年率200%の株式投資ブログ
今週の銘柄分析は GMOインターネット です。 → 株価はこちら 早速、バリュエーションマトリックスの分析結果を見てみましょう。* バリュエーションマトリックスについては こちらへ 【企業価値評価】株主価値は342億円に対し、時価総額が596億円となっています。市場からはかなりの成長を期待されているようです。しかし気になるのは、有利子負債613億円です。いったい何に使ったのでしょうか?
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早速、バリュエーションマトリックスの分析結果を見てみましょう。* バリュエーションマトリックスについては こちらへ
【企業価値評価】株主価値は342億円に対し、時価総額が596億円となっています。市場からはかなりの成長を期待されているようです。しかし気になるのは、有利子負債613億円です。いったい何に使ったのでしょうか?
【ROICツリー】ROICは大きく改善し、前期(2005年12月期)には少し低下しています。主要な要因は、売上高営業利益率が改善したことでしょうか。販売管理比率はほぼ横ばいから悪化していますが、原価率が好転しています。よって、利益率が好転した要因は、原価率にあるようです。固定資産回転率は3期前に比べますと大きく悪化しています。大きな投資をおこなったのでしょうか?
【B/S 及び P/L】さて、2期分のバランスシートを見比べてみましょう。総資産が27,897百万から、88,057百万と3倍強に膨張しています。中でも、大きく膨らんでいるのは短期借入金です。2005年12月期に大きな借入を行ったことがわかります。その他には、売上債権、無形固定資産、が大きく膨らんでいることがわかります。P/Lのほうですが、売上・利益ともにきれいな右肩上がりです。年間平均成長率も高いことがわかります。
【キャッシュフロー】キャッシュフローですが、2005年12月期は、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローともに大きな動きがあったことがわかります。過去のキャッシュの動きに比べるとこの期、どれだけ大きい動きがあったかがわかります。設備投資はそれれほど大きくないことがわかります。M&Aもしくは子会社の設立でもしたのでしょうか?
【有報を読み解こう!】このようにバリュエーションマトリックスの分析結果をみると、利益構造や、その企業で起きている変化を手にとるように把握することができます。あとは、有価証券報告書等の決算書を用いて、理解を深めればよいのです。例えば、バランスシート上の変化ですが、借入金が増えていましたが、よく見ると一年以内に償還予定の転換社債を発行したことがわかります。(2005年12月期)さらに、その後の動きを追うと、短期借入金でこの社債への支払いを行ったことがわかります。(2006年12月期 半期報告書)おそらく、株価が上がって、転換社債は株式へ転換されるだろうと期待していたのに、株価が下がってしまい、転換されずに償還されてしまったのでしょう。調達した資金は連結子会社の株式取得のために使われています。また、営業貸付金が大きく膨らんでいますのでこの子会社へ運転資金の提供をしているのでしょうか。有価証券報告書を最初から最後まで読み解くのは大変です。 しかし、 バリュエーションマトリックスを使った分析結果を見れば一瞬にしてその企業の財務内容や体質、成長のフェーズ、将来性等を把握することができます。 このように論点がわかっていれば、有価証券報告書のどの部分をじっくり読み込めばよいのかすぐにわかるでしょう。こうして理解を深め、さらに疑問点等は IRへ直接ヒヤリング を行って解決してください。そうすることで投資判断にいたるまでの時間を圧倒的に短くしさらに勝率も高めることができるでしょう。 バリューマトリクスは、シェアーズが提供しているサービスの一つです。詳しくは こちら をご覧下さい。 【決算書の読み方をマスターしたい方へ】 『個人投資家のための有価証券報告書の戦略的読解法』セミナー ※記載された株式銘柄については、参考銘柄として取り上げたものであり、 個別の銘柄について推奨するものではありません。 また、数値・データ・予測等については、 公表された過去の実績や数値をもとに掲載したものであり、 将来の成果を保証するものではありません。 実際の株式投資にあたっては、 お客様ご自身のご判断と責任においてお願いいたします。
【有報を読み解こう!】このようにバリュエーションマトリックスの分析結果をみると、利益構造や、その企業で起きている変化を手にとるように把握することができます。あとは、有価証券報告書等の決算書を用いて、理解を深めればよいのです。例えば、バランスシート上の変化ですが、借入金が増えていましたが、よく見ると一年以内に償還予定の転換社債を発行したことがわかります。(2005年12月期)さらに、その後の動きを追うと、短期借入金でこの社債への支払いを行ったことがわかります。(2006年12月期 半期報告書)おそらく、株価が上がって、転換社債は株式へ転換されるだろうと期待していたのに、株価が下がってしまい、転換されずに償還されてしまったのでしょう。調達した資金は連結子会社の株式取得のために使われています。また、営業貸付金が大きく膨らんでいますのでこの子会社へ運転資金の提供をしているのでしょうか。有価証券報告書を最初から最後まで読み解くのは大変です。 しかし、 バリュエーションマトリックスを使った分析結果を見れば一瞬にしてその企業の財務内容や体質、成長のフェーズ、将来性等を把握することができます。 このように論点がわかっていれば、有価証券報告書のどの部分をじっくり読み込めばよいのかすぐにわかるでしょう。こうして理解を深め、さらに疑問点等は IRへ直接ヒヤリング を行って解決してください。そうすることで投資判断にいたるまでの時間を圧倒的に短くしさらに勝率も高めることができるでしょう。
バリューマトリクスは、シェアーズが提供しているサービスの一つです。詳しくは こちら をご覧下さい。
※記載された株式銘柄については、参考銘柄として取り上げたものであり、 個別の銘柄について推奨するものではありません。 また、数値・データ・予測等については、 公表された過去の実績や数値をもとに掲載したものであり、 将来の成果を保証するものではありません。 実際の株式投資にあたっては、 お客様ご自身のご判断と責任においてお願いいたします。
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