Take it Easy~気楽にぼちぼち

Take it Easy~気楽にぼちぼち

No3




 始めに、No2にまとめた事を、プリントアウトして、先生に見せた。

そして、その続きを話した。


 先生と話しながら、



今の自分は、

「いやなことを全て飲み込んでしまう」ばかりではない、

たまには外に出す事もある事を理解されたようだ。




 次に、始めにトラウマとなった担当に、

3年後またなりそうになったとき、

 どうしてもそれだけは嫌だから、

結婚という逃げ道でそこから逃れたことを話した。



先生『どうしても避けたかったのは、

 その前の2年間も上手くいっていなかったの?』


私「いえ。

 前の職場で学んだ事もあったし、問題はあっても、

 まあまあ上手く処理してきたし、

 前の職場より、上手くいっていたと思う」


先生『それなのに、

どうして、あの担当だけは避けたかったの?

担当しても、同じ事繰り返すと思ったの?』


私「前の職場で学んだ事もたくさんあったし、

 女性は私一人だったから、

 周りのベテランの方が助けてくださってたし、

 もしかしたら、やれていたかも・・・」




 で、話が変わって、

(というか、何を話したかよく覚えてないけど、何か色々話してた)


先生『あなたは、環境に慣れるのに時間がかかるタイプじゃない?』


私「そうです、その通りです。


 人見知りはするし、


 子供の頃から、4月の終わりごろはいつも1日欠席してました」


先生『あなたは、もっと自分のことを知らないといけないね。

 自分は環境に慣れるのに時間がかかる。

 それなのに、早く慣れようとしてしまうから、

 無理がかかって、疲れきってしまう。


 だから、それを周りの人にも言って、

 わかってもらうようにして、


 自分も少しずつなれていくように、

 全てやろうなんて思わない。


 やらなければ、周りの人も、

 あなたのやれる姿を、あなたの本当の姿と勘違いしないで済む。


 やってしまってから、後で病気になったって、

 他の人から「やれてたじゃない」と思われても仕方ない。


 やる前に、

 きちんと自分の事を、分かってもらえなくてもきちんと説明して、

 そして、やれる範囲しかやらない。

 そうすれば、周りの人も、

 あの範囲でやる人なんだと理解する。』


私「やってしまった後に、

 何を言っても理解してもらえないという事ですよね」


先生『そういう事。


 今回病気になりはじめた(睡眠障害が出始めた)のも、

 2年前の5月。

 5月といえば、ちょっと5月病になりやすい時期。

 だから、あなたの体は、当然の反応が体に出たに過ぎないじゃない?


 話を聞いてみると、

 2年前、あなたには、仕事上で、

 物凄い大きな環境の変化があったわけだから』



 なるほど先生の言うとおり。

 私にとっては、


 自分の人生の中で一番辛い環境の変化だった。


 たった1週間前に知らされた、

 予想もしなかった、とてつもなく酷い職場への異動。
 (それを思いやりのかけらもない、元々大嫌いな上司から伝えられた。

  1週間で こんな大きな異動を知らされたって、

   準備なんかできないだろーが。

  心の準備さえ

  たった1週間じゃできないほどの異動なのに

  思いやりのかけらもない酷い人。

  きっとそういう人だと、私は見抜いていたから、

  ずっと嫌いだったんだろうな。

  表面は上手く合わせてあげてたけど)





 このような 職場環境の急激な変化があったのに、

 できない事がたくさんあって当然だったのに、

 私は必死で何とか周りについていこうとしていた。



 でも、前からその職場にいた人達とは、

 始めから大きな差があったんだから、


 同じようにできるわけないのに、

 できない事が嫌で、


 自分の体をいじめていったかもしれない。



 つまり、


 わたしは、いつも優先順位が、他人の目だったかも知れない。

 本当なら、自分の体を一番優先してあげなくちゃいけないのに。



 だから、

 その順番をしっかり守った仕事の仕方をする、って言うのが大切。



 自分が無理して仕事していても、 

 他人からは、無理してやっているとは見えない。


 そのため


 「あの人はできるんだ」

 「できて当然」みたいに思われてしまい、自分で自分の首をしめていた。


 そういう風に周りの人に思わせてしまう原因を作ったのは、


 他の誰でもない、自分だったんだ。



 自分の

 「周りに認められたいという気持ちで

  限度超えすぎて頑張ってしまう」今までの癖

 を変えないと、たとえこの病気が治ってきても同じじゃないかな。

 自分に合った、

 頑張り過ぎないやり方で、仕事をする事が、

 本当の自分を周りにも分かってもらえる一番の方法じゃないか。


 (でも、それだと、自分の心は満足しないような気もする。

 手を抜いているみたいで)


  だから、環境に慣れるまでは、自分の力をセーブして、


 環境になれる事ができたら、

 それまでセーブしていた、出せそうな力を出せばいいのかな。


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