コピー書き方講座2



☆コピー書き方講座☆2回目



昨日「パチ中毒改め豚男」さんからいただいたコメントでコピーのご質問があったので さっそく少し書いてみることにします。豚男さん(すごいHNだなや)ありがとねー♪

>「21世紀の」は私もよく使ってしまう言葉です。
>もう05年になるし、そろそろ通用しないね。反省。

21世紀の が悪いわけじゃないので 適材適所でうまく使えばいいと思います。
昨日のは、読んだ相手が なに言ってるんだ?こいつ??、って反応しかもてないようだとコピー表現としては成立しないよ、という話でした。
っつうか、そもそも自分でも意味がわかっていないようなコトバで自分を語ろうっていうことが まず心得違いと言わざるを得ないでしょう。
そういう雰囲気だけのコトバは、プライベートなところとか 飲んだ席とか そういうところで言えばいいんであって なにもメインコピーにもってくるこたぁないのです。
「なるほど21世紀じゃ!」と落ちるようなものなら 当然オッケーなのですよ(^^)
それがインパクトのあるコピーかどうかは また別問題だと思いますが。

>「○○健康法!? そんなんで治るんなら医者はいらねえ」と、
>あのとき反発したオヤジの手紙が、感動の涙でにじんでいた。」
>これはウチのシャチョーが作った帯のコピーだけど、いかが?

うん。こういう形のコピーは 不動産のDMとか 薬屋さんのチラシなんかによく見かける手法ですね。
それはどういうことかと言うと、基本的には 相手がじっと読むような媒体に適していると思うわけです。 
なので、本のオビというのは微妙なところという感じがします。

コピー本体について言うと、まず、コピーから想起される状況が不安定なのが気になります。

本来なら商品の魅力を語っているはずの「感動の涙」や、重要な小道具である「手紙」という言葉の係り結びが中途半端になっており、涙を流したのは誰か、手紙には何が描いてあったかが 行方不明になっています。

つまり 

1)
(【●●健康法?そんなんで治るなら医者はいらねえ】という意見に筆者は賛同している。)
筆者は、【あのとき】【反発した】【オヤジ】からに来ていた【手紙】を(今改めて読み直して)【感動の涙】を流し 手紙が【にじんでいた】

2)
【あのとき】【オヤジ】は【●●健康法?そんなんで治るなら医者はいらねえ】と【反発した】。
(そのオヤジが持っている)【手紙】は 【感動の涙】で【にじんでいた】

etc・・・と 多様な読み方ができてしまうわけです。
言葉を文章に紡ぐ意図は、読み手のイメージを 言葉で固定して束縛するところにこそあるわけですから 現状ではいささか推敲不足という感があります。

また、語順の他に もうひとつ このコピーをわかりにくくしている要素があります。

それは何か・・・?






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