生活圏でシルヴァー・ウィークを過ごす可能性も高そうです。 海外へ脱出される方も、国内を満喫される方もお身体にはご留意下さい。 それではよいヴァカンスをお楽しみください。 F1のほうはもう書くべきことはありません。メカニカルなトピックスで言えば皆さんが知りたいことは山ほどあるかと思いますが、僕にはほぼシーズンの流れやチャンピオンシップの流れが見えてしまったので、予想屋的な内容は慎みたいと存じます。 残りもあと僅か、今季もできれば最終戦までチャンピオン争いがもつれてくれれば面白くなるのですが、今季は最終戦まではもつれないかもしれませんね。 それでは皆様よい休日をお過ごしください。僕は調整している日程がまとまればエロウンダあたりに脱出します。
September 7, 2009
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麻布十番にサテライト・オフィスを構えて早10年。大江戸線と南北線の地下鉄開通がこの町をもっとも変えました。ヒルズが目の前にそびえるこの町も僕にとっては好きな部分と嫌いな部分がはっきりしています。昨今、ドラッグがらみの死亡事件が起きたヒルズにも近いため人はますます増えていき、増えた分の人口は平地ではなく上へ上へと向かいます。東京の人口は六本木や麻布十番だけにかかわらず空中に住んでいらっしゃる方の数も無視できません。地下鉄の開通で大きく変貌していくこの町に僕なりに距離を置き、一時期栃木県の那須や神奈川県小田原などにエルミタージュを構えたこともありましたが、やはりこの町は大使館なども多いことから異邦人も集まり、いろんな種類の多様なエネルギーを感じることができるコスモポリタンなエリアです。国籍を問わずたくさんの友人が住んでいるせいもあって結局僕はここに戻ってきます。今年は自宅ではなく、こちらのサテライト・オフィスを活動拠点および生活拠点として世界を回っています。本業がかなり忙しくなってきている今、コンサル業務からはもう手を引こうかなと考えていますがここ数年はコンサル業務のほうにより多くの時間を割いている状態。F1コンチネンタル・サーカスの転戦も、大学での講義やシンポジウムなどの講演依頼もこの分類。こちらの種類の仕事がかなり増えている状態です。これでは本業とのバランスが崩れ時間のやりくりにも支障が出てしまいます。だから来季F1の依頼は受けない・・と密かに心の中で決めていますがどうなることやら。いずれにせよ、この厳しいスケジュールをなんとかしないとまた身体を壊しかねません。まだまだ暑い日が続いております。皆様も決してご無理はなさらぬようお身体ご自愛くださいませ。それではよい休日をお過ごしください。新しい伴侶を得て大きく生活も変わりこの町に再び住んで活気をいただいています。ガレージライフは今までどおり。(笑)オフィス用に購入したレクサスRhも快調です。とはいえ今年も地元にいながら10番祭りには参加できません。今週末の10番祭りの頃には僕はヴァレンシアです。
August 18, 2009
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祝!ブログ開設800日!!本日は2006年の6月9日にブログを開設してからちょうど800日。800日という数字が決して区切りの良い数字だとは思いませんがひとつの節目としてEPSON NSXをベースにテンプレートを自作してみました。心機一転、明日からまた開設1000日へ向けて頑張ります。あれっ?!・・・もたもたしてるうちに801日目になってしまいました。
August 16, 2008
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さて途中で頓挫していた“低カーボン社会の実現と地球温暖化の背景~3~”です。 頑張っているホンダやスバルをも置き去りにするのが巨人トヨタです。あまりに大きくなったり、没個性的なクルマ?が多いからか嫌われることが多いトヨタですがその技術力はやはり侮れません。 これからの時代にニーズが見出せない高回転化技術を棚上げして燃費性能重視の開発に切り替えた効果が現れ始めています。 それは最新型のクラウン・ハイブリッドにも現れています。排気量は3,456ccでレジェンドとほぼ同等ながら従来の10・15モードで147g/kmとレジェンドの約半分、JC08モードでも166g/kmを達成しています。 レガシィの中で最もカーボン排出量が少ない2.0のSOHCモデル(10・15モード166g/km)さえも上回る低カーボン仕様。ちなみに平成22年度燃費基準を全車クリアしているんだとか・・・。凄いですね~。 ちなみに僕が乗っているLS600hLは5リッター(4,988cc)で10・15モード換算190g/km、JC08モードでも211g/kmを達成しています。メルセデスS600Lでは340g/kmで燃費は10kmいかないのでLEVならぬHEV?仕様です。 ちょっと話がそれますが、他のクラスにおいてもメルセデスはCO2削減を真剣に考えているのかかなり疑問です。 例えば比較的新しいC63AMG。