猫の里親に応募する前に、こちらの条件を必ずお読み下さい。
(このページ・すべての文章をよくお読み下さい)
猫を飼うことは楽しいことばかりではありません。
家や家具を汚したり傷つけたり、食事やトイレの世話、
病気や怪我、予防接種など医療費もかかります。
老いれば介護も必要になります。
どんなことがあっても最後まで責任を持って家族として愛せますか?
これまでの活動の中で、里子に出した猫が不幸になる例もありました。
せっかく助かった命を無駄にしたくありません。再び不幸な目にあわせたくありません。
この後の一生を、寿命を迎えるまで、幸せに暮らして欲しいと願っております。
以下は、そのために考えた条件です。
条件をご理解ご納得いただけましたら、是非ご連絡下さい。
未成年の方、学生の方は必ず保護者の方からご連絡をお願いします。
【1】 完全室内飼いの厳守。 |
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【2】 避妊、去勢手術の実施。 |
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【3】現在、自己所有物件にお住まいの方。 |
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【4】 一人暮らしでは無く、猫を迎える事に同居者全員が賛成であること。 |
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【5】 同居者全員に、猫アレルギーがないこと。 |
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【6】 金銭面に余裕があり、病院にも連れて行けるご家庭。 |
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【7】 石川県・富山県にお住まいのご家庭。 |
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【8】 ワクチン、不妊手術等必要経費の一部負担していただける方。 |
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【9】 最後まで愛情と責任を持って飼って下さる方。 |
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【10】 譲渡後も近況報告を して下さる方。 |
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このような方はお断りしています。
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営利目的とする悪徳業者 ●
賃貸契約にお住みの場合 |
猫の習性には、人間にとっての「問題行動」もあります。
全ての猫に問題行動が見られるわけではありませんが、 「猫を飼うことのデメリット」 も理解した上で猫を飼って下さい。
●猫の問題行動の例
・手足にじゃれついたり、あま咬みをして、結果、皮膚を傷つけることもある。
・鳴き声がうるさい。夜中に大騒ぎする。
・餌を食べ散らかす。がっつき食いをしては吐く。観葉植物や生け花を猫草代わりに食べては吐く。
・買い置きした餌の袋を食い破って食べ散らかす。
・人間の食べ物を盗み食いする。
・ひも・布・紙など、異物を食べる。
・家具や壁で爪を研ぐ。カーテンをよじ登る。高い所に登ってわざと物を落とす。
・新聞や雑誌、段ボール、障子紙などをボロボロに破り散らかす。
・トイレではない場所に排泄をする。マーキング(尿スプレー)をする。
・人間の隙をついて脱走する。自分で戸を開けたり、網戸を破って脱走する。 …などなど。
野外で保護された仔猫(捨て猫や野良猫の子)は、必ずと言っていいほど何らかの健康不安を抱えています。 体の表面にはノミ・ダニ・シラミが寄生し、おなかの中には回虫・条虫・コクシジウムと言った寄生虫や原虫、また猫風邪(猫ヘルペスウイルス、猫カリシウイルスなど)への感染も多いです。
私たちは、猫を保護したらすぐに病院に連れて行き、ノミダニシラミの駆除予防をし、寄生虫の駆除予防をします。 体内外の寄生虫については、駆除予防によく効くお薬がありますので、むやみに恐れる必要はありません。人間に感染することもないと言われています。(回虫などでは、稀に人間に感染した例があるそうです。)
しかし、寄生虫発生のサイクルのタイミングにより、3度以上の検便をしてようやく完全駆除ができることもあります。逆に、最初の検便で寄生虫が確認できなくても、3度目以上の検便で寄生虫が確認されることも稀ではありません。
また、コクシジウムは治療に2週間~1ヶ月という長い期間がかかります。
例え飼い猫が産んだ子であっても、その飼い猫が「屋外出入り自由」「放し飼い」の場合、母猫から子猫への感染のリスクもあります。 屋外で過ごしていた期間がある場合、そのリスクは前述の「野外で保護された仔猫」と変わりありません。
多くの子猫は、野外で保護されたリスクをものともせず、たくましく成長します。しかし、この子達が幼くして背負わされたリスクを理解し、健康に留意してくださることを、お約束いただけるご家庭に、この子達の未来を託したいと考えております。
●知っておいて欲しいこと
・野外で保護された猫を育てるに当たり、以下の事を覚悟し、十分気を付けてください。
・生後半年間は、便の状態に気をつけ、下痢や軟便、異物など異常を感じた場合には、すぐに便を持ってお医者様へ!
