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Photo By wee3beasties 前回の「ククリもいいけどカレーもね」 http://plaza.rakuten.co.jp/finlandia/diary/201504190000/ 「日本の敗因」 小松真一氏著『虜人日記』(筑摩書房) P334 ~ 335 より 一、精兵主義の軍隊に精兵がいなかった事。 然るに作戦その他で兵に要求される事は、 総て精兵でなければできない仕事ばかりだった。武器も与えずに。 米軍は物量に物を言わせ、未訓練兵でもできる作戦をやってきた。 二、物量、物資、資源、総て米国に比べ問題にならなかった。 三、日本の不合理性、米国の合理性。 四、将兵の素質低下(精兵は満州、支那事変と緒戦で大部分は死んでしまった)。 五、精神的に弱かった(一枚看板の大和魂も戦い不利になるとさっぱり威力なし)。 六、日本の学問は実用化せず、米国の学問は実用化する 七、基礎科学の研究をしなかった事。 八、電波兵器の劣等(物理学貧弱)。 九、克己心の欠如。 十、反省力のなき事。 十一、個人としての修養をしていない事。 十二、陸海軍の不協力。 十三、一人よがりで同情心が無い事。 十四、兵器の劣悪を自覚し、負け癖がついた事。 十五、バアーシー海峡の損害と、戦意喪失。 十六、思想的に徹底したものがなかった事。 十七、国民が戦争に厭きていた。 十八、日本文化に確立なき為。 十九、日本人は人命を粗末にし、米国は大切にした。 二十、日本文化に普遍性なき為。 二十一、指導者に生物学的常識がなかった事。 順不同で重複している点もあるが、 日本人には大東亜を治める力も文化もなかった事に結論する。 ナイフ規制はリアルタイムで進行する Si vis pacem, para bellum ~ 刃物規制の差し戻し方 「ククリもいいけどカレーもね!」4 和歌山県庁県民生活課宛の意見書を書いている途中であるが、新たな展開があった。以下に産經新聞WESTの記事を引用してみよう。 2015.5.28 13:31 殺傷能力高い「ククリナイフ」所持禁止、和歌山県が条例改正へ 小5刺殺で 和歌山県紀の川市で小学5年の男児=当時(11)=が 2月に刺殺された事件を受け、 同県は犯行に用いられたとみられる殺傷能力の高い大型刃物などについて、 18歳未満の少年の所持を禁止する県青少年健全育成条例の改正案を 9月県議会に提出することを決めた。県によると、全国初の取り組みという。 政府に対しても、銃刀法での所持規制を要望する。 事件では、殺人容疑で同市内の無職、 中村桜洲(おうしゅう)容疑者(22)が逮捕され、鑑定留置されている。 県警などによると、中村容疑者の自宅から、 軍隊でも用いられる殺傷能力の高い「ククリナイフ」(刃体約40センチ)など 大型刃物が複数見つかっており、犯行に用いられたとみられている。 県青少年健全育成条例ではこれまで、カッターナイフや料理用の包丁など 家庭用や業務用の刃物を除く刃体6センチを超える刃物を「有害刃物」として、 少年への販売や貸し付けを禁止。 違反した場合は業者などに罰金30万円以下の罰則を設けているが、 少年らの所持は禁止されていない。 一方、銃刀法では業務や正当な理由がある場合を除き、 刃体が6センチを超える刃物を携帯してはならないとされているが、 自宅などでの所持は規制されていない。 県は、ククリナイフなど社会的有用性が低い刃物については原則所持を禁止にするよう、 政府に提案していくとしている。 26日の定例会見で仁坂吉伸知事は 「規制は権利の制限にも関わるので、パブリックコメントを行い県民の意見を聞きたい」 と話した。 和歌山県紀の川市の小5男児刺殺事件で逮捕された中村桜洲容疑者が 犯行に用いたとみられる殺傷能力の高い「ククリナイフ」。 県は18歳未満の少年の所持を禁止する県青少年健全育成条例の改正案を 9月県議会に提出することを決めた (引用元URL: http://www.sankei.com/west/news/150528/wst1505280042-n1.html ) どうやらマトリックスアイダ社員の意見は反故〔ほご〕にされてしまったようだ。ダガー規制の折はナイフ業者総出で法改正を要望していたのだから、今更、当のナイフ関係者が刃物規制に対してどうこう言える立場ではあるまい。 (つづく)
2015年05月31日
Photo By Victoria Usova
2015年05月30日
以下第三の奇蹟を語る。 私は、十月十日に九ヶ月ぶりで帰還し、やがてその年も暮れて昭和十四年を迎えた。私一家と、柴少佐とは、相変わらず文通を交わし、ことに小学校の二年生である二男の正次のごときは、たどたどしい仮名文の手紙を毎日のように書いては出し、その都度少佐からも仮名文の返事をよこし、仲よしであった。 翌昭和十五年一月十三日午後四時に、少佐の絶筆が、しかも例になく航空郵便で到着した。それは一月五日の日付けで、中支漢水一帯の激戦地から、十日間で運ばれてきたものであった。後から考えてみると、その十三日午後四時という時刻は、少佐が部隊を率いて、漢水の安陸で強敵と戦い、白兵追撃中に、敵の飛弾を咽喉部に受けて殪れたその時刻だったのだ。 その手紙には、 新春御祝い申し上げると共に年内の御後援を感謝仕〔つかまつ〕り候。 年末には敵の冬季後世有之候て多寶湾方面に転戦仕り候。 敵も予め準備せる故か相当に頑強に候て久し振りの激戦を展開致し申し候。 皆様方日頃の御祈願御加護に依り 身に微傷だに負わざりし事を奉り拝謝の次第にて御座候。 漸〔ようや〕く五日ばかり後れて正月気分を取り戻し 五度という温暖なる春日の下に支那酒に正月気分を漂わせ居り申し候。 東京の昨今は御寒の事と拝察致し候。御自愛の程奉り祈り候。不一。 一月五日 いつもの手紙には、決まって柴少佐と記しているのに、この手紙に限り、柴有時と署名してあったのも、これが少佐から我が家への絶筆であっただけに、何かしら考えさせられた。 少佐は、その重傷がもとで息を引き取ったのは、三日後の十五日午後十時であった。日頃から覚悟を定めていた事とて、取り立てて遺言はなく、部下の軍曹から、何か遺言はといったのに対して、咽喉を負傷しているので、極めて細い声で、「酒を一杯……。」といった。あるいはビールを一杯といったとも聞いたが、最後の一言はただこれだけであった。そして夜二十二時(十時)この一個の大丈夫は、慄然として溘然として逝ったのであった。 ちょうどその日のその時刻相当の日本時間に、私の家に一つの大取り込み事が生じた。 夕食後、次男は何事もなく寝につき、妻は勝手に、私は書斎で書き物をしていると、時刻で正に夜の十時過ぎ、すやすやと眠いっていた次男が、突然大きな叫び声を発した。妻も私も家族一同寝間に駆けつけてみると、次男の顔は紅潮し、半眼を開き、下を噛みしめ、世にいうひきつけの発作である。 驚いて、まず近くに医を開業している妹を呼び、町内の開業医某の来診を求め、つづいてやや遠方の主治医金子博士の来診を求めるというえらい騒ぎとなった。やがて三人の医者が立ち合いで診察してみたが、原因さらにわからず、そのうちけろりと発作もやんで平常に復し、はなはだ妙な恰好のうちに、三人の医師はそれぞれ帰り、その夜は何事もなく、翌日はいつもの登校して終日またいささかの異常もなかった。 かつて左様な事もなく、その後も何事もなかっただけに、不思議に思っていると、数日後新聞で柴部隊長の壮烈な戦傷死が、写真と共に掲げられてあるのを見、その日のその時刻と照らし合わせてみると、次男が発作を起こした時間が、少佐の最後の時間であったのだ。 私はこうした事を、迷信的には考えもせず、また考えたくもない。しかし、ただ事実の暗合というだけでは、そのままにすまされないほど、他の色々な奇蹟と共にまつわり合わさっている。 かつて、昭和十一年八月二十七日に、戸山學校の大道場で、私と少佐とは面接したはずであった。先方では意識的に私を知っていたのだが、私はそれと知らなかった。妻でも次男でも、その他の家族でも、ただ文通し、写真を見たというだけの間柄であるのに、次男などは、常に口ぐせで「柴部隊長にあいたいなあ」とそればかりいっていた。柴少佐もまた戦場の寸暇を割いて、長い長い片かなの手紙を再々よこした。柴少佐は、かくて日頃の念願通り、武道家に相応〔ふさわ〕しい死所を得たのだった。中佐に進み、金鵄勲章を授けられしかして靖国の神となった。 その後、高知市西弘小路三三に老の身を養っておられる故人の母堂モヨ子刀自〔とじ〕から、二人の子を君國にささげた雄々しい日本の母の心事を、幾度も便りとして下さった。 私は何故〔なにゆえ〕にこの題名を「御神助」とつけたか。それは、日本人である限り、死所を与えてその使命を達せしめるという一事が、御神意のあらわれであると考えたからである。
2015年05月29日
体充曰く、俗儒のよむ書も四書五経、真儒のよむ書も四書五経にて候わば、がくもんに さのみ ちがいは あるまじきことにて候。よむ書物がおなじものにて候あいだ、俗儒のがくもんにて益なく候わば、真儒のがくもんにても えきなくあるまじく存じ候。 師の曰く、神理の精微をきわめずしては心迹〔しんせき〕の差別しりわけがたく候えば、ふしんも尤〔もっとも〕にて候。四書五経の心と、迹〔あと〕と、訓詁〔きんこ〕と三つのしゃべつあり。聖賢の口にのべたまう辞〔ことば〕と、身におこないたまう事の二つを迹と云い、その口にのべ、身におこないたまうところの本意の至善〔しいぜん〕を心という也。心は無方〔むほう〕、無体〔むたい〕、無声〔ぶせい〕、無臭〔ぶしゅう〕にして、書き付くる事あたわざるゆえに、只あとばかりをかきつけて、そのあとのうちに ふくみそなえて、後世のおしえとなせり。そのあとのうちに そなわりたる心を四書五経のこころというなり。そのあとを かきのせたる四書五経の文字のことわりを訓詁と云うなり。其の訓詁をまなび、其のあとをよくわきまえ、その心をよくとりもちいて、わが心の師範となし、意を誠にし、心をただしくすれば、聖賢の心 すなわち わが心となり、我が心 すなわち せいけんの心にたがわず。心、聖賢の心にたがわざれば、言行すなわち聖賢時中の言行にそむかず、かようにまなぶを正真のがくもんと云うなり。聖賢四書五経の心をかがみとして我が心ただしくするは、始終のことごとく心のうえの学なれば、心学とも云うなり。此の心学をよくつとめぶれば、平人より聖人のくらいにいたるものにて候ゆえに、また聖学とも云うなり。俗儒は訓詁ばかりを耳に聞きおぼえ、口に云うまでにて、迹の精義をわきまえざれば、まして心をとりて師とすることはゆめにも見ざるゆえに、四書五経をよむといえども、訓詁を記誦して口耳〔こうじ〕のかざりとなすばかりにて、心はもとの木椀〔もくわん〕に自満〔じまん〕の垢〔あか〕のしみつきたるものなれば、益はなくて、却〔かえ〕ってあしくなり候事尤にて候。聖賢四書五経の心を師として我が心をただしゅうすることをば いささか心がけずして、博学をほこるをのみつとめとし、耳にきき口に云うばかりにて、口耳のあいだのがくもんなれば、心学とはいわずして、口耳の学とも云うなり。此の口耳の学にては、なにほど博学多才にても、心だて身もちは世ぞくの凡夫にかわる事なければ、また俗学〔ぞくがく〕とも云うなり。四書五経に心・迹・訓詁のしゃべつあることをよく弁〔わきま〕えぬれば、いわずして分明に候。
2015年05月28日
体充曰く、正真のがくもんは いかようなる がくもんにて御座候や。 師の曰く、まず明徳を あきらかにするこころざしを 根本とたてさだめ、四書五経を心の師とし、応事接物〔おうじ せつもつ〕の境界〔きょうがい〕を礪石〔といし〕となして明徳の宝珠をみがき、五等の孝行、五倫のみちの至善をよくおこない、太和〔たいか〕の保合して利貞なれば、時に逢いて もちいらるるときは、四海をただし天下をおさめ、伊尹〔いいん〕・太公の事業をなし、時にあわずして窮する時はひとりその身をよくし、性を尽し命にいたりて、孔孟の教化をなす。かくのごとく まなぶを 正真のがくもん と云うなり。