このクルマのライヴァルとして比較されるのがBMW M3やレクサスIS-F。この3車良く比較はされるものの排気量が3者3様です。6,208ccのC63 AMGに3,999ccのM3では純粋な比較は難しいです。排気量、重量のデータぐらいは合わせないと比較すること自体無意味ですから。 AMG C63はV8、6,208ccで重量1,800kg!!。えっツ?これCクラスでしょ?このサイズのクルマでV12積んだアストンDB9より重いってどういうこと?? メルセデス信者の方々は車輌重量の話をすると判で押したように「それに見合ったボディ剛性の素晴らしさ」をまるで陶酔しているかのようにおっしゃいますが、そこそこドライヴィングに自信があるアヴェレージ・ドライヴァーでボディ剛性の高さを実感できる場面どのくらいあると思いますか? まァこういった方々に「どんな部分で感じますか?」と聞いてもどうでもいいような言葉の羅列が始まるくらいで全然マトを得ていません。本かなんかで読んだか聞かされたことを言ってるだけだろうな・・・という感じです。 サーキットならいざ知らず、一般道で剛性の高さから受けられる「実感」(恩恵ではありません)はハード・ブレーキング直後にステアを切り込んだ時のヨレや応答速度、回頭に反応するリアの追従速度ぐらいで、これとてドライヴァーのレヴェルが一定の領域に達していなければおそらく気づかないかもしれません。 一般公道の走りの中のブレーキングやアクセル・オンで剛性を感じられるなんてのは嘘っぱちです。 これ以外、一般公道で安全に走っている限りボディ剛性の高さから得られる実感は感じられないと思います。重ねて言いますが恩恵ではありません。今は実感できることに限定して話してます。走りすべてで恩恵を受けてはいるもののM3の1,640kgというボディでも剛性不足など微塵も感じさせず十分なパフォーマンスが得らています。 そもそも今時まだやってるの?というようなエンジンの大排気量化によって、そのパワーを受け止めるためシャシー補強をしていることこそが重量増加の一因。 むしろ重さからブレーキに負担がかかり、必然的にマネジメントでダルさを感じさせないようにするので燃費は悪いしCO2は撒き散らす・・・。 良いことなんて重箱の隅をつついて何とか探し出せるぐらい。そういうとドライヴィング・プレジャーがなんたらかんたら言い始める始末・・・・。 はいはい・・・安全にスポーツ走行するならサーキット・ユース。それならもっと良いクルマ他にいくらでもありますよ・・・。 詰まるところ、トヨタ車以上のブランド価値をもったオール・ラウンダーが欲しいだけなんですよ。そこにまるでご立派な主義思想や哲学があるように見せかけ、結局はオール・ラウンダーとして最高のブランド価値を持っているものが欲しいだけ。グッド・ウィル以外の何物でもありません。 1,800kgをマークしている時点で僕から見れば悪役的存在です。E63 AMGもマネジメントを変えてあるもののC63と同じエンジンが乗っており1,920kg!!!。4WDでもないのにここまでくるとさすがにありえん・・・・。 ただAMG C63にも良い点が一つあります。同門対決の中での良い点ですがV8、6,208ccのこのエンジンはS600Lに搭載された5,513cc、V12エンジン(ツインターボ過給)のCO2排出量に勝っていることです。S600Lは過給していて不利だったというより車輌がさらに重いので悪化したのでしょうね。 とはいえLS600hLは4,968ccのエンジンにハイブリッド4WDで2,210kg!!!!という重量ながら211g/km。国による表示方法の誤差を踏まえてもメルセデス惨敗は明らか。ま、2,210kgという重量は『アリエンティ』なのですがハイブリッド用のモーターやキャパシタの存在を考えるとやむをえないかなと・・・。しかもこの重量で211g/kmを達成したのだから見事!。 C63は319g/km、S600Lは340g/kmでC63と同じエンジンを積んでいるE63はもっと酷く341g/kmです。 今度発表される新しいM5も300g/kmを切るか切らないかぐらいでリリースされるのは必至ですし、M3やレクサスIS-Fが300g/kmを切っていることを踏まえるとメルセデスの考え方や主義思想そのものに今後の地球環境適応への意志が感じられないように思います。 なかなかこういう数値を見ることは少ないのでピンと来ないかもしれませんが、C63、E63とS600Lの数値がどのくらい酷いのか他のクルマと比較してみましょう。 僕がサーキット・ユースで使用している911GT3RSは水平対向6気筒3,600cc、1,375kgでCO2排出量307g/kmです。さらに911GT2だと306g/km。 アウディR8では349g/km、フェラーリ430スクーデリアで360g/kmと、このあたりのマシンになってやっと優位性を得られる程度。市街地を走ることを目的としたサルーンやセダンがハードコアなサーキット専用マシンよりも多いCO2を撒き散らして市街地を走っているわけです。 明らかに矛盾しているように思えるんですが・・・・。 かなり逸れたのでLS600hLに話を戻します。 