FIFAクラブ世界選手権スペイン2001
世界クラブ選手権の延長、事実上の中止は以下のFIFA通達によりジュビロ事務所に突然もたらされた。
FIFAクラブワールドチャンピオンシップスペイン2001 出場クラブ 各位
チューリッヒ、2001年5月21日 SG／kro-mhu
FIFAクラブ世界選手権スペイン2001（7/28～8/12）
Dear Sirs，
上記の大会につき、残念なお知らせをしなければならないことは非常に残念です。今大会ＦＩＦＡコマーシャルパートナーであるTraffic社は、下記のように連絡をしてきました。
昨今の市場危機のため、スポンサーやＴＶ局に対し、大会の競技的，財政的成功を保証することができずにいます。さらに彼らは、ホスト局として最高水準の放送を保証することができず、最大露出媒体のテレビ中継が保証されないまま、このような規模の大会が営利的に行われるなどということは、明らかに不可能です。
残念ではありますが、ＦＩＦＡとして、全く予期しないこの事態を検証しました。最も大きな原因は、この分野において先駆者の一つであったＩＳＬ社が直面した問題と、その突然の倒産によって、マーケットが非常に混乱していることです。
さらに、いくつかの参加クラブも、自国の経済危機の影響を受けています。最後に、（2001年しか可能でない）大会日程は、メディアや一般の関心との関係からすると、非常に都合が悪いということが判明しました。（進行中のリーグ戦、チャンピオンズリーグ予選）現在の状況は、我々の基準にしたがって大会を組織できるという保証は全くなく、ＦＩＦＡ緊急委員会において、2001年大会を2003年に延期する可能性について考慮するよう提案がありました。
緊急委員会は本日、2001年大会を2003年に延期するのが好ましいと確認し、組織委員会（次に理事会）は、2001年大会出場クラブへいかなる補償を与えるか、また2003年大会のホスト国、参加チームをどうするかを決めなければならない、と言及しました。
只今この決定は承認されましたので、正式にご連絡いたしますので、この件につきご理解を賜りますようお願いいたします。
2001年大会の延期決定後、ＦＩＦＡが本件について踏まなければならない手順が確認され次第、この件に関する組織委員会の決定の詳細をご連絡いたします。一方、我々は、ホスト国協会、参加チーム、そして世界的規模の大会の名誉を第一に考えて、この決定がなされたのだということを、あなた方が理解してくださると信じています。
FIFA ミカエル ゼンルフェネン事務局
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「欧州クラブ・フォーラム」が世界クラブ選手権に反対声明
サッカーの「欧州クラブ・フォーラム」は欧州各国の102の主要クラブ代表が出席して30日、ニヨン（スイス）で開かれ、国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）が検討している世界クラブ選手権の開催に反対を表明した。「欧州のクラブ、ファン、選手、スポンサーは、この大会を開催する必要も熱意も感じていない」との声明を出した。
欧州では、過密日程が選手を疲労させ、けがの原因になると指摘されており、フォーラムは世界クラブ選手権開催は受け入れられないとしている。
同選手権は2001年大会がＦＩＦＡの代理店ＩＳＬ社の経営破たんで中止され、ＦＩＦＡは2005年に次回を開催する意向を示している。（ＡＰ＝共同）
※「欧州クラブらは」世界のサッカーの発展に寄与する視点が無く全くのエゴの塊ですね。グローバルビジョンのない彼らを置いといてまずは欧州抜きの世界クラブ選手権を創めるべきかと思います。ボカVS鹿島なんてのも人気カードだと思いますよ。そのうちまたも盛り上がっているのを観て欧州クラブは参加させろと言ってくるでしょう。
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クラブの世界大会は、 第１回大会として、2000年1月にに「FIFAクラブ世界選手権」としてブラジルで開催されていました。
第2回大会は、マーケティング会社のISL社の倒産や、上に記述したような理由で、中止となりました。
そしてついに、正式かつ、盛大な大会として、２００５年、世界クラブ選手権は、『FIFA Club World Championship TOYOTA CUP JAPAN 2005』が第2回大会として日本で開催されました。優勝のサンパウロＦＣ、決勝戦のリバプールの惜敗。シドニーＦＣでプレーしたカズのことも印象的な大会でした。
その後、名称が『FIFAクラブワールドカップ』に変更され、2006年第3回大会も日本開催が決まっています。
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