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前も書いたけど私はTHE BLUE HEARTSが大好きで今もよく聞き、よく歌う。何か、いつ聞いてもぐっときてしまうんだよねぇ。。そのときそのとき思うことが、そのときそのとき見事に歌詞と重なるっていうか。そんで中でも好きな曲の一つが「チェインギャング」。♪ 僕の話を聞いてくれ 笑いとばしてもいいから ブルースにとりつかれたら チェインギャングは歌いだす 仮面をつけて生きるのは 息苦しくてしょうがない どこでもいつも誰とでも 笑顔でなんかいられない 人を騙したりするのは とってもいけないことです モノを盗んだりするのは とってもいけないことです それでも僕は騙したり モノを盗んだりしてきた 世界が歪んでいるのは 僕のしわざかもしれない 過ぎていく時間の中で ピーターパンにもなれずに 一人ぼっちがこわいから ハンパに成長してきた 何だかとても苦しいよ 一人ぼっちでかまわない キリストを殺したものは そんな僕の罪のせいだ 生きているっていうことは カッコ悪いかもしれない 死んでしまうという事は とってもみじめなものだろう だから親愛なる人よ その間にほんの少し 人を愛するってことを しっかりとつかまえるんだ だから親愛なる人よ その間にほんの少し 人を愛するってことを しっかりとつかまえるんだ 一人ぼっちがこわいから ハンパに成長してきた 一人ぼっちがこわいから ハンパに成長してきた♪歌詞に共感したわけでもないんだけど、まぁなんていうか思春期の女子の心の琴線に触れたっつーの?まぁ恥ずかしいから多くは語るまい(笑)この歌を聴いたとき、この歌詞によく似た詩を以前国語の授業でやっていて、それがあまりにも良くてずっと自分の心にも残っていたので、「あっ、この人(作詞:真島さん)はああいう詩を読む人なんだ」と、パンクの見方が変わったというか、その人に迫れた気がしたというか、、、私はそれまでは洋楽ばっかり聴いていたせいか曲重視だったけれど(歌詞英語なんだもん)それから歌詞をよく聴くようになった。で、その詩自体はいつの間にか記憶が薄れていて「そんな詩があったなぁ・・」くらいになっていたんだけど、最近どうしても元の詩を思い出したくなってずっと調べてたんだ~。何故か中原中也の詩だとばかり思いこんでいて、見つかるわけもなく・・(だって国語の授業だったからさ。日本の詩人だと思ってたんだけど)今日、やっと見つかりました。 「助言」 みんな、云っとくがな、 生れるってな、つらいし 死ぬってな、みすぼらしいよ んだから、掴まえろよ ちっとばかし 愛するってのを その間にな。 ラングストン・ヒューズ 木島始 訳全国の小中高生よ、授業はちゃんとやっとけよ~自分の世界が広がるぞ~あの頃の思春期の女子が今は老婆心を発揮・・・(´ー`)
December 21, 2005
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また久しぶりな日記になっちゃった・・風邪をひいたし(もうよくなった)寒いし、で今日はトヨタカップ決勝までの間に何か映画を見ようということになり、録画しておいた「ドッグヴィル」を見た。一応ネタばれなしです。ラース・フォン・トリアー監督の作品で、デンマークのTVドラマ「キングダム」が強烈に面白かったので(最後は( ̄□ ̄||)て感じだったが)、気になる監督ではあったが、この作品はセットも前衛的ならストーリーも問題作っぽかったので、夫に見ようと誘った手前、面白いのかどうなのか心中ドキドキだった。全9章約3時間のながーい映画。時間もそうだが、何よりそのストーリーから、暇つぶし程度で気楽に見る映画では断じてない。そして気軽にオススメできない・・たぶん、見た人全員、不快な気分を味わうし、終わってしばらく「・・・・・」と深い思考の淵に沈んでしまうと思う。評価はかなり分かれるだろうなー。私はー・・・うーん「凄い映画だった」としか言えない。凄い映画だった。タイトルに、すべてが集約されている。あらゆる意味で、あの村は犬の村だったのだ、と。いや、あの村じゃなくて人間が?世界が?ちなみに「犬」というのは単なる象徴であって、犬でなくてもいいのだが・・人間は醜くて人間は愚かででもそれが人間で愚かだからかわいいと思えることもあれば愚かさが罪をつくり憎しみをつくり流される赦しとは責任とは疑いとは傲慢とは犬とは男とは女とはコミュニティとは人間とはなんだーーーー・・・とぐるぐると考えてしまう。そういう映画。(どんな映画だ)しかしラストで少しすっきりした自分が、それはそれで怖い。。。この映画を見た後、「奇跡の海」という映画も同監督作品だと知った。「奇跡の海」は辛くて暗くて切なくて、でもいい映画だった。細かく書けないけど、要するに「心」なのだと、あーしたこーしたという皮相の問題じゃないんだよ、そうだよそうなんだよね、と泣きながら納得した。クリスチャンだったらもっと思うところあるかもしれない。「奇跡の海」と「ドッグヴィル」は人間の描き方としては対照的な気がするけど、自分は「ドッグヴィル」により近いなーと思うと考えちゃうね、やっぱ。。
December 18, 2005
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