それでいてLS600hLの排出ガス認定レヴェルはNMHCやNOXは0.013と3リッター・クラスと同等。 妻の話によれば洞爺湖サミット前に首相の公用車がエコカー(LS600hL)に切り替わったなどと酔狂なニュースを流しているメディアがあったそうですが、僕は5リッターの排気量を持つクルマがエコカーだとは思いません。 しかし、どこに行っても同じクルマが走っている、管理されたクルマが走っている・・・そんな時代を回避したければ自身を律し、これからの車社会を見てなにが地球上に住む一員として努力できるのか?を考え実行しなければなりません。 考えているだけではだめです。実行しなければ。 また、少なくともメディアなどに登場し本質的な部分に眼を背けて都合の良い事ばかり言っている有名人の悪影響もうけないようにしていただきたいと思います。 今の地球は少しずつCO2を削減するなどという悠長な斉一論を言っている状態ではありません。激変させるぐらいのドラスティックな改革と削減を試みなければホッキョクグマなどは絶滅しかねません。ホッキョクグマぐらい絶滅しても・・・とタカをくくっていると人間も重大なしっぺ返しを喰らう可能性十分あります。 現在宇宙空間ではプラズマの影響で太陽の活動が活発化しています。プラズマによって太陽が刺激を受けると太陽自身の磁場が強化され膨張します。 太陽系とはいわば太陽から放出されるプラズマ空間の中にある惑星群で地球は太陽から放出されるプラズマ空間の中に浮いている状態です。 イギリスのラボが太陽の磁場が2倍に膨れ上がっていることをすでに発見していますし、太陽の磁場強化や活発化というのは要約すれば太陽が灼熱化するということで、そうなれば真っ先に影響を受けるのは地球の磁場や気温です。 また太陽の磁場が強化されると地球の磁場にも影響を及ぼしバンアレン帯を失ってしまう危険性があります。そうなると太陽からの有害放射線が地球上に照射され地球上の生命体は間違いなく瀕死の状況に追いやられます。 またプラズマは磁場に影響を与えるので地球の磁場を形成するもととなっているマントルの活動も活性化させるのでプレートにも少なからず影響を与えます。昨今、世界各地で大地震が頻発しているのは太陽のプラズマ放出量増加と決して無縁ではないでしょう。 現在ではプラズマの影響を受けている太陽の影響で地球だけでなく太陽系の温暖化が始まっているのです。太陽系の外側に位置する海王星の衛星トリトンでは気温が5%程度上昇していることも報告されていますし、惑星から外された冥王星では大気圧が異常に上昇し従来の3倍強ほどにまで達してしまっています。これこそ太陽系内温暖化の貴重なデータです。 地球が温暖化を通り越し灼熱化に至らないよう研究されている方もいらっしゃいますが極めて少数ですし、極秘裏に行われている研究が多いのも事実です。 現在の温暖化はCO2の影響だけとは言い切れませんが、CO2も削減しないで指をくわえてみてるわけにもいきません。 クルマだけではなく、もう少し地球環境のこと真剣に考えていただけることを切に願います。
August 8, 2008
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日本に帰ってくるたびに違う殺人事件の報道で賑わっています。 秋葉原の時は海外でも大々的に取り上げられていました。今や秋葉原は日本に遊びに来る外国人にとって京都に匹敵するぐらいの観光地となっているようで、その扱いも一面クラスでした。 今回の八王子での無差別殺人も報道されている限りでは「誰でもよかった」と言っているようで、それなら自分でも良いんじゃないの?と言いたくなるぐらい。 他の人を殺すぐらいなら自分で死んでくださいというレヴェル。 そもそも「努力しているのに認められないのは社会が悪い」などとエゴを並べている時点で自分自身に非があることを解ってないと証明しているようなものです。 努力して認められないのは努力していないだけのこと。あるいは努力そのものを勘違いしています。 自分自身の夢や願望の実現のために頑張ることはそもそも努力とは言いません。自分以外の他人が「努力してるね」と認めるようなことをして努力してると初めて言えます。 自分以外の他人の価値観を知り他人の尺度で物事を知り協調性や理性を持って全身全霊を傾けて他人のために社会のために貢献する。その精神がなければ努力とはいいません。そのくらいも解らないからこんな事件を平然と起こすようになるんでしょうね。 自分のやりたいことや夢に向かって頑張っていることをアピールして僕はこんなに頑張っているのに・・・と言ってみた所で自分自身がやりたいことをやってるだけなのだから独りよがりや自己満足でしかありません。 社会に認められるには人のため社会のために貢献しなければなりません。貢献して初めてスタート・ラインにつけます。この時点で初めてスタート・ラインです。ゴールではありません。 現在の日本の大学教育も変わってきているとはいえ、まだ入学するよりも卒業はラク・・というレヴェル。まァ工学系はそんなワケにはいかないのですが今は文系志望者が圧倒的ですから入学というスタート・ラインから卒業というゴール・ラインまでの難しさをもっと大学教育で叩き込むべきだと思います。 