2015年05月28日
体充曰く、記誦詞章のがくもんとは いかようなる学問にて御座候や。 師の曰く、四書五経、そのほか諸氏百家の書を のこらずおぼえ、文を書き詩をつくり、口耳〔こうじ〕をかざり、利禄のもとめと のみして、心の驕慢いとふかきを、俗儒の記誦詞章のがくもんというなり。
2015年05月28日
Photo By Adrian Altner エマソン選集4 個人と社会 原島善衛 訳 日本教文社 発行 "May the force be with you" 宇宙一元論と ラルフ・ウォルドー・エマソン 26 世界史において、「改革」の教理が現在ほど大きな規模をとった例はない。 ルーテル教信奉者、ヘァンハターズ〔訳註・十五世紀にモラビアに起こった新教徒の一派〕 ジェズイット教徒、クェーカー教徒、ノックス、ウェズレー、 スエーデンボルグ、ベンタムらは、みな社会を非難する一方において、 教会あるいは国家、文学あるいは歴史、家庭の習慣、市場、夕べの食卓、 貨幣など、何もかも尊敬した。 しかしこれらのすべて、またこれら以外のすべてのもの __キリスト教、法律、商業、学校、農園、研究所__は、 いま審判のラッパを聞き、さばきの庭に駆けつけなければならない。 この新しい精神の脅威を受けない王国、町、法令、儀式、職業、 男、女はひとつもないのだ。 かりに、われわれの制度を攻撃する反駁〔はんぱく〕の声のうちに、 過激で空論的なものがあり、しかも改革者が理想主義に傾いたとしたら、 どのような結果がもたらされるか? そのときあらわれるのは、 人心をそれとは反対の極端に追いやる途方もない弊害にほかならない。 学者が理念の世界に逃避して、本性の補充と供給とをこの世界に求めるのは、 対象とする事実や人物が あまりの虚偽のために非現実的となり虚構となるときである。 理念が社会においてふたたび正当な支配を確立し、人生が公正で詩的となれば、 学者たちはよろこんで愛の人、市民、博愛家となるだろう。 もし古い国家、数世紀の歴史をもつ法律、 幾多の都市の財産や制度が古い理念の基礎のうえに立つとすれば、 それらは新しい理念により何らの安全も保障されないだろう。 改革の悪霊は、すべての立法者、すべての都市のすべての住民の心中に 秘密の扉をもっている。 新しい思想と希望の暁が諸君の胸に明けはじめたとすれば、 同時に幾多の個人にも新しい光がさしはじめたとの知らせが来るだろう。 秘めておきたいと思う秘密をいだきながら外出しようとして戸口に立てば、 見よ! そこには何びとか立っていて、彼も同じ秘密を胸にしているというだろう。 金もうけにかけてはどんなに鉄面皮で抜目のない男でも、 この新しい理念にそそのかされる疑念を耳にするやいなや身ぶるいをはじめて、 見る人のほうが驚くほどである。 われわれは、彼ほどの者なら足もとがしっかりしていて、 すくなくとも、頑強に抵抗するだろうと思った。 だが、彼はふるえて逃げ出すのだ。 そのとき学者はいう __「わたくしは二度と都会やそこを走る馬車にだまされたりしない。 見よ! わたくしの孤独の夢は一気に実現されようとしている。 あれならわたくしも空想したのだがみな笑うだろう、と思って 国にするのをちゅうちょしたのだ。 いまや仲買人も、弁護士も、市場を開く人も、みな同じことをいう。 わたくしも発言を一日延ばしたとすれば、遅すぎたろう。 見よ! ステート街は考え、ウォール街は疑い、かつ予言しはじめる!」 (『エマソン選集4 個人と社会』「改革者としての人間」P.34 ~ 35 ) In the history of the world the doctrine of Reform had never such scope as at the present hour. Lutherans, Hernhutters, Jesuits, Monks, Quakers, Knox, Wesley, Swedenborg, Bentham, in their accusations of society, all respected something, — church or state, literature or history, domestic usages, the market town, the dinner table, coined money. But now all these and all things else hear the trumpet, and must rush to judgment, — Christianity, the laws, commerce, schools, the farm, the laboratory; and not a kingdom, town, statute, rite, calling, man, or woman, but is threatened by the new spirit. What if some of the objections whereby our institutions are assailed are extreme and speculative, and the reformers tend to idealism; that only shows the extravagance of the abuses which have driven the mind into the opposite extreme. It is when your facts and persons grow unreal and fantastic by too much falsehood, that the scholar flies for refuge to the world of ideas, and aims to recruit and replenish nature from that source. Let ideas establish their legitimate sway again in society, let life be fair and poetic, and the scholars will gladly be lovers, citizens, and philanthropists. It It will afford no security from the new ideas, that the old nations, the laws of centuries, the property and institutions of a hundred cities, are built on other foundations. The demon of reform has a secret door into the heart of every lawmaker, of every inhabitant of every city. The fact, that a new thought and hope have dawned in your breast, should apprize you that in the same hour a new light broke in upon a thousand private hearts. That secret which you would fain keep, — as soon as you go abroad, lo! there is one standing on the doorstep, to tell you the same. There is not the most bronzed and sharpened money-catcher, who does not, to your consternation, almost, quail and shake the moment he hears a question prompted by the new ideas. We thought he had some semblance of ground to stand upon, that such as he at least would die hard; but he trembles and flees. Then the scholar says, `Cities and coaches shall never impose on me again; for, behold every solitary dream of mine is rushing to fulfilment. That fancy I had, and hesitated to utter because you would laugh, — the broker, the attorney, the market-man are saying the same thing. Had I waited a day longer to speak, I had been too late. Behold, State Street thinks, and Wall Street doubts, and begins to prophesy!' Man the Reformer by Ralph Waldo Emerson from Lectures, published as part of Nature; Addresses and Lectures A Lecture read before the Mechanics' Apprentices' Library Association, Boston, January 25, 1841
2015年05月27日
Photo By Manchester Fireストリームライト正規輸入代理店株式会社ルミテック日本http://www.lumitech.co.jp/facebook - 懐中電灯ストリームライトのルミテック日本 Streamlight ProPolymer 4AA LED UL listedストリームライト プロポリマー4AA LED 米国防爆 UL認証モデルhttp://www.lumitech.co.jp/catalog/propolymer/index.html 明るさ:67 Lumen 重量:179 g 全幅:165 mm 点灯時間:155 時間 本体材質:耐衝撃性ポリマー樹脂 備考:防水 ヘッド径 42mm 使用電池:単3形アルカリ乾電池 4本使用 使用光源:リフレクター一体型高輝度LED 7灯 付属品など:ストラップ用リング リストストラップ Youtube -Streamlight 4AA ProPolymer® Serieshttps://www.youtube.com/watch?v=I1GGmydqypI Streamlight® ProPolymer™ Waterproof 4AA Luxeon, LED By Galls Public Safetyhttps://www.youtube.com/watch?v=BQCaRq3gifI Streamlight 4AA ProPolymax Flashlight Review by BrightguyInchttp://edcforums.com/threads/spot-light-review-streamlight-e-spot-litebox.84859/ facebook - Streamlight, Inc.