・目やにが多い、涙目、まぶたの腫れ、瞬膜の腫れ、クシャミ、鼻水を飛ばすなど、風邪の症状が現れたら、早めにお医者様へ!
・その他、異常を感じた場合には、お医者様へ・・・
保護猫の譲渡には、 「一度捨てられた命を、再び不幸な目に合わせることなく、必ず幸せにしたい」 という責任感を持っております。
善意の里親希望者様には誠に失礼ですが、猫たちが再び不幸になることを防ぐ目的で一定の条件を設けております。
私たちの思いは、 猫たちがこれからの一生を、幸せに暮らして欲しい という、ただひとつだけです。
そのため、譲渡までにいくつかの段階を踏み、書類の記名捺印取り交わし、譲渡後も連絡を取り合うという形を取っております。
以下に、おおまかに譲渡までの流れを書いておきます。状況によって、この通りではない場合もございます。
[1]里親募集の確認
当ページを良く読んで頂いた上で、現在も里親募集中かの確認のため、 まずは希望する猫の仮名を明記の上、 お問い合わせのメールをお送り下さい。
[2] アンケート回答
回答メールの案内に従い、里親申込アンケートにお答え下さい。
[3]不明点等のやり取り
お答え頂いたアンケート回答をもとに、不明点等のやりとりをメール(場合によっては電話)で行います。
双方の意思の食い違いがあった場合、 ご希望に添えないこともございます。
お話を進めていく中で、非常にプライベートな、立ち入ったことまでお伺いしております。
この「プライバシー保護」の現代で、驚き不快に思われることと思いますが、保護主としては信頼できる方に猫を託さねばなりませんので、訊き難いことも訊かねばなりません。どうかご了承下さい。
[4]お見合い
双方納得できましたら、猫と里親希望者様とのお見合いをします。預かり宅、または里親希望者様宅でのお見合いとなります。実際に猫に会ってみて、里親になるお気持ちに変わりないかを再度検討して頂きます。
[5] お試し
里親になる気持ちに変わりなければ、お試しとなります。お試しの日までに、飼育に必要な物をご準備下さい。
●飼育用品:餌入れ、水入れ、トイレ
●消耗品:餌(ドライフード・ウェットフード)、猫砂、ペットシーツ
※お試し中は、ケージの貸出しをしておりますので、お気軽にお申出下さい。
お試し開始日には、こちらから猫を連れて里親希望者様宅にお伺い致します。飼育環境を確認し、猫を飼う上でのアドバイスをしています。
お試しは 1~2週間程度 です。原則として、 お試し飼育中にかかる費用は、里親希望者様負担 となります。
[6]正式譲渡
猫が新しい環境に馴染み、人間も猫も双方大丈夫であれば、 譲渡 の運びとなります。生涯家族に迎える決意をされましたら、メールまたは電話にてご連絡下さい。
里親希望者様宅にお伺いし、双方合意の上 「譲渡誓約書」 を交わし晴れて 正式譲渡 となります。その際、双方身分証明書の提示をお願いしております。
里親様とは譲渡後も連絡を取り合い、猫のその後をお伺いしております。
里親様からは、半年に一度程度の近況報告をお願い致します。 特に、避妊去勢の手術の報告は必ずお願い致します。
また、 猫について困ったこと、悩んでいること、心配事などありましたら、ご相談にも乗らせて頂いております。
保護した者として「譲渡したらその後は知りません」ではあまりにも無責任ですし、猫の幸せの為に引き続きフォローをする事が大事であると考えております。
ご理解ご了承お願い致します。
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里親申込の方法
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里親希望の方は
こちら いくつかの質問の後、改めてこちらから「里親申し込みアンケート」を送らせていただきます。 |