いずれにせよ自分のエゴを正当化するためにいろんなことを社会のせいにして甘えてるような人間が認められるはずもありません。 レース継続が難しくなって現役を引退した後は僕も上司の価値観だったり、顧客の価値観や希望を日夜考え続けました。自分自身の意志や価値観を捨てたのではなく封印したというような感じでしょうかね。それこそ寝ないでアイディアを搾り出した時も自身の価値観ではなく社会や会社の立場になってひねり出したアイディアです。 こういう努力をして少しずつ自分自身の考えや意見を提案していきました。最初から自由にストレスなく仕事ができるところなどあるはずもありません。特に僕が在籍していたのは一部上場企業なので代わりになる人材などそれほど無数にいたでしょう。 やがて海外を含め色んなところからヘッド・ハンティングのお話をいただくようになり現在に至るわけですが文面にすればちょっとでもここに至るまでの奮闘は並々ならぬものであったと自負しています。 レースに関わる仕事が技術屋としての側面よりも年々サーヴィス業としての側面を強くしていると僕が言い続けているのは自身のアイディアではなくみんなや社会に認められるアイディアを考案するというこういう部分にこそあります。 ただし、自分がやりたいことをやる。自分が作りたいものを作る。それが無意味なものであるとまで僕は言うつもりはありません。誇りを持って臨んでいただきたいと思います。 しかしながら、自分のやりたいことを優先しているのだから回りが認めなくても振り向いてくれなくても不平不満は言うべきではありません。ましてそれで気を引くために誰でもいいから殺害するなど論外です。 そのくらいなら最初からみんなに認めてもらえるようにみんなの価値観や希望を満たせるような仕事をすればいいだけのことです。 努力という言葉が持つ意味を勘違いしています。 自分自身の夢や希望のための頑張りを努力とは言いません。 他人のため社会全体に貢献できるように頑張ることが努力です。これをしなければ認められるワケありません。 こんな馬鹿げたニュースを見るたびにまだ海外の方が安全なのかな・・・と思ってしまいます。 被害者の無念や家族の悲しみを考えると見るに偲びません。 理不尽な犯罪を撲滅することにはつながらないかもしれませんが極刑をもって臨んでいただきたいと思います。すみません。「低カーボン社会の実現と地球温暖化の背景~3~」は後ほど・・・・
July 24, 2008
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マレーシア、クアラルンプールから帰国したのでF1関連の記事を書こうと思っていた矢先ショッキングなニュースが飛び込んできました。イタリア名産のチーズとしてあまりにも有名なモツァレラが汚染を理由に輸入停止に追いやられたそうです。 水牛の乳から生産されるモツァレラは牛から作られるモツァレラよりも高価であるためイタリア経済に与える打撃は甚大でしょう。とはいえ、規定量をはるかに超えるダイオキシンが検知されてしまったのだから止むをません。 しかし、これには伏線がありました。突発事故ではありません。マフィア絡みでごみ収集が停滞しナポリの街がゴミだらけなのは日本人の方でもご存知かと思いますが、これは何もナポリに限ったことではありません。まがりなりにも公共機関が機能しない(ゴミの散乱という部分だけでなく)イタリア国家そのものがEUのメディアの中で重病国家とか、EUの劣等生と遠慮無しに叩かれていますし、フィアットの会長にしてイタリア工業連盟の会長も務めるルカ・ディ・モンテツェモロも欧米で有力なネットワークを持つニュース・メディアでイタリアの元凶を断罪しています。 僕のイタリア人の友人も「イタリアという国土には自信が持てるが、イタリア人やイタリアという国家には恥ずべきものがたくさんある」と言います。 とは言え、日本も同じような現状であることを意識する必要はありますが・・・。 ちょっと前にイタリア国内で流行った「カオス・カルモ」という映画があります。映画の中で描かれている性の描写に関してイタリアの教会が難癖をつけたことで物議を醸しました。これが興行面で延びた理由の一つではありますが、妻を亡くして途方に暮れる主人公そのものにイタリアの病巣がオーヴァーラップし、イタリアそのものを表現しているとも言われました。 僕がヴァレンシア・テストでEU圏を回っていたころに見たイタリアの現状を告発する記事はイタリア人ではない僕にもイタリア特有の気質がもたらす功罪を良く解るように書いてありました。しかもEU圏のイタリア国外のメディアが書いた重病国家イタリアの告発記事はイタリア人ではない外国人記者が書いたものではなくミラノとローマの支局に籍を置くイタリア人によって書かれたものでした。 見出しは「景気はどん底で政治機能は停止しているのに国民に危機感はほとんどない。本当にこの国(イタリア)はこれでいいのか?」というような内容のものだったと思います。 80年代のイタリアはGDPでイギリスと肩を並べていて新生EC(現EU)の牽引役になることが宿命付けられていたにもかかわらずその凋落は留まることを知りません。 