2015年05月26日
Photo By Lauren Hagerman {2H Design} facebook - Victorinox Japan Victorinox Adventurer 0.8953ビクトリノックス・アドベンチャー NL http://www.victorinox.com/jp/category/.../100/1500&m=add& 機能:12種類 1. Large Blade / ラージブレード(大刃)2. Phillips screwdriver / プラスドライバー3. can Opener / カン切り4. - small screwdriver / マイナスドライバー(小)3mm5. - bottle Opener / せん抜き6. - large screwdriver / マイナスドライバー(大)6mm7. - wire Stripper / ワイヤーストリッパー8. reamer (Punch) / リーマー(穴あけ)パンチ 9. - sewing eye / ソーイングアイ(糸穴)10. key ring stainless / キーリング11. tweezers / ピンセット(毛抜き)12. toothpick / ツースピック Youtube -Victorinox Swiss Army Adventurer Knife Review Lockback Sweet Kniveshttps://www.youtube.com/watch?v=mnCFcj_g0Ds Проба записи на мобильное устройство[Victorinox Adventurer 0.8953]https://www.youtube.com/watch?v=_XSWHxa_HtQ Victorinox Adventurer Swiss Army Knife Reviewhttps://www.youtube.com/watch?v=6QjBxdzvhS4 MultiTool.org - What's your latest SAK?http://forum.multitool.org/index.php?topic=21658.660 EDC Forums.com - What is your EDC SAK?http://edcforums.com/threads/what-is-your-edc-sak.57930/page-27 Blade Forums.com - Camp, Sportsmans' Knives - Let's See 'Emhttp://www.bladeforums.com/forums/showthread.php/1033600/page2 Bush Craft USA.com - Pocket knives I like!http://gearpatrol.com/2013/02/26/grip-n-go-5-best-multi-tools/ ビクトリノックス・ジャパンhttp://www.victorinox.com/jp
2015年05月25日
Photo from Rapid Assault ToolsRapid Assault Toolshttp://www.ratools.com/ Entry Tools RatPak RatKit RK3-20-CB, RK3-24-CB, RK3-30-CB RK4-30-2-CB, RK4-30-CB Extendable RamPakXK4-BP, XK4-2-BP XK3-BP Hydraulic RatPak Mini RatKit RamPak RK3-30-RAM2-BP, RK3-30-RAM-BPBR35-2-BP, BR35-BP UK MOE RamPak facebook - Rapid Assault Tools
2015年05月24日
Photo By Amblù
2015年05月23日
九月十九日には張家口にいた。五台山を南方から討つ山西の部隊を北方から牽制するため、後宮〔うしろく〕兵団の各部隊が、五台山の山つづきの北麓に出動している。その一つの中心地蔚縣まで敵中を遠く出張して帰って来たのが十八日で、翌十九日の十九時(午後七時)張家口発の汽車で天鎭の堤部隊へ、助手の今野君と二人で出発して行った。天鎭についたのは二十一時三十分、城内まではまだ南へ一里、夜は途中すこぶる危険だというので、停車場に泊まるようにすすめられたが、城内へ電話してもらったところが、すぐ迎えに行くといってきた。程なく無燈火の貨物自動車で、飛田という軍曹が軽機を持った兵隊をつれて迎えに来てくれ、一里の真っ暗闇の中を、幸いに事故もなく到着する事ができた。 ここは、住民が敵に協力して頑強に反抗した激戦地で、また寸時も油断のならぬところであった。翌日修理工場を開設すると、程なく、平山という戸田隊の軍曹が馬でやって来た。軍刀の修理に来たのかと思っているとそうではなくて、この人はもと柴少佐の部下で、編成替えと共に、少佐は中支へ、そして部下の一部分は蒙疆軍へ所属がえとなったのであるが、かつて北票討伐の折の感激が身にしみて忘れられず、著者が従軍となり、蓮沼部隊へ、ついで後宮部隊へ派遣されているという事を風のたよりに聞き、注意していると、昨日戸田隊についた会報の命令書を見て、著者の名の出ている事を知り、狂喜して来たというのである。平山軍曹のほかに、藤田軍曹をはじめ兵隊数名が交る交る面会に来てくれ、夜はこれらの下士官連が集まって、会食の宴を設けてくれた。この奇縁を知った副官の熊谷大尉までも見えて炊事を督励し、ビールだ清酒だ肉だ卵だと盛んにごちそうをしてくれて、夜更くるまで語り合った事であった。 散会したのは二十二時かっきり、私の音頭という事で、陛下の万歳、つづいて皇軍の万歳、次に堤部隊の万歳、最後に柴部隊の万歳を唱えたのであった。 この時会談で耳にした事は、柴少佐の、いかにも武道家らしい、そして古武士のおもかげのある数々の逸話と、少佐が会津武士の裔である事、御令弟が、過ぐる満州事変に中尉で名誉の戦死をされた事、さらに少佐が、なぜかしら常々死所を求めている様子であった事、それはことによると○○○事件に関聯〔かんれん〕し、何か発憤しておられるためではないかと思う、というような話まで出た。 少佐が編成替えとなって満州を去る時に、著者が居合を奉納して神官からいただいたあの神代杉の御神符と御神盃とは、大切にして持って行ったという事も、この時に知った。
2015年05月22日
体充曰く、にせの がくもんは なになににて おわしまし候や。 師の曰く、先〔まず〕おしえと がくもんの ほんいを よくわきまえて、正真 にせのさたを あきらむべし。おしえも がくもんも みな天道を根本準的とするゆえに、もろこしにても 夷国〔えびすくに〕にても、世界のうちにて おしえ まなぶ ところのみち、天道の神理に かないぬるを 正真のおしえとし、学もんとし、儒教となづけ、儒学というなり。天道の神理にそむきぬるは、にせの がくもんなり。そのうちにて よく似たるにせは、俗儒〔ぞくじゅ〕・墨家〔ぼくけ〕・楊氏〔ようし〕・老氏〔ろうし〕・仏氏〔ぶっし〕などにて候。俗儒は儒道の書物をよみ、訓詁をおぼえ、記誦 詞章〔きしょう ししょう〕をもっぱらとし、耳にきき口に説くばかりにて、徳をしり道をおこなわざるものなり。墨家は儒道の至公〔しいこう〕、博愛の仁をまなびそこないて、本末先后〔ほんまつ せんこう〕の序をみだるもの也。楊氏は為己慎独〔いき しんどく〕の密をまなびそこないて、一貫の真をうしなうもの也。老氏・仏氏は無法無体の神易の皮膚をみて、中和の骨髄をうしなうもの也。このうちにて、日本へ流伝してひろまりたるは、俗儒と仏氏の二いろなり。ふたつのうちにて、世ぞくのもっぱら がくもんといえるは、俗儒の記誦詞章なり。俗儒のがくもんは、正真のがくもんに ことのほかちかく候えども、志しの立てようと がくもんの仕様にて、千里のあやまりとなれり。つつしみ えらぶべき ことにて候。
2015年05月21日
体充曰く、にせのがくもんとやらんは、刀〔かたな〕わきざしなどに にせあるごとく、正真の名をかり、もようをにせて、人をたぶらかす事にて御座候や。 師の曰く、さようにきたなき心あるにてはなく候。こんぽんはみな正真を信仰〔しんごう〕し まなびて、名をかり模様をにせ、利よくをもとむる心は露もなけれども、生れつきの習いと志とにさまざまかわりあるによって、心ならず得〔え〕かたへ かたむきになりて、その心のには、わがまなび得たるところを正真なりと真実に思いぬれども、正真を学びえたる人の まなこよりみれば、似てにぬことにて候ゆえに、にせとは申し候。正真をまなびても、志〔こころざ〕しに すこしちがいあれば、おぼえず わきみちへゆきて にせとなり候へば、にせをまなびて千万里のちがいとなり候事、おしあきら(推し明ら)めらるべし。
2015年05月21日
Photo By K9 Label 『エマソン選集3 生活について』 小泉一郎 訳 日本教文社 発行 "May the force be with you" 宇宙一元論と ラルフ・ウォルドー・エマソン 25 私たちが用いる英語という豊かな言葉が、 この世界の面〈おもて〉を表示すべき語をもっていないのは、 ふしぎなことに思われる。 Kinde [キンデ]というのは古い英語であるが、この語は、 微妙な未来の時制〈テンス〉をもつラテン語、 すなわち「まさに生まれんとする」という意味をもった、 あるいはドイツ哲学が「生成」という言葉で意味するところの、 natura [ナトゥーラ]という語の意味の半分をあらわすにすぎない。 美のためにのみ作用するように見えるあの力を表現する語は、英語にはまったく無い。 ギリシャ語の Kosmos [コスモス]という語はこれを表現している。 だからフンボルト〔訳註・ドイツの科学者 1769 - 1859 〕が、 科学の最新の成果を再検討したその著書を 『宇宙〈コスモス〉』と題したのは、当を得ているのである。 日々とはこうしたものである。 大地は、日毎の糧〈かて〉として私たちにあたえられる 大自然の無限の賜物を容れる盃〈さかずき〉であり、大空は蓋〈ふた〉なのだ。 が、幻想の力は私たちとともに生を受けて、最後まで私たちについてまわる。 朝〈あした〉から夕べにいたるまで、生まれてから死ぬまで、 私たちは、すかされたり、追従を言われたり、かつがれたりしているのだ。 このまどわしを見ぬいた昔の眼力は、いまどこにあるのだろう。 インド教徒は、ヴィシュヌ神のもつまどわしの力である摩耶〈マヤ〉を、 この神のおもな属性の一つとして表現している。 人生とは相戦う地水火風のまきおこす疾風ともいえるが、 この疾風のなかでは、あたかも嵐のなかで 水夫が船のマストや舷墻〈げんしょう〉にわが身をしばりつけるように、 人間の魂を人生というものに繫ぎとめることが必要だったのだ。 そのために自然は、なわや皮ひもとして、ある種の幻想を用いたのであった。 子供には、がらがら箱や人形や林檎を、 育ちざかりの男の子には、スケートや川やボートや馬や鉄砲を。 青年や大人の幻想をここに数えたてることはしまい。