山口小夜の不思議遊戯

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2006年09月04日
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書店さんPickUp! 見てね☆




 算数の授業に参加してくださった皆さま、ありがとうございました!
桜さん 、お友達の頭脳を召集してくださり、本当にありがとうございます。日記、楽しかったです☆
 実はもうひとつネタが・・・それはまた折をみて。どうかお楽しみ(?)に。

【本の装いについて】

 最近シュフだてらに人前に出る機会が多くなり、“装い”という概念にも少々気を配るようになりました。ナカミは同じなのに(笑)。

 でも、考えてみれば、本の装丁だってデザインはもちろんタイトルの字体、帯やしおりの色に至るまで、細部一つ一つがナカミの印象を左右しているわけです。

きわめつけは、「花布(はなぎれ)」
 ハードカバーの本を上から見ると、背表紙と本文がくっついているところにちらっと布切れが見えるでしょう。あれが「花布」で、英語ではヘッドバンドと呼ぶそうです。要するに「カチューシャ」ですな。

 『ワンダフル・ワールド』の「カチューシャ」は、爽やかなレモンシャーベット色をしています。素敵でしょ☆

 そう言われるまで気づかなかった? 
 確かにほんとに小さな存在ですが、実は皆さまが本を読んでいる間、ずっと目に入っているのが、この花布なのです。
 読書中ずっと無意識に作用し続ける、あなどれない装飾です。会話中、相手の目に入り続けることで、無意識のうちに印象を左右する、ネイルカラーのようなものなのです。

 さらにカバーを外したあとの表紙から扉まで、異なるデザインが配されています。丁寧に装丁するのは、図書館などではカバーを外した状態で所蔵されるから。『ワンダフル・ワールド』では、この状態でもどんな内容かすぐに見て取れるよう、タイトルのロゴと子供たちのシルエットが本体の方にもきれいに配されています。

 「よい装丁」とは、けだし「どういう読者にアピールしたいのか、対象になる読者にきちんと視覚的メッセージが届くもの」であるのでしょう。装丁は「コスト」ではなく、「投資」でもあるのかもしれません。

 見てくればかりよくても無意味だし、「ナカミで勝負」しようとしても外見をなおざりにすれば誰もナカミに興味を持ってくれません。ナカミに自信があればあるほど、無意識に訴えかける細部にまで気配りし、正しい目標に向けてアピールするのが“外見”の役割──そう考えると、これは本の装丁だけでなく、人の装いにも通じるようにも感じられます。

 というわけで、『ワンダフル・ワールド』お買い上げの際には、カバーかけないでね☆



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ワンダフル・ワールド







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最終更新日  2011年01月13日 12時54分13秒
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