ここ十数年、イタリアは不安定な連立政権を作っては崩壊することを繰り返しています。にもかかわらず政権中枢には同じような顔ぶれが出たり入ったり・・。4月の総選挙までは暫定政権が続くイタリアですが次期候補にもイタリア財界の大物として知られるシルビオ・ベルルスコーニ(右派)が名を連ねています。彼が復帰すれば3度目(?)の首相就任となりますが世論調査では対抗馬のローマ市長ワルテル・ベルトローニ(左派)の就任は可能性薄。 しかし同じことを繰り返しかねないこのチョイスで本当に良いのかどうか?それさえも見極める力がイタリア国民から消えうせてしまっているのかも知れません。 その証左とも言えるのが国会議員でありながら有罪判決を受けた議員の多さです。有罪ではないものの裁判沙汰になったり容疑者や被疑者のレヴェルになると100人近くにもなるそうです。どう考えてもおかしいでしょ。 しかしながらこの状況、若干異なるとは言え、どこか今の日本に似ているような気がするのは僕だけでしょうか? イタリアに話を戻すと、昨年のイタリアの経済成長率は1.8%でユーロを通貨とするEU加盟国の中では最悪と言わざるを得ません。フランス経済は手堅く、相変わらず好調なドイツの輸出とは比べるべくもありません。 イタリアを代表するお笑い芸人べッペ・グリッロが昨年9月に集会を開き政府や政治を批判したことも興味深いものです。彼は世界に向かってこう発信しています。「イタリアを侵略してどうかイタリア国民を助けてください」と。 ここまでくると笑えないのではないか・・・とも思いますが本当にこれがイタリアの現状だそうです。 友人アレッサンドロも似たようなことを言ってます。冗談半分、日本に帰化したいと言っていた時期もありました。 彼曰く、イタリア人というよりもイタリアの風土にはドルチェ・ヴィータ症候群がありこれが国家としての成長を妨げているのだそうです。イタリア人は政治経済などの社会環境を憂慮しても、家族や個人の私生活とは厳密に区分できるために家族や個人が満足できていれば国家の健全性や政治経済の問題を問わない傾向にあるというのです。解りやすく言えば重要なのはファミリーだけで政治経済などの社会環境には興味がないということです。 この点も日本人に似ているような・・・。こういったファミリー中心の価値観が国家の一員であるという国民の良心の欠落を招き国際社会内での軋轢を生む要因であると彼は断言しています。 さらには地方政治のみならずイタリア国政中枢までをも脅かすマフィアの影響力も無視できません。 この2つが作用する限りイタリアは国際的な成功は難しく、政治経済の低迷からファッションなどのブランド力にも翳りが出始めたとのこと。 フィアットの総帥ルカ・ディ・モンテツェモロが現在のイタリアをこんな風に揶揄しています。「イタリアは図体ばかりでかく、高価で、運転が難しいポンコツ自動車でレースに臨むようなもので、誰をドライヴァーに迎えても勝ち目がない」と。 なんだかちょっと前のフェラーリのクルマを示唆するような内容ですがそれはさておき、ユーロ圏加盟を目指しEUから課された財政条件を満たすために多大な尽力を払った彼の言葉には耳を傾ける必要があるのではないでしょうか。 しかし、僕がもっと心配なのは日本です。日本も程度問題の違いこそあれ、日銀総裁を選べないとか、4月1日から市場が混乱に陥りかねない特定財源廃止など無政府状態といっても過言ではないほど。 日本にとってはすぐ隣(中国)にある危機だけではありません。食料の自給自足ができない日本はもっと世界に目を向けなければなりませんが、そのせいで国内への関心が低下しては意味がありません。 このイタリアの危機は近未来の日本の危機である可能性も否定できません。P.S.フランス、イタリア、スペイン等ヨーロッパからのアクセスが増えているようですがこまめに記事を書くことができず申し訳ありません。フォーミュラ関連の記事の更新をお待ちの皆様申し訳ございません。
March 27, 2008
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澳門から帰ってきました。 今日で昨年の胆嚢摘出手術からちょうど1年を迎えます。正確には1年前の今日、摘出手術のために入院しました。 術後の経過で予定外の部分があり未だ完全復活には程遠いのですが、今年は悲願ともいえるNSX戴冠が達成されたので自分の身体のことは二の次です。 とにかく嬉しいタイトルです。 来年はF1にも関わっていく可能性が高いので今年ほど時間があるかどうか解りませんが、スーパーGTとFNも出来るだけ現場主義で現地に足を運んで応援していきたいと思います。 帰ってきたばかりで澳門の検証もFN最終戦もまだ見ていませんが近いうちに書こうと思っています。P.S. それから遅くなりましたが、最終戦富士のパドック・ラウンジとスポンサー関係者専用ラウンジで僕の名刺を受け取っていただいたホンダ・ファンの皆様方、大変お待たせいたしておりますがもう間もなく撮り溜めた2007年シーズン9戦分の写真のセレクトが終わりますので完成しましたらこのブログとメールでご連絡致します。 富士のラウンジで僕の撮った写真をEPSONのプリンタでプリントし、お子様方に喜んでいただけたことは大変喜ばしいことです。また機会がありましたらプレゼントさせていただきます。 12月上旬完成予定ですのでコンタクトはメールにてお願い致します。 スーパーGTやFNを通じて知り合ったスポンサーの方々やファンの皆様方、また来年も懲りずにサーキットに通いましょうね。(笑)