数えきれないほどあるからだ。 きわめてまれに、またおもむろに、仮面は落ち、人間のひとみは、 万物が同じもので出来ていて、ただ料理され化粧されて 多くのいつわりの外観をとったものにすぎないという事実を見ることを許される。 ヒューム〔訳註・スコットランド出身の哲学者。1711 - 76〕の説によれば、 周囲の状況はさまざまに変化するが、幸福の量は変わることがない。 生垣の下の日向で蚤〈のみ〉をつぶしている乞食も、 壮麗な馬車に乗って走り過ぎる王侯も、 生まれて初めて舞踏会に出るためによそおいを凝らした少女も、 討論の席から凱歌をあげて引きあげる雄弁家も、 手段こそ異なれ、同じ量の快よい興奮を感じているのだ__というのである。 この幻想という要素が大きな力を働かせて、 現在というもののもつ価値を蔽〈おお〉いかくそうとする。 俺は自分の最善の仕事より劣った仕事をしているのだと いつも考えていない人間はひとりもないであろう。 「君は何をしてるんだい」 「なあに、くだらんことさ。これこれのことをしていたし、 将来はこれこれのことをするつもりだが、いまはただ……」 というようなことを答える。 ああ愚かな者よ、 君は手品師の仕組んだ網からついに身を脱することができないのだろうか。 今日という日と私たちとのあいだに、 行きてかえらぬ歳月がその紺碧の栄光を織りなすとき、 過ぎてゆく時々刻々は燦然〈さんぜん〉とかがやき、 世にもふしぎなロマンスとして、美と詩の住む家として、 私たちの心を惹いてやまないことが、君にはわからないのだろうか。 過ぎてゆく時々刻々に処してあやまらないことは、たいへんむずかしい。 刻々に生起するさまざまの事件、取り引きのこと、慰みごとや噂さ話、 さしせまった仕事__こうしたものがすべて、 私たちに目つぶしを喰らわせ、注意をかきみだすからだ。 時々刻々というものを正面から見すえ、手品の種を見破り、 刻々のもつ本体を感じとり、自分の本領を見失わない人間、 今日の時も明日の時も、 この世の終りまでたいした相異はないものであるとしっかとさとり、 愛も死も政治も金も戦争も、自分を本来の仕事から引き離すことを許さぬ という決意をいだきうる人間は強い人間である。 (『エマソン選集3』「仕事と日々」P.232 ~ 234 ) It is singular that our rich English language should have no word to denote the face of the world. Kinde was the old English term, which, however, filled only half the range of our fine Latin word, with its delicate future tense, — natura, about to be born, or what German philosophy denotes as a becoming. But nothing expresses that power which seems to work for beauty alone. The Greek Kosmos did; and therefore, with great propriety, Humboldt entitles his book, which recounts the last results of science, Cosmos. Such are the days,—the earth is the cup, the sky is the cover, of the immense bounty of nature which is offered us for our daily aliment; but what a force of illusion begins life with us and attends us to the end! We are coaxed, flattered, and duped, from morn to eve, from birth to death; and where is the old eye that ever saw through the deception? The Hindoos represent Maia, the illusory energy of Vishnu, as one of his principal attributes. As if, in this gale of warring elements which life is, it was necessary to bind souls to human life as mariners in a tempest lash themselves to the mast and bulwarks of a ship, and Nature employed certain illusions as her ties and straps, — a rattle, a doll, an apple, for a child; skates, a river, a boat, a horse, a gun, for the growing boy; and I will not begin to name those of the youth and adult, for they are numberless. Seldom and slowly the mask falls and the pupil is permitted to see that all is one stuff, cooked and painted under many counterfeit appearances. Hume's doctrine was that the circumstances vary, the amount of happiness does not; that the beggar cracking fleas in the sunshine under a hedge, and the duke rolling by in his chariot; the girl equipped for her first ball, and the orator returning triumphant from the debate, had different means, but the same quantity of pleasant excitement. This element of illusion lends all its force to hide the values of present time. Who is he that does not always find himself doing something less than his best task? “What are you doing?” “O, nothing; I have been doing thus, or I shall do so or so, but now I am only—” Ah! poor dupe, will you never slip out of the web of the master juggler, — never learn that as soon as the irrecoverable years have woven their blue glory between to-day and us these passing hours shall glitter and draw us as the wildest romance and the homes of beauty and poetry? How difficult to deal erect with them! The events they bring, their trade, entertainments, and gossip, their urgent work, all throw dust in the eyes and distract attention. He is a strong man who can look them in the eye, see through this juggle, feel their identity, and keep his own; who can know surely that one will be like another to the end of the world, nor permit love, or death, or polities, or money, war, or pleasure, to draw him from his task. Works and Days by Ralph Waldo Emerson from Society and Solitude. New York and Boston: Houghton, Mifflin, 1904
2015年05月20日
Photo By Autumn "SkyWideDesign"ストリームライト正規輸入代理店株式会社ルミテック日本http://www.lumitech.co.jp/facebook - 懐中電灯ストリームライトのルミテック日本 Streamlight LiteBox Series E-Spotストリームライト Eスポットhttp://www.lumitech.co.jp/catalog/litebox/ Yellow Orangeオレンジ ※取り寄せ品 納期約30日 明るさ:540 Lumen 55,000 CDP 重量:3,580 g 全幅:292 mm 点灯時間:(高) 7時間 (低) 15時間 本体材質:対衝撃性ABS樹脂 備考:ヘッド径 110mm 使用電池:シールド鉛バッテリー 使用光源:C4テクノロジー スーパーLED 3灯 付属品など:チャージラック、AC100Vアダプター シガレットライターコード バッテリー、ショルダーストラップ Youtube - Streamlight E-Flood and E-Spot Litebox Demohttps://www.youtube.com/watch?v=3sjHLKvVA04 Streamlight Litebox LED Upgrade Kit Installation Demohttps://www.youtube.com/watch?v=LkK7LFDePuw EDC Forums - Spot Light Review, Streamlight E-Spot LiteBoxhttp://edcforums.com/threads/spot-light-review-streamlight-e-spot-litebox.84859/ facebook - Streamlight, Inc.
