空高く。

羽「
        俺の大事な人は2001年。


             10月。

        その短い生涯を閉じた・・・。

         俺が家を出てすぐ東京で知り合った女



         それが俺が4年付き合った女。



              仙姫

      だった。彼女は出会った頃から優しそうなコだった。


  俺に見せる笑顔が最高にかわいくて、合うたびに好きになって付き合った。


   俺がバンドの話した時も笑わずに話し聞いてくれた・・・・・。


    俺の中で仙姫は居なちゃいけない存在だった。

でも2000年の6月くらいから吐いたり体調崩してたみたいだった。


   俺は最初妊娠かと思って名前まで考えてた・・・・。


      椎名と仙姫だったらどんな名前にするとか・・・。

     だから俺バンド辞めて親父の会社手伝う事にした。


       美容学校に行きながら密かに金貯めてた。


      女は指輪が欲しいもんだって聞いたから・・・。

      でも仙姫はその日吐血して一ヶ月の入院だった。

    俺双子の姉貴が昔吐血して半年入院した事を思い出した。



            嫌な予感した。


       でも1ヶ月で俺の元に戻ってきた・・・。


           治ったって思った。


    俺は20になったら結婚してくれってプロポーズした。


          返事は(ごめんなさい)


     俺マジわけわかんなくて泣きそうになった。

俺は同棲してたマンションでて兄貴のマンションに転がり込んだ。

          何の連絡もない・・・・・・。


            半年後だった。



         仙姫の友達から連絡が入り


         彼女が死んだ事が聞かされた。


    線香あげに行きたいと話したら彼女は孤児院だから・・・・・。


           と返ってきた。


     やっとお寺を教えてもらい行った・・・・。


    彼女は無縁仏の墓地に入れられるそうなのだ・・・・・。


  俺マジおお泣きしちゃって俺の親に頼みこんで俺の家の墓石にいれても    らった。

        彼女は形上俺の義妹になったんだ。


         肩身として日記をもらった。

          俺の事がこう記して合った。


椎名へ・・・・。


          椎名に会えてよかったよ。

         夢もバンドもがんばるんだよ。

           あきらめないでって。



俺これがきっかけでイギリス行ったんだけど逃げてただけってきずいて


           今がんばんなくちゃって思うよ。

           いつまでも仲良しだから。

俺とお前は永遠に夫婦にはなれないけどそれだけが愛じゃないはず。

俺もお前が世界で一番愛した女だから天国に行って自由に飛び回るんだよ。


      俺は今年骨髄バンクに登録した。

救える命は救いたい。今度は俺・・・。誰かを助けたい。


   どうか空高く見守っていていてくれよ。


もう痛い思いしなくていいんだよ。ごめんな。



羽「


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