November 21, 2007
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本当なら富士で始まったF1でのトピックスをまとめるべきなのでしょうが、僕は敢えて違う話題を取り上げようと思います。 ミャンマーでの長井氏殺害。これは殺害と呼んで差し支えないと思いますが日本国内だけでなく世界で物議を醸しているのでこの件に関しては報道各社に委ねようと思います。僕が書きたいのはこのことではありません。 僕が今日書きたいのは9月27日、産経新聞の一面に掲載されたペルシャ湾の自爆テロに関する記事です。実はこの事件は2004年4月に発生し日本の防衛庁情報本部も事件をキャッチしていましたが、日本での報道は今回が初めてだと思われます。 事件は日本郵船が所有する超大型タンカー「高鈴」(28万トン)がイラク・バスラ沖においてテロ攻撃を受け、一歩間違えれば撃沈されていた可能性もあったというものです。 無論、このテロを水際で阻止したのはペルシャ湾に展開している多国籍軍でした。 産経新聞を読んでいない方のためにある程度抜粋して掲載しますがペルシャ湾に派遣されているノーフォークの作戦日誌によると2004年4月24日石油積み出しターミナルが小型の高速艇による自爆攻撃の標的になり、被害そのものは軽微だったものの係留中だった「高鈴」が危機に直面しました。 多国籍軍の艦艇がターミナルに接近中の不審な高速艇3隻を発見し銃撃戦になり、うち1隻は『高鈴」手前数百メートルで大爆発を起こし、その金属片や遺体の一部がタンカーの甲板に振り注いだそうです。当然、日本郵船丸の内本社にもその一報は入り防衛庁にも・・。 この自爆テロで多国籍軍のうち米海軍兵2人と沿岸警備隊員1人が亡くなりました。日本の商船を守るために犠牲者が出たのです。このテロは犯行声明も出され、いまだ彼らは原油価格を高騰させ西側主要国を破綻させようと虎視眈々と狙っています。 ペルシャ湾内には日本関連のタンカーが常時40隻から50隻がひしめき、多国籍軍が警備していなければとてもバスラ沖には近づけないのだそうです。 一方、イラクも国家予算の90%を原油輸出に頼っていて石油ターミナルが破壊されれば国家再建は不可能になります。そこで多国籍軍は「高鈴」事件以降石油積み出しターミナル周辺半径3000メートルに警戒ゾーンを設けたそうです。 日本は法的に戦闘海域に海上自衛隊の艦船を出せません。そこで安全なインド洋上に補給艦等を派遣し多国籍軍に補給活動しています。 海上自衛隊の艦艇が直接海上テロを排除できないために、日本のタンカーを他国に守ってもらっています。 インド洋上では海上自衛隊員が外国艦船に給油していますが日本政府の不甲斐なさに敵前逃亡のレッテルを貼られようとしています。民主党!ほんとにキミたちは日本の将来を考えていますか!? 日本にしかいない我々には把握しにくいことですが、皆さんも解らない事だからこそ目を向けて下さい。我々の生活も日本経済も危険なペルシャ湾に赴き原油石油を運んでくるタンカー乗組員やそれを守ってくれる多国籍軍の方々に委ねられているのが現状です。 にも関わらず、本当の現状(ペルシャ湾情勢)を知らない方々がやれガソリンが高い、航空運賃が高くなり悔しいとのたまわる始末。情けないし恥ずかしい。 きっとこういう方々は世界に出て笑われていることに気づかない日本人でしょうね。頻繁に海外に行っても大事な部分が見えてない方、大勢いるんでしょうね。航空券が高いと思うなら行かなければ良いだけのことです。自己中以外のなにものでもありません。危険な海域から日本に石油を持ち帰る方々の身になって考えたらガソリン高いとか、航空運賃が高いなどと文句は言えませんよ。 もっともっと、世界の現状を見てください。 そして日本という国をよく見てください。 F1を見ている僕が書くようなことではないかも知れませんが知っていて考えていることと、知らずに自己中心的な考え方に終始するのとは意味合いが変わります。 F1という文化も大切ですし、石油原油の情勢も大事です。両極にある見失いがちな部分にキチッと目を向けていただきたいと思います。
September 29, 2007