2015年05月19日
Photo By Beverley Drew facebook - Victorinox Japan Victorinox Classic SD Space CleanerLimited Edition 2014 0.6223.L1408ビクトリノックス・クラシック リミテッドエディション2014 スペースクリーナー 機能:7種類1.ブレード2.爪やすり3. _マイナスドライバー4.はさみ5.キーリング6.ピンセット7.ツースピック ビクトリノックス・ジャパンhttp://www.victorinox.com/jp
2015年05月18日
Photo by 1st Dog Cafe MiaCara 日本総代理店 1stDogCafehttp://www.rakuten.ne.jp/gold/1stdogcafe/ MiaCara ドッグクッション【Luvio・Lサイズ】http://item.rakuten.co.jp/1stdogcafe/10000467/ MiaCara ドッグクッション【Luvio・Mサイズ】 http://item.rakuten.co.jp/1stdogcafe/10000466/ MiaCara ドッグクッション【Luvio・Sサイズ】 http://item.rakuten.co.jp/1stdogcafe/10000465/ facebook - 1st Dog Cafe
2015年05月17日
Photo By George Manganas
2015年05月16日
御神助 支那事変勃発の年の春である。 私の一家から妻の名で、当時、満州国内匪賊討伐中の諸部隊に贈る慰問袋に応募したことがあった。 すると、二ヶ月ほどして、通化に駐屯している柴部隊の吉澤という上等兵から、慰問袋を入手したというお礼と、その中味の若干を部隊長に差し上げたという事とを通知して来た。ついで、 ……柴部隊長殿は、今年の三月まで陸軍戸山學校の教官をしておられました。 (著者いう。柴少佐は当時銃剣術教士剣道錬士であった。) 在任中の昨年八月、戸山學校大道場において、 成瀬という人の手裏剣術の演武指導があった。 この慰問袋の送り主成瀬御一家は、もしかして成瀬さんのお宅ではないかと、 何という事なしに思われるから、一度伺って見よという部隊長殿からの命で、 この手紙を差し上げた次第であります。云々。 という手紙が来た。 意外な奇縁に驚いて、まさにその一家に相違ない旨の手紙を書き、さらに何かの慰問袋をこしらえて共に出した。 それからしばらくの間吉澤上等兵からの便りもなく、一方支那事変が勃発して、國内挙げて戦時気分となり、間断なく大陸に出征して行く将兵の見送りのうちに、その年も残りすくなくなった。 暮れに迫った十二月下旬、久しぶりに吉澤上等兵から便りがあった。そのしばらくの沈黙の間に、柴部隊は、通化から北支に近い錦縣の朝陽に移動し、事変に呼応して蠢動〔しゅんどう〕する性悪な匪賊を討伐中であるというので、しばらく便りがなかったのも、その為であった事が頷かれた。 私は、特に支障のない限り、毎年大晦日から元日にかけて、神社仏閣に参籠、初詣でする事を例としてきた。 その年、即ち昭和十二年の十二月三十一日の朝は、早めに家をたって、妻及び男児二人をつれ、箱根峠の旧道を辿り、夕刻、元箱根村の金波樓という湖岸の旅館に到着した。 大晦日の箱根芦の湖畔は、雲深く垂れこめ、寒風は湖水を吹き渡り、荒れ海のごとく波浪が高かった。この小さな街に、泊まり客とてほとんどないらしく、春から秋へかけての天下の遊覧地も、ひっそり閑として、名もなかった昔の寒村同然の相貌にかえっていた。 夜半から雪模様となり、夜が明けて昭和十三年となった元朝も、雪は霏々〔ひひ〕として降りしきり、吹雪の気味をさえ帯びてきた。 その吹雪の中を、親子四人が礼装して箱根神社に参拝、まずもって皇軍の武運長久を祈願し奉り、筵〔むしろ〕を一枚神前の雪の上に置いて、そこで家に伝わる桑名藩傳山本流居合術の内の数本を奉納すべく、神官にその許可を乞うたところが、特に拝殿において奉納してよいという事で、その上お祓いまでしていただき、さらに、罷〔まか〕りさがる折りには、神代杉の御神符、神盃、御供物、御守札等までいただいた。 宿へ帰る途中、おみやげの売店に立ちより、干菓子類、玩具等を求め、御神符、神盃、御供物等と共に包装し、立ちながら手紙を書いてそれに入れ、特に柴部隊に宛てて小包郵便として発送したのであった。 月末に至って、吉澤上等兵から一つの奇蹟を報告してきた。 ……一月二十三日、部隊は北票に出没する匪賊の大集団を討伐すべく、 各武装を了し、部隊長から出動命令を待っていた。 すると、そこへ内地からの軍事郵便が到着した。 第一番に、箱根からの御心づくしの小包を開いたところが、 神社の御神符をはじめ、数々の珍菓が出た。 御供物は細かく分〔わ〕かつて一同でいただき、御神盃で冷酒を飲み交わし、 御神符は特に部隊長がこれを背にして、一同勇躍進発した。 ……北票に到着すると、直ちに多数の匪賊と交戦した。 敵も相当数の火器を持っており、案外に頑強、 こちらは次第に犠牲者も出て来るという始末で、 予想以上の悪戦苦闘が数時間にわたり、 ひとまず敵匪を撃退してほっと一息入れていると、 匪賊の退却した方向の遥か彼方から、 馬に乗った新しい敵兵らしき集団がやって来る。 敵匪の加勢が来たという事で、一同緊張して再び配備についたが、 残念ながら弾丸が足りなくなっていた。 ……乗馬の敵兵らしいものが、だんだん近づくにつれて、 敵匪はこれに力を得て盛り返すかと思いのほか、 それらの騎馬兵が、反対に逃げ行く匪賊に向かって発砲している様子に、 一同不審を抱いていると、間もなく、 これは蒙古兵が急を聞いて応援に来てくれたのだとわかった。 吉澤上等兵は、このような事を細々〔こまごま〕と書いた後、 ……畢竟するに、これ箱根明神の御加護によるものと、 部隊長はじめ一同しばし感泣〔かんきゅう〕致し候事にて候。云々。 と結んであった。 部隊は、この蒙古兵の協力を得て、匪賊を潰滅した後、匪首九江なる者を生け捕りにして、悠々と基地に引き揚げたのは翌二十四日であった。その次の日の日付で、柴部隊長から妻宛てに、はじめて次のような手紙を寄せてきた。 前略御便り並びに御恵送の慰問品有り難く拝受仕り候。 小生も昨年の三月までは戸山學校教官を致し居り 御主人様の御演技は戸山校の大道場にて拝見仕りし次第 何等かの奇縁に候可〔べ〕し。 吉澤上等兵は、小生の当番兵として何から何まで世話し呉れ、 時折り御宅様の御噂を承〔うけたまわ〕る次第に候て 度々の銃後の御後援を奉謝候。 御子様達へも一々返事仕可き所、 討伐にて若干の負傷者を出し取り込み中の為め、 何〔いず〕れ後便にて御礼申し上げる可く宜しく御伝言願い上げ候。 不一。 その後、柴少佐から著者への手紙が来、こちらからもやったりしているうち、二月十三日に至って、著者もまた北支に従軍する事となった。 私は、上陸すると間もなく、寺内部隊に属して徐州作戦地域に派遣となり、磯谷兵団の前線台兒荘周辺の第一線に、徐州の陥落する四、五日前までおり、それから土肥原兵団の蘭封の陣中に派遣替えとなり、こうした激戦場を往来して開封へ入城、さらに新郷に出て、七月十日に寺内部隊へ帰った。ついで息つく間もなく、十二日には蒙疆〔もうきょう〕の蓮沼部隊に派遣されて、九月末まで蒙古各地を経めぐったのであったが、その間、一度柴少佐から葉書をいただき、ほど経て、家から、柴少佐は中支に編成替えとなって出征されたという便りを受け取った。
2015年05月15日
体充曰く、がくもんは みな ひとつなりとこそ存じ候え。しかるに、正真と贋の二色ありとおおせられ候は、いかなる差別にて御座候や。 師の曰く、正真のがくもんは伏犠〔ふっき〕の おしえはじめ給う儒道なり。むかしは おしえも がくもんも、此のしょうじん(正真)の外は なかりしに、世のすえに なりて いつとなく、もろこしにも えびすくににも、学問のにせ あまた出来〔いでき〕てより、贋がちになりて、正真は衰微するなり。もろこしにも一たびは、にせものばかり時めきて、正真をば とりうしないたる事あり。正真をまなびてさえ、まなびそこない あるものなれば、まして にせの学問をしては、心だて さほう(作法)あしくなりぬる事尤にて候。
2015年05月14日
体充曰く、世間の がくもんする人を見るに、さして学問のしるしというべき益なし、かえって形気〔かたぎ〕あしく、異風〔いふう〕になる人ありと見えたり。所詮 がくもんは せぬがましか とぞんじ候はいかが。 師の曰く、にんげんの生まれつきさまざまありといえども、大体の おうわけ(大分け)は五品につづまれり。聖人一品、賢人一品、知者一ひん、愚者一品、不肖者一品、凡て五品なり。この五品のうち、聖人は生知安行〔せいち あんこう〕とて、がくもんせずして徳をしり 道をおこないたまう人なり。聖人より下は、がくもんせざれば 徳をしり道をおこなう事あたわず。人間に生まれて徳をしり道をおこなわざれば、人面獣心〔じんめん じゅうしん〕とて、かたちは にんげんなれども 心は けだものと おなじことにて、至誠無息の神理をとりうしない、世俗の諺に、人の皮をかぶりたる犬といえるごとく、いとあさましきことなれば、がくもんは人間第一の急務にして、なさでかなわぬことにて候えども、正真〔しょうじん〕のがくもんは、よく知りて おしゆる人まれなれば、まなぶ人もすくなし。世間にとりはやす学問は多分 にせにて候。にせのがくもんをすれば、なにの益もなく、かえってかたぎあしく異風になるものなり。がくもんに正真・贋〔にせ〕の わかちあることを わきまえざる人は、不審も尤にて候。
2015年05月14日
