森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2019.01.07
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カテゴリ: 感情の法則
「イライラする、腹が立つ、絶望的な気持ちになる、悲しい、つらい、苦しい、怒り、恨み、憎しみ、不安、落ち込む」などの感情ばかり味わっていることはありませんか。
こんな感情ばかりと付き合っていると、扁桃体や海馬はたまったものではありません。
脳細胞が常時緊張してオーバーワークになります。
最終的には大きなダメージを受けて、うつ病などの病気になります。
あるいは胃潰瘍、ガンなどの身体疾患もでてきます。

感情には「欲望、うれしい、楽しい、幸せ、気持ちいい、ここちよい、楽な気分、すがすがしい、さわやか、安心する、ほっとする」などの感情もあります。
マイナス感情ばかりではなく、プラスの感情も存分に味わうことが必要なのではないでしょうか。
そのバランスが崩れると、脳細胞だけではなく、身体面にも悪影響を及ぼすということです。

一般的に感情は自然現象であって、マイナス感情ばかりに翻弄されることはどうしようもないことだと思われているかもしれません。

感情は、物をじっと観察する。自ら行動する。他人から自分に対するなんらかの働きかけがある。様々な自然現象などが身の回りに起きることによって発生するものです。
どこに注意や意識を向けて観察するのか。どのような行動を取るのか。自分の身の回りに起きる出来事に対してどのように受け取るのかによって、感情の発生は大きく違ってきます。
弱点や欠点、ミスや失敗を防ぐことばかりに焦点を当てていると、マイナス感情を引き起こしやすくなります。
対人関係でも自分を守ることばかりに気をとられていると、人の言動に神経過敏になり、マイナス感情を招いてしまいます。理不尽な自然現象に対して、「どうして自分ばかり。このような目に遭うのだ」と対立的に捉えていると、自然現象に怒りや恨みを感じるようになります。

ではどうすれば、プラスの感情をより多く味わうことができるのでしょうか。
まずプラスの行動をする習慣を作ることです。
自分の好きなことをする。興味のあることをする。人の役にたつことをする。ものを作る。目標を持つ。人と仲良くする。これらのプラスの行動をすることによって、快の感情が湧いてきます。
快の感情は快の感情を呼び寄せて好循環をもたらします。
さらに日常茶飯事に丁寧に取り組むことによって、気づきや発見が生まれるようになってくると、プラスの感情の好循環が生まれてくるようになるでしょう。
ここで注意したいのは、物質的に豊かな欲望を追い求めるやり方は行き詰まってしまうということです。
欲望が欲望を生みだし果しがなく、それとともに鋭い感受性はどんどん減退してきます。


それから、プラスの感情をより多く受け取るためには、 「かくあるべし」を少なくして、事実に重きを置く「事実本位」の態度を身につけることが大切だと思われます。
「かくあるべし」は、「○○してはいけない」「○○であるべきだ」などという考え方で、現実、現状、事実を否定する行為です。
自己嫌悪や自分否定、他者批判や他人否定からはプラスの感情は湧き上がって湧きません。
現実や事実を素直に認め、そこから前進するために、自分はどうしたいのか、何を改善したいのかという態度で望まないとプラスの感情を呼び寄せることができないのです。
ちょっとしたボタンの掛け違いが、その後の展開を大きく左右してしまいます。





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Last updated  2019.01.07 06:47:31
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通りすがり@ Re:阿久悠さんが「ジョニーへの伝言」に託した思いとは(03/06) この曲の歌詞の意味がわからなくて検索し…
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