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ニコンが11月にリリースする(予定の)ニュー・カマーD3とD300。要するに僕が使っているD200もモデル・チェンジ版がD300.さらにその上にあるプロ・スペック最上級機のD2のフルモデル・チェンジ版がD3です。 8月23日の新型機種発表時は静観していました。ですが気になるのはそのD300やD3のリリースと共に発売されるAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDとAF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G EDの2つのレンズの存在です。 現在僕がメインで使っている1本はAF-S NIKKOR 28-70mm F2.8Dです。このレンズの色収差やボケ味は結構気に入っていてAF-S VR NIKKOR 70-200mm F2.8EDとのつながりも良かったのでこの2本があれば、気に入る写真が撮れるか撮れないかはともかくなんとか写真が撮れてました。 そこに広角側のブランクを埋めるAF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G EDがリリースされるのは願っても無いチャンスなんですが、今僕が使ってるのはAF-S NIKKOR 28-70mm F2.8D。24mmと28mmで4mmもの差が開いてしまいます。 たかが4mm、されど4mmです。ニコンDXフォーマットで使用する場合、今使っているAF-S NIKKOR 28-70mm F2.8Dは35mm版換算焦点距離に直すと広角側42mm、望遠側105mmになります。 このレンズの最新型後継モデルが今回発表されたAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDです。広角側が4mm拡大されていますが前述のDXフォーマット換算だと広角側36mm、望遠側105mmになり6mmもの差が生まれます。広角側6mmの差は風景を切り取るときにはかなり大きな差になります。 人に寄ってポートレートを撮影するときの発色が気に入ってるので今使っているAF-S NIKKOR 28-70mm F2.8Dも手放すつもりはありませんが、AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDとAF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G EDの2本は開放側F2.8という明るさも手伝ってかなり魅力的。 質量の問題はあるもののやはり魅力的です。今のAF-S NIKKOR 28-70mm F2.8Dでさえレンズだけで935g。約1kgにも及びます。D200本体の質量が約830gありますから2kg近くを首からぶらさげるか肩にかけて持ち歩くことを余儀なくされます。 これも自分自身で満足できる写真を撮るためなら仕方ないことなのですが、最新の軽量化テクノロジーを駆使してもうちょっとなんとかできなかったんでしょうかね。AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDが約900g。AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G EDが約1000g。AF-S VR NIKKOR 70-200mm F2.8EDが約1470gともなればこの3本とD200本体で4kgを超えます。こうなってくると撮影もトレーニングの一環(?)です。 一方カメラ本体のD300はD200よりも僅か5gですが軽量化されました。5gの軽量化は多分実感できないでしょう。今回のモデル・チェンジによる買い替えは基本的には考えていませんが、もしカメラ本体を買い足すか、買い換えるならD300ではなくD3のほうを選びます。 有効画素数でD3はD300に譲りますがやはり36.0x23.9mmサイズの自社開発ニコンFXフォーマットCMOSセンサーに期待したいです。5:4(30x24)とDXフォーマット(24x16)に対応するほかFXフォーマット(36x24)にも対応しますし、やはりニコン独自の新画像処理コンセプト「EXPEED」も期待したいです。 ただし、価格はオープン・プライスでD300で25万円前後、D3では57万円前後と言われてますので最初の滑り出しはどうなんでしょうか?。 カメラ本体の買い替えは今のところ静観するつもりですがD300とD3の発売と時を同じくして発表されるレンズ(前述の2本)はおそらく買う可能性が高いです。 さらに単焦点望遠3機種400mmと500mmと600mmもVR2を搭載してリリースされるようでこちらもサーキットでは必需品なので400mmか600mmが欲しいですね。 ただし、こういった「大砲」の取り扱いは人ごみの中では要注意ですのでくれぐれもご注意ください。場をわきまえないで使ってる方が数多く見受けられるのは非常に残念です。かなり危険ですから「大砲」を使う場合は周囲に注意を払ってください。以下、NIKONから発表されたプレス・リリース内容を抜粋しました。デジタル一眼レフカメラ「D3」および「D300」、NIKKORレンズ 価格決定のお知らせ2007年8月27日 株式会社ニコン(社長:苅谷 道郎)の子会社、ニコンカメラ販売株式会社(社長:西岡 隆男)は、8月23日に発表した下記製品の価格を決定しました。なお、下記製品の発売時期は、いずれも2007年11月を予定しています。