Photo By Andrea Hergersbergfrom K9ProfiShop 『エマソン選集3 生活について』 小泉一郎 訳 日本教文社 発行 "May the force be with you" 宇宙一元論と ラルフ・ウォルドー・エマソン 24 偉大な人びとが私たちの身近にあって、その額には不快の色も見えず、 恩を着せるような態度もなく,私たちの手をひいて導き、 その思想を私たちにわかちあたえてくれるように思われる日々がある。 一年の謝肉祭のような日々もある。 天使が肉の衣を着て、いくたびとなくその姿を現す。 神々の想像力が燃えたって、あらゆる方面にさまざまの形で現われる。 昨日は小鳥一羽姿を見せず、世界は荒涼として痩せおとろえていた。 今日は想像もおよばぬほどあたりがにぎやかで、 生きものどもが群がり、溌剌としている。 過去をたて糸とし未来をよこ糸とする機〈はた〉の上で、日々はつくられる。 それらの日々は、神々がひとりひとり、その大空のような織物に、 ひとすじの糸を織りこんだように、壮麗によそおわれている。 私たちの貧富を区別するものなど、取るに足らぬといわねばならぬ。 貨幣や上着や絨毯〈じゅうたん〉、石や木材や塗料の多少、 外套や帽子の流行の問題にすぎない。 ガラス玉をもっていれば自慢にし、それが無ければ悲しむ、 あのインディアンの運不運にひとしい。 しかしながら、自然がみずから労してたくわえた宝とは、 人体のいう、永い年月を経た、優雅、複雑な組織であって、 これを形づくるためにいっさいの地層が力を合わせ、 これを成熟させるために、滴虫類やとかげ類にはじまる これまでのあらゆる生物の種族が存在したのである。 さらにまた、人間をとりまく形成的な自然物、食糧をたくわえた大地、 知性や気質をそなえているかに見える空気、 人の心をいざなう海、多くの世界を秘めた深い空、 これらのものに応〈こた〉える頭脳や神経組織、 深淵をのぞき見る目、その目を見返す深淵 __これらのものは、ガラス玉や貨幣や絨毯とはちがって、 あらゆる人びとに限りもなくあたえられるのである。 このような奇跡は、どんな乞食の手にも投げあたえられる。 青空は市場をも蔽えば、小天使や大天使をも蔽いつつむ。 大空とは、神という芸術家がその作品全体にうすく塗ったワニスであり栄光であり、 物質と精神との相接〈あいせっ〉する縁辺であり境界であるのだ。 自然は大空よりも遠くへ行くことはできない。 もし私たちのいちばん幸福な夢が具体的な事実の形をとり __もしある一つの力が私たちの目を開いて、 「何百万の精霊が地上を歩みゆく」〔訳註・ミルトンの『失楽園』第四巻、477行〕 さまを見ることを得しめたならば、 私は信ずるのだが、これらの精霊の動いてゆく中原の地は、 いま所用のために街路をとぼとぼと歩いてゆく私の頭上に織りなされた 紺碧の織物と同じものが足下に床として敷かれ、 頭上にアーチとして かけわたされているに違いない。 (『エマソン選集3』「仕事と日々」P.230 ~ 232 ) There are days when the great are near us, when there is no frown on their brow, no condescension even; when they take us by the hand, and we share their thought. There are days which are the carnival of the year. The angels assume flesh, and repeatedly become visible. The imagination of the gods is excited and rushes on every side into forms. Yesterday not a bird peeped; the world was barren, peaked, and pining: to-day 'tis inconceivably populous; creation swarms and meliorates. The days are made on a loom whereof the warp and woof are past and future time. They are majestically dressed, as if every god brought a thread to the skyey web. 'T is pitiful the things by which we are rich or poor, — a matter of coins, coats, and carpets, a little more or less stone, or wood, or paint, the fashion of a cloak or hat; like the luck of naked Indians, of whom one is proud in the possession of a glass bead or a red feather, and the rest miserable in the want of it. But the treasures which Nature spent itself to amass,—the secular, refined, composite anatomy of man, which all strata go to form, which the prior races, from infusory and saurian, existed to ripen; the surrounding plastic natures; the earth with its foods; the intellectual, temperamenting air; the sea with its invitations; the heaven deep with worlds; and the answering brain and nervous structure replying to these; the eye that looketh into the deeps, which again look back to the eye, abyss to abyss; — these, not like a glass bead, or the coins or carpets, are given immeasurably to all. This miracle is hurled into every beggar's hands. The blue sky is a covering for a market and for the cherubim and seraphim. The sky is the varnish or glory with which the Artist has washed the whole work, — the verge or confines of matter and spirit. Nature could no farther go. Could our happiest dream come to pass in solid fact, — could a power open our eyes to behold “millions of spiritual creatures walk the earth,” — I believe I should find that mid-plain on which they moved floored beneath and arched above with the same web of blue depth which weaves itself over me now, as I trudge the streets on my affairs. Works and Days by Ralph Waldo Emerson from Society and Solitude. New York and Boston: Houghton, Mifflin, 1904
2015年05月13日
Photo By World Armiesストリームライト正規輸入代理店株式会社ルミテック日本http://www.lumitech.co.jp/facebook - 懐中電灯ストリームライトのルミテック日本 Streamlight Tactical Hand-Held Series TL-3ストリームライト TL-3http://www.lumitech.co.jp/catalog/tac/ TL-3 Xenon 明るさ:211 Lumen 重量:198 g 全長:159 mm 点灯時間:1.0 時間 本体材質:航空機グレードアルミ合金 ボディ色:ブラック 備考:ヘッド径 40 mm 使用電池:リチウム乾電池 CR123A形 3本 使用光源:高性能キセノン電球 付属品など:リチウム乾電池 CR123A形 3本 クリップ ランヤード TL-3 LED 明るさ:90 Lumen 点灯時間:(高) 2.5 時間 +50時間 ※約2.5時間点灯の後、減光しながら約20時間点灯 使用光源:スーパーLED 5W 付属品など:リチウム乾電池 CR123A形 3本 クリップ ランヤード Youtube - Streamlight TL 3https://www.youtube.com/watch?v=lyBzLO62WhI Candle Power Forums.com - Beam cross-sectional analyses of lightshttp://www.candlepowerforums.com/vb/showthread.php?155384 facebook - Streamlight, Inc.
