2005.07.28
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カテゴリ: □日本酒
呑切り(のみきり)とは、タンク内で貯蔵中の清酒を呑口(のみぐち:タンク下部の口)を切って(開けて)、健全に貯蔵されているかを分析したり、熟成度合い、味、色の変化を調べたりすることをいいます。

伝統的な酒蔵行事であり、ホタル飛び交う初夏にかけて第1回の呑切りを行なうのが一般的で、この1回目の呑切りのことを「初呑切り」といいます。また、呑を切った酒を片口(カタクチ)という器に入れ、社長や関係者が香りの吟味をします。

タンクの呑口を切って酒が出る瞬間の香りを切り鼻(きりばな)といい、貯蔵してから杜氏が初めて新酒に対面する時でもあります。

杜氏が真剣な目で呑を切った瞬間、香りをかぎ「ヨシ!」の声。
緊張が一瞬和らぎます。お酒も健全です。

呑切りしたお酒は杜氏、蔵人一同が利き酒し、今後の貯蔵、出荷の判断とします。酒造りと同様、貯蔵も重要な管理です。





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Last updated  2005.11.04 20:03:57
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