フランスでの暮らし

フランスでの暮らし

就職活動


前のページでもかいたが、製菓専門学校、うちの学校に限らず、9割が女の子なのである。でも、就職活動中、言われ続けた言葉。 
「女の子はねぇ・・・」
ケーキ作り:イメージ的には女の子なのだが、仕事にすると、それは男の仕事なのである。
女の子はすぐに辞めてしまうから採らないようにしてる。
必ずこう言われる。私は辞めません。言ってみても、「そういって入ってきて一年もたずに辞めてった子多いよ」返される。
雇ってもらわないことにはやめない証明もできない。
もうひとつ、納得行かない理由。
うちはT専門校卒しか採らないんだ。
何でだ!違いはなんだ!
確かにT専門校は、大きくて、設備も講師もそろっている。
が、最終的には本人のやる気だろ!
うちにもやる気のある子がいた。
その子よりT専門校でサボりがちだったこの方が良いのか!
勝手にしろ。そういって、使えない子を採るといい。
私は他の店で大きくなって見返してやる!
そう言い聞かせた。
私は地元で働きたかった。一人暮らしでは、このきつい仕事は続かないだろうと思ったから。が、うちの地元はT専門校の領域だった。
どこへ言ってもこの言葉を聴くことになった。

そんな時、たった一人のオーナさん、「T専門高卒といってもただの素人。
何の役にもたたんよ。女の子は仕上げ向きだね。きれいに仕上げてくれるよ。力仕事は男に劣っても、細かい作業は女のこの方が得意だろう。」
いい事言うね!ココに決めた。

ココで一言。
専門学校は、本当に本人のやる気しだい。
行ったからといってケーキが作れるようになる訳ではない。
私自身、本当に技術を学んだのは仕事場である。
ただ、学校は、技術だけではなく、衛生面、栄養学など、机に向かって習うこともある。それに時間に余裕もあり、ケーキ好きの仲間に出会える。
そのため、どこどこのケーキ屋が良いとか情報も豊富。
職場じゃ、なかなかさわらしてもらえないアメ細工など高度な技術も体験できる。入る前によく考えて、お金の無駄遣いは止めましょう。


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