2015年05月12日
Photo By Gambelband facebook - Victorinox Japan Victorinox Compact 91mm 1.3405ビクトリノックス・コンパクト http://www.victorinox.com/jp/category/.../100/1150&m=add& 機能:15種類 1. Large Blade / ラージブレード(大刃)2. corkscrew / コルク抜き3. screwdriver / マイナスドライバー4. - can Opener / カン切り5. - bottle Opener / せん抜き6. - wire Stripper / ワイヤーストリッパー7. scissors / はさみ8. multi-purpose hook (parcel carrier) / マルチフック(パッケージキャリア)9. - nail file / 爪やすり10. key ring stainless / キーリング11. tweezers / ピンセット(毛抜き)12. toothpick / ツースピック13. ballpoint pen / ボールペン14. pin stainless /ピン15. mini-screwdriver / メガネドライバー Youtube -Victorinox Compact Swiss Army Knife, “A Little Bit of Everything”https://www.youtube.com/watch?v=mqjz77833ck Victorinox Compact red 1.3405 reviewhttps://www.youtube.com/watch?v=Og6aWQ7EYd8 MultiTool.org - A quick romp through some Victorinox Kits.http://forum.multitool.org/index.php?topic=16379.0 EDC Forums.com - What is your EDC SAK?http://edcforums.com/threads/what-is-your-edc-sak.57930/page-27 Blade Forums.com - Victorinox Soldier, Cadet, and Compacthttp://www.bladeforums.com/forums/showthread.php/623956 Nozhiki.su - Shvejcarskij armejskij nozh Victorinox Compacthttp://gearpatrol.com/2013/02/26/grip-n-go-5-best-multi-tools/ ビクトリノックス・ジャパンhttp://www.victorinox.com/jp
2015年05月11日
Photo By 1st Dog Cafe Youtube - TopCanis https://www.youtube.com/user/TopCanis TopCanis日本総代理店 1stDogCafehttp://www.rakuten.ne.jp/gold/1stdogcafe/ Topcanis×Ratia 日本別注 ナイロンソフトスリップカラー5月下旬〜6月上旬頃入荷予定http://item.rakuten.co.jp/1stdogcafe/10000469/ facebook - 1st Dog Cafe
2015年05月10日
Photo By ellen jo roberts
2015年05月09日
その翌月の二十七日には、河南省の首都開封を立ちいでて新郷へと移動した。炎熱焼くがごとき中の大行軍で、水のない旧黄河を渡り、第三李に一泊、それからゆくゆく残敵を掃蕩しながら泊まりを重ねて、二十九日には小翼鎭という所についた。私たちの宿舎にあてられたのは、棺用の材木を商う大きな材木店の奥まった家で、家族が全部いて我々を歓迎してくれた。 この日は途中で小戦闘があり、久しぶりに敵兵の血を見たせいか皆気が立っていて、この宿舎について早くも中庭で試し切りが始まった。途中で拾ってきた未熟の西瓜だとか、頃合の生木だとか、手当たり次第に切った。 この家に二十歳前後の青年が二人いて、熱心に私たちの試し切りを見ていたが、奥から支那特有の薄刃の木剣を出してきて、これで切って見よという。総長三尺ほど、両刃の不動様の持っているような剣型で、木質は何だが知らぬが、松樹の赤節か何ぞのように堅く、それを極めて鋭く削ってある。目方も相当にあり、振って見るに何となく調子がよい。これで、西瓜を切ると、ズイズイと実に具合よく切れ、青草の小束などは金属の刃物ででもあるかのように切れる。 聞いてみると、これは武術用兼護身用として用いる木剣であり、よく熟練したものは、これで突き通す事はもちろん、首ぐらいは切り落とせるといっていた。 隣りの家に宿をとっていた将校や兵隊たちも来合わせて、二人の青年にその木剣で武術をやらせる事となった。ちょうど日本武術の形のような事を「對串」または「對刺」といい、二人の青年は乞われるままに木剣をとって東西に別れ、互いに正眼に構えた。丈の高い方の青年は、やや修練が足りぬらしく、五本目かで頭をかいて止〔や〕めてしまったが、一人が胸をのぞんで突き入ると、ついとそれをかわして相手の剣を叩き落とすようにおさえつけながら、じりじりと突いてゆくといったようなものであった。 丈の低い方の青年剣士は、商品の板に黒いクレヨンのようなもので字を書きながら、次々と一人形をやって見せた。 刺……剣の先を敵に向けて刺す。 剪……刺して下へ斬り下ろす。 劈……上から下へ振り上げる。 斫……胴の斜め斬り。 撩……下から上へ剣先を前方へ突き出すようにしてふりあげる。 挑……剣先を前に出さずに右と同じ動作。 錯……剣先を上から斜めに前方へ斬り下ろす。 摸……水平に横に斬りつける。 抛……垂直に立ち割る。 衞……剣先を下より前より上げざま突き出す。 攔……大袈裟に斬る。 弸……剣先を下から上向きに突き上げる。 桂……平に横に払い斬る。 托……斜めに斬り上げる。 絞……上より斜めに側面へ斬り下げる。 束……斜めに後ろ向きに斬る。 雪……上より左側へ斬り右へ廻す。 この十七の手法が、どうやら支那の刀術の原則となっているものであるらしく、これにまず熟練した後に「對串」を修業するもので、その動作を「舞」といい、槍長刀の類は「操」または「練」であり、これらをすべて「武術」または「國術」と称するのだと、熱心に説明した。 この武術の淵源は、有名な河南省の禅寺少林寺から起こった「小林派」から出ているものかも知れない。青年たちは、大刀會や紅槍會については口をつぐんで語らなかった。そしてこうした武術の修練も、棺材や武器の材料屋だから、一通り心得ているまでだと弁明していた。 ※参考URL:手臂錄 http://www.cos.url.tw/fight/handfight.htm
2015年05月08日
Photo By walkkyoto 体充曰く、今生ばかりの住居〔すまい〕にて、五倫のまじわり夢幻〔ゆめ まぼろし〕のごとくなれば、五典をよくおこなうも、ゆめのうちのいとなみにて候えば、さして至徳要道と云うべきにもあらず、五典のほかに、別に向上の道あるべしとぞんじ候はいかが。 師の曰く、それは狂者の議論をききならいて おこる うたがいにて候。狂者は道の皮膚のみをみて、いまだ骨髄をよくさとらざるゆえに、生死〔しょうじ〕・幽明・有無の差別をわけて おしえを立てたり。その破裂の見〔けん〕を、聖人、異端と名づけたまいて、是〔ぜ〕に似たる非と云うものなり。ぼんぷ(凡夫)の見所〔けんしょ〕に くらべぬれば、ことの外たかく候えども、聖人のみちより みれば あさきことにて候。妄念の起滅〔きめつ〕を、ゆめのごとし、まぼろしのごとし など いわんは尤〔もっとも〕にて候。五倫の道は至誠無息の孝徳なるを、妄念とおなじく夢幻のごとしといわんは、あさましきあやまり、勿体なき事なり。夫〔それ〕孝徳は中和を体段〔たいだん〕とし、愛敬を本実とす。方寸〔ほうすん〕のうちにそなわりて、太虚に充塞し、六合〔りくごう〕を包羅〔ほうら〕し、上〔かみ〕は無始〔むし〕の往古に達し、下〔しも〕は無窮〔むきゅう〕の未来に徹し、生死・幽明・有無の しゃべつ(差別)なく、上もなく外もなき神道なるゆえに、至徳要道となづけたまう。しかるゆえに、五倫のみちすなわち向上のみち、向上のみち すなわち五倫のみちと たてさだめ、素二其位一而シテ行、不レ願二乎其外一(その位に 素して而して行なう、その外を願わず)。下学而して上達する、一貫の心法、不弐の妙理なり。現在当然の五典を ほかにして、別の向上の一路をもとむるは、たとえば日月にそむきて灯〔ともしび〕をもちいるにことならず。聖人のみち世に あきらかならざるに よって、異教にならい そまり、さように あさましき うたがい あり。儒門に入てまよいを解くべきこと、人間第一の急務にて候。
2015年05月07日
Photo By walkkyoto 体充曰く、聖人、五教を論じたまう次第にも、意〔こころ〕もち御座候や。 師の曰く、ふかき意御入り候。父子の親は万化のみなもと、天叙〔てんじょ〕の本なり。君臣の義は、立極〔りっきょく〕の大義、明倫の主本なり。夫婦の別は、人倫化生〔じんりん かせい〕のもと、子孫相続のはじめなり。この三つのものは、五倫のうちにて綱要なるゆえに、三綱〔さんこう〕となづけたり。しかるゆえに、三綱をはじめに論じたまう。さて三綱のうちにて、父子のみちは天性にて、君臣の義を包〔かね〕たり。そのうえ五りんのみち、みな孝行の条目なれば、孝は人極の第一義なるによって、一番に父子有レ親〔ふし しん あり〕とおしえ給う。君はおやの恩にひとしきゆえに、おやに つかうる孝をうつして、君につこうまつる忠節となす。其のうえ明倫の主本なるによって、第二ばんに君臣有レ義〔くんしん ぎ あり〕とおしえ給う。夫婦の別もおもしといえども、君父よりはいやしきによって、第三番に夫婦有レ別〔ふうふ べつ あり〕とおしえたまう。兄弟は天倫のしたしび、骨肉同胞の愛おもきゆえに、第四番に長幼有レ序〔ちょうよう じょ あり〕とおしえたまう。朋友は異親同気の兄弟なれども、天倫同胞のしたしみよりはかろきによって、第五番に朋友有レ信とおしえ給う。さてまた父子の親をはじめにおき給いて、朋友の信を終〔おわり〕にきたまうこころは、孝は三極の至要〔しいよう〕、百行〔ひゃくこう〕のみなもとにして、五典みな孝行なることをしめさんために父子の親〔しん〕を はじめにおしえ給いて、さて孝徳をあきらかにするには、朋友の善をせむるを たすけとする事をしめさんために、朋友の信をおわりにおしえ給う。曾子の以レ友 輔レ仁〔ともをもって じんをたすく〕といえるこころなり。畢竟五教みな孝行のおしえなり。ただ凡夫のために、五典・十義をわけてしめしたまうなり。至徳要道、三才一貫の心法、よくよく受用あるべし。
2015年05月07日
