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tajim

tajim

May 9, 2006
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いきなり汚い言葉でごめんなさい~。

両方とも英語でよく使われるswear words(汚いスラングのような言葉)ですが、微妙に意味が違うんですねぇ。

Shit!

というのは何か失敗したり、痛い思いをしたり、間違ったときなんかによく言いますよね。
「しまった!」というのをもうちょっと汚くしたかんじでしょうか。
北の人はシャイッと言ったりもしますね。ほとんどいつも名詞として使われますが、イギリス人はShittyという形容詞にして使ったりもします。Shitty jobなんていうとどうしようもなく酷い仕事な感じがします。 

I don't give a shit.

というフレーズになると、「そんなことどうでもいい」といった感じの投げやりな意味になります。普段は「shit!」とは言わない私もなぜかこのフレーズになると使ってしまいます。


意味を考えてしまうと牛のshitということで、なんだかグレードアップ(?)しただけのような感じですが、実は違うんです。

こちらも名詞として感嘆詞のように使ったりもしますが、まずほとんど「しまった!」と言う意味にはなりません。どっちかというと、他人の言ったことに対して「そんなばかな!」とか「ありえない」いう疑いの気持ちを表す気がします。そして大抵は不快な感情がこもってます。

「今日は地下鉄がストで動いてないらしいよ」
「Bullshit!」

という状況は想像できます。That's bullshit.と言うこともあります。

それよりも面白いのが、動詞として使う場合。
たぶん疑いの気持ちを表す意味合いが強まって、「信用の置けない(適当な)ことを言う」と言うような不思議な意味になります。

He's just bullshitting.

なんていうと、「あいつは口からでまかせを言ってるだけだ」なんていう意味になります。
それがさらに名詞化して、bullshitterなんていう派生をしたりもします。でまかせばかり言う人なんでしょう。ぺらぺらと口先で調子のいいことばっかり言う人(イギリス人には多い)のことも言います。He's just shitting.ではそんな意味にはなりません。言葉どおりの意味になってしまうでしょう。

なんだか汚い話ばかりのようで恐縮ですが、英語には色々swear wordsがあって面白いです。

あ、でもBBCの「家族向け」番組では絶対に汚い言葉を避けるものがあって、逆に面白い。イーストエンダーズというドラマでは(ロンドンの下町と言うラフな設定なのに)誰もののしりません。でも、I don't give a shitと言う代わりにI don't give a monkeyと言ったりして、なんとなくののしってるような印象を与えたりもします。一般的なものを避けて、代わりに勝手に新しいののしり言葉を作ってはやらせた番組もありました。

英語ではswear wordsも言葉の一部、言葉遊びの一種のようなものじゃないかと思うこともあります。なんとなく後ろめたい気持ちがありながらも、いらいらしたり怒ったりしたら使うことでなんとなく気持ちがすっきりするような。
余談ですが、言語学でシラブルと言う単位を探すときはネイティブに「この単語にfXXkingを入れれるとしたらどこに入れるか」と聞くことで単語の音の切れ目を探すのが常套手段です。
absolutely が abso-fXXking_lutely になるので、シラブルの切れ目が分かる。
真面目な言語学の授業中にこの方法を持ち出すときは、先生も生徒も笑わずにはいられません。





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Last updated  May 10, 2006 12:50:57 AM
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