●発売概要商品名 デジタル一眼レフカメラ 「ニコンD3」 価格 オープンプライス 商品名 デジタル一眼レフカメラ 「ニコンD300」 価格 オープンプライス 商品名 AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED 希望小売価格 272,000円 (税込285,600円) 商品名 AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED 希望小売価格 260,000円 (税込273,000円) 商品名 AF-S NIKKOR 400mm F2.8G ED VR 希望小売価格 1,320,000円 (税込1,386,000円) 商品名 AF-S NIKKOR 500mm F4G ED VR 希望小売価格 1,120,000円 (税込1,176,000円) 商品名 AF-S NIKKOR 600mm F4G ED VR 希望小売価格 1,420,000円 (税込1,491,000円) プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
August 28, 2007
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アニヤ・ハインドマーチのエコ・バッグが世界中で狂乱状態を誘発してるようです。 ここ日本でも台風4号の接近をよそに銀座などでエコ・バッグを販売したようですが台湾や香港の時と同様混乱を招いたようです。 そもそもエコ・バッグの意味を認識していないユーザーもさることながら、世界中で混乱を招いていると解っていながら安易な手法で販売しようとするショップやブランド側は騒乱誘発の確信犯とも言えます。 最初から何百個しかないというなら最初から販売予定数の整理券を配布し、それを手に入れられた顧客だけに出向いていただければいいはずです。 販売の告知もネットでしているのなら整理券の申し込み、抽選もネット上で行えばいいでしょう。ネットが使えないという方には最初のロットでは我慢していただくしかありません。 そういった努力をせずに、あるいは安易な話題づくりのためや売名行為として行列を作らせているとしか思えない行為は思慮や配慮に欠け、アニヤ・ハインドマーチというブランドを知らない僕にとってはイメージ・ダウンにしかなりません。 僕はとある超有名ブランドに依頼して作っていただいたエコ・バッグを使ってますのであまりえらそうなことは言えませんがエコ・バッグはエコ・バッグとして使ってこそ意味や意義があります。 アニヤ・ハインドマーチのものだからエコ・バッグとして使えないというのなら本末転倒です。使い方は購入者の自由ですが作り手の意志を無視するユーザーは決して良識のある良いユーザーではありません。 そもそもエコという言葉や考え方の意義を十分に検討していただきたいと思います。 2,100円で販売されたエコ・バッグがネット・オークションで10倍の価格がつけられてしまう時点でエコの健全性が損なわれてはいませんか? にも関わらず、旧態依然とした限定販売の販売手法には呆れるばかりです。まったくもって愚かと言うほかありません。 少なくとも僕は欲しいとは思いませんが「限定品」とか「格安」に振り回されることのない真の意味でのブランド価値、対価の目利きができる人間が少なくなってきているのではないでしょうか? ブランドとは決してネーム・ヴァリューやデザイン性などではありません。それらの要素は他の商品と比べる上でのパラメータの一つでしかなく、服飾のブランドに限らずクルマもその他のジャンルも全てはブランドが持っているエゴ、ブランドが押し付けてくるエゴにいかに自分が共感できるかがブランドでありアイデンティティではないでしょうか? 僕はあらゆるブランドを評価する際そのエゴを基準に良し悪しの判断をしますので、可も無く不可もないようなものに興味はありません。ブランドやアイデンティティとはそういうものだと思います。 共感できないエゴにネーム・ヴァリューだけの付加価値を払えますか?ほとんどの方がNoと答えるでしょう。 払えないからアニヤ・ハインドマーチの50,000円以上するバッグは買えないけど安売りする2,100円のエコ・バッグは欲しい・・・そういうことではないでしょうか? こういった「ブランドへの妄信」と「格安なものへの傾倒」という相反する世論の潮流が偽装肉や模造品などを横行させることになっているのではないでしょうか? ブランド品が嫌いだという必要はありません。そういった時点で嘘つきじみますから。ただし、それに見合った対価であれば高いなどと文句を言わずに払えるきちっとした金銭感覚を磨いていただきたいと思います。高いという小言が出てくるくらいなら手を出さないほうが賢明でしょう。
July 16, 2007
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やっぱりここですよね・・・・・(笑) でも、この写真は意味無いかも・・・消灯してるし・・・では、気を取り直して(写真を撮りなおして)これ・・・稼働率はどうなってんだろ?
January 26, 2007
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