Photo By Gina "gin_able" 『エマソン選集3 生活について』 小泉一郎 訳 日本教文社 発行 "May the force be with you" 宇宙一元論と ラルフ・ウォルドー・エマソン 23 『贋札〈にせさつ〉鑑別法』という書物は役に立つ書物である。 しかし、通貨は、銀貨にせよ紙幣にせよ、 それが流通している場所では、みずからの力で真偽を鑑別できるのである。 通貨は、社会における正義が増すとともに、その価値を高めるものではなかろうか。 一人の商人が選挙で買収されることを拒み、あるいは、 人には嫌われるかもしれないがある権利をかたく執ってゆずらないならば、 彼はマサチューセッツ州の正義を増大させることになる。 マサチューセッツ州の土地はすべて、 彼のこのような行為が行なわれるときに、その価値を高める。 ステート街から十人の正直な商人をひきぬいて、十人の悪党をその代りに入れ、 同じ金額の資本を動かさせるとすると、 保険率ははっきりとそれを示し、銀行の信用にも現われ、街道には追いはぎが出没し、 学校もその影響を受け、子供たちは害毒を少しずつ家へ持ち帰り、 判事は裁判官席にしっかと坐れなくなり、その判決は高潔さを欠き、 何びとにも必要な他人の支持と抑制とを失い、 牧師にもそれがあらわれて、生活の規律がゆるむことになる。 林檎の樹の根かたから毎日、幾日ものあいだ、大量の沃土を取り去って、 その代りに 大量の砂を入れるとすると、林檎の樹自身もそれに気づく。 林檎の樹がどんなに馬鹿者でも、こんな扱いをしばらく受ければ、 何かに不信の念を抱きはじめるであろう。 商業に従っている有力な階層から百人の善人を取り去って、百人の悪人、 あるいはこれと同じことだが、悪風をかもすような施設を持ちこむならば、 林檎の樹ほど馬鹿ではないドルは、かならずそれに気づくであろう。 ドルをつくったのは社会なのだから、その価値は社会的なものである。 ひとかどの才能あるいは手腕をもっている人間がこの市に引越してくれば、 きっとその人間は、この市のあらゆる人間の勤労に新しい価値を加えることになる。 世界のどこかで一つの才能が生まれれば、国際社会は豊かになり、 この世界の誠実はさらに増し加えられる。 どこの国でもその主要な出費の一つとなっている犯罪関係の費用は、 それだけ軽減される。 欧州では、パンの価格と正比例して犯罪が増減することが明らかにされている。 ロスチャイルドがパリーで手形の支払を引受けなければ、 マンチェスター、ペイズレー、バーミンガムの人びとは 追いはぎを働くことを余儀なくされ、アイルランドでは地主が射殺される。 警察の記録がそれを証明している。 その振動はすぐ、ニューヨーク、ニュー・オーリーンズ、シカゴでも感じられる。 同じように経済の力は、政治的実権者を通じて大衆を動かす。 ロスチャイルドが対ロシア借款を拒絶すれば、平和が訪れ、収穫は保証される。 ロスチャイルドが借款を引受ければ、戦争が起こり、 あらゆるいまわしい結果を伴った動乱が人類の大部分に起こり、 結局は革命に終って、新しい秩序が生まれる。 (『エマソン選集3』「富」P.97 ~ 99 ) The "Bank-Note Detector" is a useful publication. But the current dollar, silver or paper, is itself the detector of the right and wrong where it circulates. Is it not instantly enhanced by the increase of equity? If a trader refuses to sell his vote, or adheres to some odious right, he makes so much more equity in Massachusetts; and every acre in the State is more worth, in the hour of his action. If you take out of State-street the ten honestest merchants, and put in ten roguish persons, controlling the same amount of capital, the rates of insurance will indicate it; the soundness of banks will show it: the highways will be less secure: the schools will feel it; the children will bring home their little dose of the poison: the judge will sit less firmly on the bench, and his decisions be less upright; he has lost so much support and constraint, which all need; and the pulpit will betray it, in a laxer rule of life. An apple-tree, if you take out every day for a number of days, a load of loam, and put in a load of sand about its roots, will find it out. An apple-tree is a stupid kind of creature, but if this treatment be pursued for a short time, I think it would begin to mistrust something. And if you should take out of the powerful class engaged in trade a hundred good men, and put in a hundred bad, or, what is just the same thing, introduce a demoralizing institution, would not the dollar, which is not much stupider than an apple-tree, presently find it out? The value of a dollar is social, as it is created by society. Every man who removes into this city, with any purchasable talent or skill in him, gives to every man's labor in the city, a new worth. If a talent is anywhere born into the world, the community of nations is enriched; and, much more, with a new degree of probity. The expense of crime, one of the principal charges of every nation, is so far stopped. In Europe, crime is observed to increase or abate with the price of bread. If the Rothschilds at Paris do not accept bills, the people at Manchester, at Paisley, at Birmingham, are forced into the highway, and landlords are shot down in Ireland. The police records attest it. The vibrations are presently felt in New York, New Orleans, and Chicago. Not much otherwise, the economical power touches the masses through the political lords. Rothschild refuses the Russian loan, and there is peace, and the harvests are saved. He takes it, and there is war, and an agitation through a large portion of mankind, with every hideous result, ending in revolution, and a new order. Wealth by Ralph Waldo Emerson from The Conduct of Life Boston: Ticknor & Fields, 1860
2015年05月06日
Photo By Wonderlane
2015年05月06日
Photo By Vancouver Police Departmentストリームライト正規輸入代理店株式会社ルミテック日本http://www.lumitech.co.jp/facebook - 懐中電灯ストリームライトのルミテック日本 Streamlight SL-20LFull-size Professional Grade Rechargeable LED Flashlightストリームライト SL-20Lhttp://www.lumitech.co.jp/catalog/sl/index.html 明るさ:(高) 60,000 CDP 350 Lumen (中) 27,000 CDP 160 Lumen (低) 1,000 CDP 10 Lumen 重量:770 g 全長:333 mm 点灯時間:(高) 2 時間 (中) 4 時間 (低) 50時間 本体材質:航空機グレードアルミ合金 ボディ色:ブラック 備考:ヘッド径 64 mm 使用電池:専用ニッケル水素電池 商品番号77375 使用光源:C4テクノロジースーパーLED 付属品など:標準セット・ 標準充電器・AC100Vアダプター バッテリー SLシリーズ用 別売アクセサリー&パーツ 信号用ワンド・レッド 22511 信号用ワンド・イエロー 22519 Youtube - Streamlight SL-20L Flashlight Reviewhttps://www.youtube.com/watch?v=s3iooyNPAR0 Streamlight SL-20L and SL-20LP Flashlight Demohttps://www.youtube.com/watch?v=AkZe6RqpzvQ facebook - Streamlight, Inc.
2015年05月05日
Photo By Mary Phoenix "mphoenix" facebook - Victorinox Japan Victorinox Classic SD TreasureLimited Edition 2014 0.6223.L1407ビクトリノックス・クラシック リミテッドエディション2014 トレジャー 機能:7種類1.ブレード2.爪やすり3. _マイナスドライバー4.はさみ5.キーリング6.ピンセット7.ツースピック ビクトリノックス・ジャパンhttp://www.victorinox.com/jp
2015年05月04日
Repeal Japanese Dagger Ban !
2015年05月03日
Photo From Earthquake-Report.com
2015年05月02日
嶧縣に、雑軍の将校で我が軍の捕虜となった山東出身の男が、まったく帰順して苦力として働いていた。色の黒い、うち見たところ三十五、六歳ぐらい、支那人としては丸々と肥えた小男で、毎日水を運んで来てくれたので、いつしか懇意になった。「こうした會の真相などは本当の事は解りっこない。大体はそんなものであろうが、守約の念の強い事だけは、大人(※たいじん・敬称)たちが、天皇陛下に忠義の心の深いのと同じ事で、一旦こうと神符を呑んで誓ったが最後、死んでも平然たる事は、大人たちはすでに度々御実見の事と思う。山東省には、紅槍會及びその末派が多く、河北省の南部河南省の北部には、大刀會一派が多いが、他にはあなりおらない。白蓮教関係の會所へは、うっかり一人で行かぬ方がよい。特にご注意申し上げる。」 とただこれだけで他の事はいわなかった。 この男が武術(國術ともいう)の名手だというので、青龍刀を出してやらせてみた。それを中段(正眼)に構え、静かに突いたり、たち割るような恰好をしたり、十数手ほどやっや後、右手の指四本を青龍刀の鐶〔わ〕の部分へかけて持ち、あたかも水車のごとく、プロペラのごとく振り回して敵を寄せつけない。その合間々々を見ては、ひょいと前方へ突き出す早業は、ちょっとどぎもをぬかされた。 このほかに「對串」といって、二人で相対してやる武術の形があるけれども、相手がないからといってやめた。槍はできないと断った。刀の方は相当なものらしく、日本刀を振って見ろといって渡そうとしたが、なれないものは不安だといって受け取ろうともしなかった。 通訳の話では、この男の身体には、刀痕が二、三ヶ所あるといっていたから、相当の猛者であろう。
2015年05月01日
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