Fastest Lap

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March 20, 2009
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カテゴリ: Astro & Space
 随分と前の話ですが土星の衛星エンケラドスで噴泉が発見されたという記事を見かけました。


 太陽系における水の存在は大いなる謎に包まれています。そこかしこに水が存在した形跡が確認されているのに突如として姿を消してしまっていることが多く、現在は地球上でしか確認されていません。
 お隣の火星が良い例で渓谷や氷河のあとは発見されているものの「まとまった水」の存在は確認されていません。

 火星の極冠域に見受けられる凍結した氷の存在も水が凍結したものではなく窒素としての存在、すなわちドライアイスであって水ではありません。

 地球に湛えられた水が一体どこからやってきたのか・・・。

 奇蹟の星、地球の謎を紐解いていく上でこの部分に注目する方は意外と少ないのが現状。
 太陽系のどこを探してもこんなに多くの水を湛えた星(惑星、衛星の表層に)は見つからないのに、その謎の解明は遅々として進みません。

 ここにこそ、生命の起源が詰まっていると分かっていながら現在のアカデミズムは建設的で破綻のない根拠を示せていません。
 いうなれば都合の良いことを並べただけの仮説で、仮説はすべての推論異論を打ち破る根拠を備えたものでなければならないはずなのに、今ではそこに無数の綻びができています。


 見つかったのはエンケラドスの結氷凍結した渓谷部、通称タイガーストライプと呼ばれるエリア。

 できることなら軟着陸して探査できると膨大なデータを集めることができますが、エンケラドスの環境を考慮すると金星探査ほどは難しくはないにせよ、センサーの耐久性と順応力はかなり高いものが要求されますね。
 太陽から遠く離れているため太陽電池性能もかなり高いものが要求されますし、極寒下性能もかなり高いレヴェルが要求されますから。
 この厳しい環境下で淡々と探査できる探査機を作り出す英知が今の人間にあるか否か?
 お金さえかければ出来そうですが軟着陸させ探査そのものを失敗なくできるかといえばそれも無理でしょう。金星探査がそうであったように何度も探査機の失探を繰り返すはずです。

 ひとまず、カッシーニで情報を集めていただき万を持して土星域の水とはどんなものなのかを調べていただきたいと思います。
 僕の予想では成分も分子構造も地球域のものとは若干異なっているのではないかと思っています。

 それをNASAがきちっと発表してくれるかどうかが問題ではありますが・・・。

 今週末の連休はシーズンイン直前の最後?の休暇として泊まりでこれから出かけます。皆様も良い休日をお過ごし下さい。
 とはいえ侍ジャパンの結果が気になってそれどころではない方も多いのでしょうね。(笑)





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Last updated  March 20, 2009 11:23:33 AM
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